今月のラインナップはこちら
ペテロの葬列は二年ほど前に読んでました…
なので今回は読んでません(笑)
読んだことを忘れて二度目借りることが1年に2冊ほどあります
物忘れしすぎです
星々たち
桜木紫乃作品は結構読んでいると思います。
塚本千春という主人公とその母、二回結婚する相手とその子ども・・・
そんな人たちの30年ほどのストーリが9話のオムニバスになっています。
お世辞にも幸せとはいえない・・・社会的弱者に近い主人公たちの
それぞれの話はどれも実話かもしれないと思わせる重みのある話です。
やがて主人公はいままでの出来事を詩にして出版・・・
小説にしようとするところで大事故にあう・・・
事故の後遺症をおいながらもそれは一冊の本になります。
その本のタイトルが星々たちという本です。
そしてなにも知らない娘が図書館司書になりその本を手に取る・・・
母とは知らずにその本を読む・・・桜木紫乃的女の一生という感じです。
デンジャラス
これまた好きな桐野夏生です。
どんな作品か知らずに手に取りましたが谷崎潤一郎と女性達という感じのストーリです。
谷崎潤一郎は細雪と春琴抄くらいしかよんだことがありませんが
この作品は細雪の次女幸子のモデルと言われる松子
細雪の三女・雪子のモデルといわれる、松子の妹、重子。
瘋癲老人日記の颯子のモデルといわれる、渡辺千萬子
この三人の女と谷崎潤一郎の話です。
それぞれの三人がそれぞれに谷崎潤一郎を愛しており
それぞれに嫉妬心を抱きながら生きている生活がつづられています。
谷崎と千萬子の300通に及ぶ往復書簡に嫉妬する主人公重子・・・
谷崎の作り上げた家族帝国が壊れていく様が桐野さんらしい表現でかかれておりとても面白く読めました。
サロメ
最近原田マハ作品結構攻めています。
オスカーワイルドが手がけたサロメ
そのサロメに挿絵をかいたのがオーブリー・ビアズリー
その姉のメイベルの視点から話がすすむ。
病弱できちんとした絵の勉強もしていないオーブリーが天才的な才能を持っていることに気づくメイベル。
オーブリーの絵を売り込み、やがてオスカーワイルドの挿絵をかくまでに認められた時
メイベルにオーブリーを憎む気持ちが出てくる・・・
この話も実在の人物が出てくるのでノンフィクションなのか・・・と思ってしまうけど
フィクションです。
暗幕のゲルニカ
これも原田マハの美術モノ
世界一有名な絵ともいえるゲルニカ・・・
この作品が描かれた経緯などしらなかったので興味深くよめました。
第二次世界大戦中に戦争反対の意をこめて書いてると思っていましたが全く違っていました。
2003年アメリカを中心とした連合軍がイラク空爆に踏み切る際、
ブッシュ政権のパウエル国務長官が国連安保理会議場のロビーで会見。
そのとき背景にあるべきゲルニカのタペストリーに暗幕が掛けられていたのが
暗幕のゲルニカ。
この事件も全く知りませんでした。
そして世界で一番動かすことのできない作品もゲルニカでどんな美術館でも借りることはできない。
そのゲルニカがニューヨーク近代美術館にあったこと・・・
なんぜそこにあり、そしてどうやってスペインに戻っているのか。。。。
その歴史が詳細に描かれ。。。
これも全部ノンフィクションなんじゃないかとおもいながら読みました。
現在部分のみフィクションということでしたが、
暗幕をかけられたことは事実で、原田マハの本はとても面白く
美術に疎くて関心の薄い私をも魅了してくれます。
また見かけたら借りようと思います。
怒り
吉田修一の作品は初めて読みます。
そして今読んでる途中。
映画を見に行こうと思っている間に公開がおわってしまい・・・小説で読むことにしました。
まだ上がおわりかけの部分ですが。。。
情景描写がとてもしやすい書き方で、主人公たちを想像しながら読めるので面白いです。
以上29年11月読んだ本でした。
