日本最古の本格的仏教寺院で、
蘇我氏の氏寺である飛鳥寺は、
法興寺、元興寺と別名を持つ寺。
蘇我馬子の発願により建立されました。
物部守屋との戦の際、馬子は勝利を祈願し、
飛鳥の地に寺を建てることにしたといいます。
(同じように勝利を祈願し、建てられた寺が聖徳太子の法隆寺になります。)
寺の中心的存在である仏舎利を祀る塔がまず完成し、
他の堂宇は長い年月をかけて徐々に完成したといわれています。
その後、平城京遷都で飛鳥寺を移転。
元興寺(がんごうじ)と名を改めますが、
飛鳥寺もそのまま残り、本元興寺と呼ばれます。
ここの目玉はやはり、本尊の釈迦如来像(飛鳥大仏)
アーモンド形の目をもつ独特の大仏です。
渡来系の仏師・鞍作止利(くらつくりのとり)の作。
叔母には日本最初の尼僧の一人、善信尼(司馬達等の娘・嶋)がいます。
頭部の上半分、左耳、左手の指の一部のみが作成当時のままとのこと。
1196年に雷で塔と金堂を焼失してしまいます。
現在の本堂は江戸末期に再建されたもので、創建当時の伽藍の面影は全くありません。
発掘調査の結果、現在の飛鳥寺本堂の建つ場所はまさしく、
馬子の建てた飛鳥寺中金堂の跡地であり、
本尊の飛鳥大仏は飛鳥時代と同じ場所に安置されていることが分かりました。
堂の焼失後、野ざらしにされていた時代もあった飛鳥大仏。
現在もそのまま、当時の位置にあり続けているのです。
感゜+o。p(゜'Д'゜)q。o+゜激
日本最古の仏舎利。
当初は塔に安置されていたもの。
ここ飛鳥寺はすごくサービス精神豊か!
拝観料を払い、本堂に入ると、
(たぶんある程度の人数になると)
お寺の方が飛鳥寺の歴史を語ってくれ、お経をあげてくれます。
さらに写真撮影OK!
ぁゎゎゎ((((( Д )))))驚!!!
本尊の写真を撮らせてくれるなんて、滅多にありません!
これは行って見る価値、大有り!!
一度、行ってみて
奈良県明日香村 飛鳥寺