ネタがないわけでは、ありませんが
忘れないうちに書かなければならない小説が降りてきまして、
殴り書きですが、書かせていただきます。
久々の新作です。
毎週木曜日辺りにアップしていく予定ですので、
以後お見知りおきを…
直球100マイル
「来世でも巡り会えたらいいね」
「今が来世かもよ」そういうと彼女は笑ってタバコに火をつけた。
「そうだ。江戸時代に逢っていた気がする」
僕も笑ってタバコに火をつけた。
深く吸い込み、ゆっくりと煙を吐いた。
そして、泡が消えたビールをひとくち呑んだ。
「今度は月の裏側で告白する、そして、OKの返事をもらうから」
冗談混じりに言ったけど、『今度は』という言葉はあえて選んだ。
これで最後となり、全てが過去になるのだから
沈黙はなく、途切れることなく話し続けたけど、時間が過ぎていくのが
すごく惜しく感じた。
でも、自分が選んだ道なんだ。
季節の代わりを知らせる風が夜に届いた。
今年の春は過ぎていくのだ。あの娘も同時に僕から過ぎていった。
忘れないうちに書かなければならない小説が降りてきまして、
殴り書きですが、書かせていただきます。
久々の新作です。
毎週木曜日辺りにアップしていく予定ですので、
以後お見知りおきを…
直球100マイル
「来世でも巡り会えたらいいね」
「今が来世かもよ」そういうと彼女は笑ってタバコに火をつけた。
「そうだ。江戸時代に逢っていた気がする」
僕も笑ってタバコに火をつけた。
深く吸い込み、ゆっくりと煙を吐いた。
そして、泡が消えたビールをひとくち呑んだ。
「今度は月の裏側で告白する、そして、OKの返事をもらうから」
冗談混じりに言ったけど、『今度は』という言葉はあえて選んだ。
これで最後となり、全てが過去になるのだから
沈黙はなく、途切れることなく話し続けたけど、時間が過ぎていくのが
すごく惜しく感じた。
でも、自分が選んだ道なんだ。
季節の代わりを知らせる風が夜に届いた。
今年の春は過ぎていくのだ。あの娘も同時に僕から過ぎていった。
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