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「気仙沼・打ち上げ漁船問題 市が保存案公表」について

2012-12-12 08:06:15 | 震災関係
先日の河北新報のニュースで鹿折に打ち上げられている漁船について市からの保存案が公表されていました。

【気仙沼・打ち上げ漁船問題 市が保存案公表】


宮城県気仙沼市鹿折地区の打ち上げ漁船「第18共徳丸」の取り扱いをめぐり、菅原茂市長と地元住民との意見交換会が9日、鹿折小であった。市側は「津波の脅威を伝承する震災遺構として保存したい」とする基本姿勢を強調。祈念公園で保存する場合のイメージを示した。
 菅原市長は「付近住民への配慮や長期保存の観点から、さや堂(上屋)で囲う検討が要る」と説明。上屋を建て公園として整備した場合の費用を9億~10億円、上屋を設けず周囲を高い樹木などで囲った場合でも4億~6億円掛かるとする試算を示し、2案の構想図をスクリーンで映した。
 ただし整備は「国の予算で行うことが条件」とし、総選挙後の新政権による震災遺構への政策なども見据え、結論を出す時期は「(船主との間で)年末までとしてきたが、年度内が一つのポイント」とした。また保存か撤去かの判断の際には、船主の意向や地元住民の理解、区画整理事業の進行状況なども条件とする。
 参加した約160人の住民からは「船がある地区住民は保存に反対しており、その意を尊重してほしい」「津波の教訓を後々まで伝えるため残すべきだ」「住民アンケートをしてほしい」など、さまざまな意見が出された。



樹木で囲い共徳丸を保存、公園化した場合のイメージ図案


津波の脅威を伝承する形とあれを思い出したくないという意見があり、双方が納得するのは難しいと思います。
でも、私は残すべきだと考えます。
なんでしょう、気仙沼市の復興テーマ「海と生きる」には必要な存在に感じます。
費用はかかるかもしれませんが、残していてほしい。
私はそう思います。