書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

蘇軾・宸奎閣碑(1091)

2006-09-18 07:09:23 | Weblog

盧山の高僧が仁宋から賜った詩を宸奎閣に収めたが、
後年、蘇軾が杭州の太子の時に請われて碑文にしたためたものである。
東福寺の開山聖一国師が宋拓を持ち帰っているが、
これも蘇軾の楷書としては最も信ずべきものとされている。
このような経緯で日本へ渡っている古拓は数知れない。
国宝級のものも多々ある。