
2日目の朝は広尾の山種美術館から。
「犬派?猫派?」展。
混んでる〜、暑い〜。

宗達のワンコからはじまり、その次の若冲のワンコがブっっっっサイクすぎて、応挙のタレント犬のようなワンコがキッラキラしてる。その次の長沢芦雪のワンコでキュン死寸前に追い込まれる。

写真はこのワンコしか撮れないけど、
山本はこれではないロセツワンコに
悩殺されました。

おなじみ竹内栖鳳の斑猫。

おなじみ竹内栖鳳の斑猫。
なんと沼津の八百屋さんの奥さんが飼ってた猫を、無理やり頼みこんで京につれかえったらしい。会場にモデルの猫の写真がある。これを見れただけで価値あるわーって思った、

さてさて、ここからは飛行機乗るまで上野で過ごしますよ。雨降ったのでキノコ〜〜🍄

さてさて、ここからは飛行機乗るまで上野で過ごしますよ。雨降ったのでキノコ〜〜🍄

上野の森美術館の「石川九楊」展。
前期展示の最終日。次の大河ドラマ「べらぼう」の題字を書いた人、ってくらいの知識できたけど、すごかった。源氏物語の世界が書によって表現される。これは書なのか??それすらもわからなかったけど、とんでもない世界を見たと思った。八海山のラベルの字も書くのですね。書家の仕事もいろいろあるのですねー。

上野の紫陽花も、6月終わりには微妙な色になっています。

この景色好きなんだよなー。近所にほしいわ。

デキリコ!突然バロックコスプレはじめたりする暑苦しさが嫌いではない(笑)形而上絵画についてもよい復習になった。

東京都美術館から東博へと。大きな木々がなんて気持ち良い、、

やっぱりきれい。

いつもの東博、ゆりの木で、いつもの小町御膳。え、、まず。なんで?
もしや時間帯?いつもは東京1日目にきて、早朝から動いてるからお昼は11時。今日は14時。作りおきでこんな味変わるの!?気をつけよう次回から。

ツバメやトンボのちいさーーいのがいっぱい飛んでた東博のお庭方面。

さて気を取り直して東洋館。

中国絵画のチェックにまいりましたよ!
7月からの浙派(せっぱ)も楽しみだ。

今回は中国の羅漢たち。

眉毛なっが!!

やっぱりなんか日本と違う(笑)

え、、、、うそっ李公麟!!!!
そんなのあるのですか東博!


リコーリンの十六羅漢図巻!

根津美術館で北宋絵画があった去年秋に、李公麟の幻の五馬図巻でたとかで大騒ぎになったあの!リコーリン!

根津美術館で北宋絵画があった去年秋に、李公麟の幻の五馬図巻でたとかで大騒ぎになったあの!リコーリン!

しかも誰もいない展示室で!

興奮してひっくり返りそうですよ。
しかも写真オッケー、泣けるー。

後漢時代1〜2世紀の画像石。

後漢時代1〜2世紀の画像石。
よーくがんばって彫ったなぁー。

それにしても外国人ばかりよね。


それにしても外国人ばかりよね。

表慶館が好きだから、いちようカルティエ展にも来ましたよー。

東洋館と違って混みっ混み(笑)

みんな宝石好きなんですねー。

カルティエと日本との関わり。

ほとんど自分は歩いてるだけ。
ビートたけし!うまっ!これだけでどこから見ても本人てわかる(笑)

内藤礼のアートもいちよう見にきましたよ。

内藤礼のアートもいちよう見にきましたよ。
まさか並んで入るとは。時間注意です。
アートの内容より、本館特別5室の空間全体が見られたことにうわーーって思ったw

自分にとっては特別展より本館の総合文化展のほうがよりスペシャル。近頃は。

自分にとっては特別展より本館の総合文化展のほうがよりスペシャル。近頃は。
うわー。河鍋暁斎の少々暑苦しい花鳥図。

大観の雨後。


大観の雨後。

前田青邨の「神輿振」(みこしぶり)

前田青邨の描く絵の構図、好きなんだよなー。おもしろいいつも。

鳥と人間シンクロやん(笑)

