群馬県太田市にある太田市美術館・図書館。
太田駅の目の前にあるお洒落な建物です。
平田晃久さん設計のこの建物は、中が螺旋構造になっていて、ゆるやかなスロープで上の階に行けるようになっています。
同じ建物の中に図書館と美術館が入っていて、図書館スペースはその中で、美術館スペースもその中で螺旋構造になっています。
今回その美術館スペースで開催されているのが「2020年のさざえ堂ー現代の螺旋と100枚の絵」です。
実は太田市には「曹源寺さざえ堂」という1798年建立の建物があるそうで・・・。
(初めて知りました。)
その建物と太田市美術館・図書館の建物からインスピレーションを得て、展示が行われているのだとか。
まずは1階の展示室から始まります。
作品は1番から112番まであり、順番通りに観ていこうとすると、展示室の中でも螺旋状に動くようになっています。
1階展示室の入り口にあるのは三瀬夏之介さんの作品。
三瀬さんは日本画家とのことですが、立体的な作品も取り入れて、インスタレーションのような感じになっています。
独特の世界観にすごく引き込まれました。
高橋大輔さんの独特のタッチの絵をぐるっと観てくると、また最後に三瀬さんの作品。
このカオスな感じ。かなり好きです。
そして細かく観ていくと、本当に美しいんです。
1階の展示室を出て、2階に向かうスロープには蓮沼執太さんの作品。
蓮沼さんが採集した「音」が展示されているのです。
太田市美術館・図書館で採集した音と、曹源寺さざえ堂で採集された音。
曹源寺さざえ堂で音を採集している映像もあります。
この映像をずっと観ていると、この美術館で音を採集している蓮沼さんの姿を想像してしまって・・・。
さざえ堂の音とのギャップが面白いなと思いました。
さざえ堂は下が床なのですが、美術館は絨毯だから、今聴いている音とは違うんだろうなとか。
蓮沼さんは2018年に銀座の資生堂ギャラリーで展示をされていて、そのときの楽器の上を歩く体験が強烈に印象に残っていて・・・。
また蓮沼さんの作品に出会うことができて嬉しいです。
2階の展示室はこれまたびっくりの仕掛け。
白い小さい部屋に高橋さんの絵。
実は2階は迷路のような造りになっていて、ドアを開けるとまた次の空間につながっています。
こういう部屋が何度も続くと、自分がどこにいるのかだんだんと分からなくなってきます。
絵の世界に迷い込んでしまったよう・・・。
こちら、飾られている絵は高橋大輔さんの作品、空間デザインは持田敦子さんです。
「空間のゆらぎ」とありましたが、まさに感覚が揺らぎます。
この部屋では高橋さんの作品もあえて抽象的なものを展示しているそうです。
ちなみにこの部屋、自力での脱出はほぼ不可能なので、入り口で係の方が脱出方法を教えてくれます。
細部にまでこだわりが感じられる素晴らしい展覧会でした。
5月10日までなので、会期中にまた来たいです。
太田駅の目の前にあるお洒落な建物です。
平田晃久さん設計のこの建物は、中が螺旋構造になっていて、ゆるやかなスロープで上の階に行けるようになっています。
同じ建物の中に図書館と美術館が入っていて、図書館スペースはその中で、美術館スペースもその中で螺旋構造になっています。
今回その美術館スペースで開催されているのが「2020年のさざえ堂ー現代の螺旋と100枚の絵」です。
実は太田市には「曹源寺さざえ堂」という1798年建立の建物があるそうで・・・。
(初めて知りました。)
その建物と太田市美術館・図書館の建物からインスピレーションを得て、展示が行われているのだとか。
まずは1階の展示室から始まります。
作品は1番から112番まであり、順番通りに観ていこうとすると、展示室の中でも螺旋状に動くようになっています。
1階展示室の入り口にあるのは三瀬夏之介さんの作品。
三瀬さんは日本画家とのことですが、立体的な作品も取り入れて、インスタレーションのような感じになっています。
独特の世界観にすごく引き込まれました。
高橋大輔さんの独特のタッチの絵をぐるっと観てくると、また最後に三瀬さんの作品。
このカオスな感じ。かなり好きです。
そして細かく観ていくと、本当に美しいんです。
1階の展示室を出て、2階に向かうスロープには蓮沼執太さんの作品。
蓮沼さんが採集した「音」が展示されているのです。
太田市美術館・図書館で採集した音と、曹源寺さざえ堂で採集された音。
曹源寺さざえ堂で音を採集している映像もあります。
この映像をずっと観ていると、この美術館で音を採集している蓮沼さんの姿を想像してしまって・・・。
さざえ堂の音とのギャップが面白いなと思いました。
さざえ堂は下が床なのですが、美術館は絨毯だから、今聴いている音とは違うんだろうなとか。
蓮沼さんは2018年に銀座の資生堂ギャラリーで展示をされていて、そのときの楽器の上を歩く体験が強烈に印象に残っていて・・・。
また蓮沼さんの作品に出会うことができて嬉しいです。
2階の展示室はこれまたびっくりの仕掛け。
白い小さい部屋に高橋さんの絵。
実は2階は迷路のような造りになっていて、ドアを開けるとまた次の空間につながっています。
こういう部屋が何度も続くと、自分がどこにいるのかだんだんと分からなくなってきます。
絵の世界に迷い込んでしまったよう・・・。
こちら、飾られている絵は高橋大輔さんの作品、空間デザインは持田敦子さんです。
「空間のゆらぎ」とありましたが、まさに感覚が揺らぎます。
この部屋では高橋さんの作品もあえて抽象的なものを展示しているそうです。
ちなみにこの部屋、自力での脱出はほぼ不可能なので、入り口で係の方が脱出方法を教えてくれます。
細部にまでこだわりが感じられる素晴らしい展覧会でした。
5月10日までなので、会期中にまた来たいです。