ペテロの葬列は二年ほど前に読んでました…
なので今回は読んでません(笑)
読んだことを忘れて二度目借りることが1年に2冊ほどあります
物忘れしすぎです
星々たち
桜木紫乃作品は結構読んでいると思います。
塚本千春という主人公とその母、二回結婚する相手とその子ども・・・
そんな人たちの30年ほどのストーリが9話のオムニバスになっています。
お世辞にも幸せとはいえない・・・社会的弱者に近い主人公たちの
それぞれの話はどれも実話かもしれないと思わせる重みのある話です。
やがて主人公はいままでの出来事を詩にして出版・・・
小説にしようとするところで大事故にあう・・・
事故の後遺症をおいながらもそれは一冊の本になります。
その本のタイトルが星々たちという本です。
そしてなにも知らない娘が図書館司書になりその本を手に取る・・・
母とは知らずにその本を読む・・・桜木紫乃的女の一生という感じです。
デンジャラス
これまた好きな桐野夏生です。
どんな作品か知らずに手に取りましたが谷崎潤一郎と女性達という感じのストーリです。
谷崎潤一郎は細雪と春琴抄くらいしかよんだことがありませんが
この作品は細雪の次女幸子のモデルと言われる松子
細雪の三女・雪子のモデルといわれる、松子の妹、重子。
瘋癲老人日記の颯子のモデルといわれる、渡辺千萬子
この三人の女と谷崎潤一郎の話です。
それぞれの三人がそれぞれに谷崎潤一郎を愛しており
それぞれに嫉妬心を抱きながら生きている生活がつづられています。
谷崎と千萬子の300通に及ぶ往復書簡に嫉妬する主人公重子・・・
谷崎の作り上げた家族帝国が壊れていく様が桐野さんらしい表現でかかれておりとても面白く読めました。
サロメ
最近原田マハ作品結構攻めています。
オスカーワイルドが手がけたサロメ
そのサロメに挿絵をかいたのがオーブリー・ビアズリー
その姉のメイベルの視点から話がすすむ。
病弱できちんとした絵の勉強もしていないオーブリーが天才的な才能を持っていることに気づくメイベル。
オーブリーの絵を売り込み、やがてオスカーワイルドの挿絵をかくまでに認められた時
メイベルにオーブリーを憎む気持ちが出てくる・・・
この話も実在の人物が出てくるのでノンフィクションなのか・・・と思ってしまうけど
フィクションです。
暗幕のゲルニカ
これも原田マハの美術モノ
世界一有名な絵ともいえるゲルニカ・・・
この作品が描かれた経緯などしらなかったので興味深くよめました。
第二次世界大戦中に戦争反対の意をこめて書いてると思っていましたが全く違っていました。
2003年アメリカを中心とした連合軍がイラク空爆に踏み切る際、
ブッシュ政権のパウエル国務長官が国連安保理会議場のロビーで会見。
そのとき背景にあるべきゲルニカのタペストリーに暗幕が掛けられていたのが
暗幕のゲルニカ。
この事件も全く知りませんでした。
そして世界で一番動かすことのできない作品もゲルニカでどんな美術館でも借りることはできない。
そのゲルニカがニューヨーク近代美術館にあったこと・・・
なんぜそこにあり、そしてどうやってスペインに戻っているのか。。。。
その歴史が詳細に描かれ。。。
これも全部ノンフィクションなんじゃないかとおもいながら読みました。
現在部分のみフィクションということでしたが、
暗幕をかけられたことは事実で、原田マハの本はとても面白く
美術に疎くて関心の薄い私をも魅了してくれます。
また見かけたら借りようと思います。
怒り
吉田修一の作品は初めて読みます。
そして今読んでる途中。
映画を見に行こうと思っている間に公開がおわってしまい・・・小説で読むことにしました。
まだ上がおわりかけの部分ですが。。。
情景描写がとてもしやすい書き方で、主人公たちを想像しながら読めるので面白いです。
以上29年11月読んだ本でした。