あーー、川に足つけたいー。

神輿の話題でいろんなとこで盛り上がり。

じいちゃんと孫もな。

狩野松栄の鳥の絵。うんなるほど微妙。
永徳生まれて良かったね狩野家。

狩野家二代目元信の「囲碁鑑爆図屏風」
元信には初代正信にはなかったのような
空間を奥へ導くビジョンあると思う。

その世界に自分も入っていきたいと思わせる勧誘系の絵だよなー。だからこそ狩野派の礎を築けたんだろうなー。

一緒に眺めてる気になったり

木陰で一緒にお茶しよかって思ったり

どこでも遊ぶ心得をもらったり。

おやおや、こちらは
遠目から見ても風が吹いている。

池大雅の、このすがすがしさ。

おいおいーどうしたー?


その世界に自分も入っていきたいと思わせる勧誘系の絵だよなー。だからこそ狩野派の礎を築けたんだろうなー。

一緒に眺めてる気になったり

木陰で一緒にお茶しよかって思ったり

どこでも遊ぶ心得をもらったり。

おやおや、こちらは
遠目から見ても風が吹いている。

池大雅の、このすがすがしさ。

おいおいーどうしたー?

渡辺玄対(わたなべげんたい)
「帰去来図」(ききょらいのず)
谷文晁と影響を与え合った人。中国詩人の陶淵明が官位を捨てて田舎暮らしを楽しむっていう、よく描かれたほんわか世界。

広瀬台山(ひろせたいざん)「青緑山水図」

広瀬台山(ひろせたいざん)「青緑山水図」
池大雅の門人に学んだ人なのだとか。
こういうの見ながらお酒飲みたい。

こちらは長谷川嵐渓(らんけい)の山水。
あーー自分も山水画か文人画ほしいなー。
買えるかなー。

時間ないからもう山水画出さないでー。いつまでも見ていたくなるから!あーー東博メンバーだから総合文化展は何度でも見られるけど、江戸の民じゃないから悲しい。

時間ないからもう山水画出さないでー。いつまでも見ていたくなるから!あーー東博メンバーだから総合文化展は何度でも見られるけど、江戸の民じゃないから悲しい。
こちらも陶淵明主題の武陵桃源図。
春木南溟(なんめい)作。

ん?となりには立派な屏風が、、、、
え、、、ゴ、ゴシュン!!!!


しかも妻や父を亡くして、大阪池田で復活を遂げていく時期の!

木々や大気がざわざわーっとしてる。

命のざわめき、大いなるざわめき。
それに包まれて呉春自身も再生できたの
だろうか。

パーツだけみるとフランス象徴主義の人が

パーツだけみるとフランス象徴主義の人が
描きそうな世界もあるな。


増山雪園(ましやま せつえん)雪斎の子
「四季花鳥画帖」

中国の沈南蘋風の花鳥画を愛する絵師らしいが、なんか魚独特でかわいいw

リスもどことなく愛嬌ある。

公余探勝図巻 上巻

中国の沈南蘋風の花鳥画を愛する絵師らしいが、なんか魚独特でかわいいw

リスもどことなく愛嬌ある。

公余探勝図巻 上巻
谷文晁
おおおおーこれ見たかったんだよなー!

公務の合間にこうやって各地の風景を谷文晁が描いてくれたことで、江戸時代の地方の宿場町とこのことがわかるんだもんなー。

感激ーーーー。

おっとー、木米まであるー。
風景は平等院鳳凰堂とか宇治橋だけど、人物は中国風ってやつ。


うわーー
つばきちんざん!!
雑花果蓏図(ざっかからず)

うれしすぎる😭
椿山先輩をこんなとこで拝めるとは!
しかも超ビッグサイズ!
時代的にみんなが沈南蘋(シンナンピン)いけてるぜーって真似てた時代に、信念をもって自分は違うと貫いた人。
椿山からしか伝わってこない味わいと香りが半端ない。
椿山の絵を目にすると、絵の力というか、絵を描けることのある種の怖さも感じる。

