とあるプロは、タックルの中で重要度が1番低い(1番最後)なのはリールと言うけれど
(コイツまだまだ使える)
(ハンドルは他のリールに移植しました)
1タックルの中ではそうかもしれない。
ところが、手持ちのタックル全ての中でと考えるとそうも言っていられない。
特にここ数年、主に出掛けるフィールドが琵琶湖からシャローレイクな西の湖、伊庭内湖になって、使うルアーも琵琶湖でやってた頃は使っていなかったようなものを使うようになり
益々「リールはなんでも良いわ」とはいかなくなった。
15年ほど前は、ほぼ琵琶湖でしか釣りをしていなかったので、巻くにしても撃つにしても右巻き(右利きです)で6.1〜64:1のギヤ比のリール数個を時期やロッドとの相性(バランス)などでローテーションさせていた。
(コイツまだまだ使える)
手持ちのロッドの本数に比べたらリールの数は半分かそれ以下だった。
ある時、同じマリーナでZPIのサポートを受けていたガイドさんにギヤ比7のリールを触らせてもらった。
「巻き取り早いでしょ?」と言われたけれど、正直あまり違いは感じなかった。
けれど、各社ギヤ比7と言うのを出し始めた頃
持っていたリールが壊れたので、ここは試しにとギヤ比7のリールを一つ購入。
当時は琵琶湖で流行っていた1ozテキサス(ヘビテキ)で使用した。
落とすのはどんなリールでも変わらないけれど
回収は早い方がいい。
特に打ち込んでいるところは水深4m前後なので
とっとと回収して次に撃ち込みたい。
体感として回収スピードが早いと分からなくても数字として早い(若しくは楽)である事は間違いないのでこの釣りに使用していた。
(ハンドルは他のリールに移植しました)
10年ほど前、またまたリールが壊れたのでもう一つギヤ比7のものを購入。
同時期に買ったロッドがかなりトルクのあるロッドだったこともあって魚をかけた後にリールを数回巻くと50アップが早々と浮いてくる感じがした。
「ギヤ比がハイスピードのせい?」とちょっとありがたみを感じた。
暫くして通う釣り場が西の湖、伊庭内湖になって、撃ちものの回転率を上げる為、左ハンドルを導入。
ギヤ比は各社ベイトフィネスリールが出揃った頃だったのでベイトフィネスリールでなくてもギヤ比8前後がラインナップされていた時期で、回収スピードや鈍臭い左手でのハンドルを巻く動作を補う為にギヤ比は7〜8の物に買い換えていった。
また、ベイトフィネスというのがリールへの理解を深めさせたというか
もっと快適に釣りする為に必要なタックルの1つである事を認識させたというか
スプールの重量及びそこに巻かれたラインの重量で快適に扱える(キャスト出来る)ルアーの重量が変わってくるって事を世に広めた。
なので、新品でリールを買うことがほとんどない自分は極力浅溝スプールのモノを探したり、
標準では深溝スプールでも社外品の浅溝スプールに交換された中古を買ったりする。
キャストフィールはピッチングなら遠心ブレーキが気持ちがいいし、キャスティングはやはり向かい風でもバックラッシュの確率が断然少ないマグネットブレーキが良い。
ちなみに巻き物系には昔から体に馴染んでいるギヤ比6で右ハンドルのマグネットブレーキに今は落ち着いている。
(一つだけS社のDC機を使ってるけど)
ギヤ比、スプール径、ハンドルの左右、ブレーキの種類、あとは形状や重量。
そこに琵琶湖でやっていた頃はラインは14 or 16lbのどちらかでやっていたけれど、今は8〜16lbを使い分けている。
そうすると数個のリールではローテーション出来ない。
気付けばリールが20個以上もある状態だ。
ここ数年、特に昨年は掛けた魚をよくバラした。
1番の原因は左ハンドル使用によりフッキングのモーションが小さく針が刺さりきっていないことだと思っている。
ここに来て改めて打ち物に右ハンドルを試してみようと思い、
先日購入した旧エリートIB7。
(その右が旧LTで左がSLC-IB8)
ピッチングの伸びを考えたら遠心ブレーキ。
だけれど無駄なバックラッシュを避けるにはマグネットブレーキ。
両方併せ持つIB。
しかも浅溝スプールに交換済みの中古。
これで如何にキャスト回数を減らさずに釣り出来るか?
色々策は考えているけれど、果たして僕はそんなに器用な人間だったかな?
極力タックルを増やさないようにと思い
潰しのきくロッドに移行しつつあるけれど、ロッドの特性で「この釣りにはこのロッド」
「このロッドでこのルアーやあのルアーも使おうかな?」とか思っても
各釣り、各ルアーにリールを合わせていくと
ロッドの汎用性に対してリールの適性が合わなかったりしてきてしまい、なんとかちょうど良いところに合わせていこうとすると
なんとなくギヤ比7のIB搭載のリールということになってしまった。
これで上手く色々使っていけたら もう少しタックルを減らされるんだけどなぁ。
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