はやぶさ2が探査したリュウグウの岩石の
組成についての詳しい論文が発表されました
リュウグウ上で最も始原的な岩塊を発見
原題:Anomalously porous boulders on (162173)
Ryugu as primordial materials from its parent body
1 .概要
「はやぶさ2」の小惑星リュウグウへの
接近運用中に取得された中間赤外カメラ(TIR)
および光学航法カメラ (ONC)の高解像度画像の
解析から、水に浮くほど軽い超高空隙率の
岩塊が発見されました。
リュウグウは初期の太陽系内でダストが
集まったフワフワとした微惑星と呼ばれる
天体が熱進化・圧縮等を経て、その後の
衝突で壊された物質が再集積した天体だと
思われています。
一方で、微惑星はまだ誰も見たことがなく、
本当に存在したのか、どのような姿であったかは
惑星形成過程の最大の課題の一つです。
今回の研究で発見した岩塊は、太陽系内の
惑星誕生のきっかけとなった微惑星の姿を
最も色濃く残している物質であると考えられます。
また、「はやぶさ2」搭載の全ての
科学観測機器のデータを総動員してリュウグウ
表面を調べると、超高空隙率岩塊と同様の
物質の破片がリュウグウ表面に全球的に
分布しており、「はやぶさ2」のリュウグウ
採取試料にも一部含まれている可能性が
あることが分かりました。
成り立ちについてわかりやすく図示したもの
今回発見した超高空隙率で最も始原的な
物質を採取試料から見つけ出せれば、
リュウグウ母天体の形成・進化史を
明らかにするのみならず、微惑星形成と
いう太陽系形成過程の初期段階を実証する
ことに繋がると期待できます。引用ここまで
本文は当サイトには専門的すぎるので
割愛しますが特に重要な点は
小惑星リュウグウは表面の大部分が岩塊ですが
その岩塊の多くが水に浮くほど低密度で始原的な
組成だと判明した点でしょう
以下の様に発表されています
熱慣性が低いことが明らかになっています。
岩塊の「熱慣性が低い」ということは
「空隙率が高い」もしくは「密度が低い」と
言い換えることができ、推定されているリュウグウ
上の岩塊の空隙率は30-50%です
(Grott et al., 2019; Sugita et al., 2019; Okada et al., 2020)。
●熱慣性(惑星表面の温めやすさ、冷めやすさの指標
この数値が低いほど断熱性が強く、昼間に温まりやすく
、夜間に冷えやすい)
●空隙率(くうげきりつ)土壌や岩石などに
含まれる隙間の体積割合
土星の平均密度は水の0.7倍程度なので
浮かべられる程に巨大なプールを仮定すれば
水に浮くという話は有名ですが 固体である
リュウグウもほとんどが 今回判明した密度が
低い岩塊で構成されているのなら ひょっとすると
水に浮くなんて可能性も出てくるかもしれませんね
と ここまでは堅い話でしたがJAXAも
ちょっとおもしろい企画を打ち出しました
それが"地球見守隊ジャクサー"なんだZE!!☆~
これオタが作ったパロディーではありません JAXA公式です!
動画公開されてますがちょっとキャプチャーで
見てみましょう
これは 活動中の地球観測衛星 #だいち #しきさい
#しずく #いぶき の四つの衛星の機能を
なかなかうまく擬人化し 更に戦隊風味にしたものです
こうしたわかりやすいプロモは けっこう効果がある
と思いますね
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