とりま、浮世絵もチェック。

とりま、浮世絵もチェック。
この縦長いいわー。
そもそも窓際ってのが好き。

最後はいつも、めっちゃ怒った顔がかわいいけど撮影禁止の広目天様にご挨拶にいくのだけど、そのついでに目玉のやつもチェック。

最後はいつも、めっちゃ怒った顔がかわいいけど撮影禁止の広目天様にご挨拶にいくのだけど、そのついでに目玉のやつもチェック。
立派すぎる厨子w

この愛染明王様がのワンルームみたいです。

ゆりの木が今日も美しいです。

公園の道閉鎖して工事してるなーって思ってたら、やすらぎの道みたいなのできてた。
雨の日でも歩けるようになったなぁ。

飛行機の時間ぎりぎりまで西洋美術館で過ごしますよー。写本展。


飛行機の時間ぎりぎりまで西洋美術館で過ごしますよー。写本展。

こういうチマチマ細かいの書いてたら
嬉しかったやろうなーw

この絵柄のマグネット買いましたー。

教会堂内がゴシックになってステンドグラスになったら、壁画とかいらないし、画家の仕事はかなり写本にシフトしたでしょーねー。

クワイヤーブックで昔は歌ってた。

大きな楽譜をみんなで見る。
いーっぱい4線譜の楽譜あって、いちいち音をとって歌ってみようとしてしまうのでもうやめてーw

お、急にイタリア風。

急に装飾がエレガントって思ったらフランスの写本。

風景が違うなーと思ったら、やっぱネーデルラント。さすが。

これを一枚ずつ手描きする喜びってすごいだろうなーーって思ったのでした。


お、急にイタリア風。

急に装飾がエレガントって思ったらフランスの写本。

風景が違うなーと思ったら、やっぱネーデルラント。さすが。

これを一枚ずつ手描きする喜びってすごいだろうなーーって思ったのでした。

さーてここからは西洋美術館の常設展ですよー。いつものイコンに挨拶してから小企画展の西洋版画を観に行きます!

おおおージェリコー!!

ルドーーン!

もう妖気が漂ってますよ、ルドン!

マネ先輩のカラスかわいいー🐦⬛
黒の決まり方が違う!

マネ先輩が手がけた挿絵のための版画

ロートレーック!

マネ先輩が手がけた挿絵のための版画

ロートレーック!
日本の筆の線を真似て、ジャポニスムしてるのがよくわかる作品。

ボナーーール!なんか版画になっても
ボナールはボナールやなって関心。


初展示品はチェック!
あ、キレいーと思って見てたら、ゴーギャンだったので2度びっくり。なんかいつもと違うね(笑)

うわーなんか独特ーーって近づく。

アクセリ・ガッレン・カレッラだって。
全然知らない人だけど、なんか素敵。
フィンランドを代表する画家なんだとか。

足早に駅まで歩いてモノレール。

この時間がとても切なくて、また江戸を目指してしまうのです。

バイバイ江戸!また8月に!アディオス!


足早に駅まで歩いてモノレール。

この時間がとても切なくて、また江戸を目指してしまうのです。

バイバイ江戸!また8月に!アディオス!

李公麟の五馬図巻、私も東洋館で数年前に見ました。写真も撮ったのですが、ピンボケで泣きました。
前田青邨の神輿ぶり、2011年にブログで紹介するなど、私も青邨の大ファンです。 ・・などなど、
いろいろ思い出しつつ、ユニークなレビューに、舌つづみでした。 キュン死!凄い表現 (´◡͐`)
終わりの夕景写真も、井上安治の版画みたいで、情感を盛り上げて、ENDとは憎いばかりです。
なかなか李公麟の話題に乗ってくれる人なんてまわりにいないので、めちゃくちゃ嬉しいです♪
ずいぶんと私もオタクの道に走ってるのだなぁと、徳島にいると気がつきますw
前田青邨いいですよねーーー!
縦長のお軸も素晴らしかったのに、
こうやってブログに残してないものだから、
どこでみたのかも記憶が無くなりそうです。
いっそのこと写真撮れる美術館専用のブログ
でも作ろうか迷います。
自分の記憶整理になるので☺️
安治!たしかに!
安治の景色くらいぽかーーんとした
抜け殻になりそうな夕景、というか
心情でした🐸