何でこうなったか分からないけど…全9冊
2回に分けて書けるほどの書評能力がないのでまとめて覚書程度に…
六条御息所シリーズはとても面白く、3巻ではありますがあっという間に源氏物語を読むことができます。
私はあさきゆめみしを昔愛読した事もあり
↑年齢詐称疑惑持たれてます
六条御息所は身分も高く、教養も深く、プライドも高く・・・
自分が嫉妬してもひたすら耐えていたので・・・その精神が爆発して
光源氏の愛人の夕顔に生霊となって取り付いて殺してしまいます。
その後も正妻の葵の上にも生霊となって取り付きそれを源氏にも目撃される。。。。
その後葵の上も亡くなる。
そして自分は娘にくっついて伊勢へ。
沢山いる光源氏の女の中でもなかなかサイコな彼女の目線で語られる源氏物語です。
実は源氏物語が意外と好きで、過去いろんな人の読んでいますが、
さすがは林真理子。
沢山の歌はそのままに現代語訳でわかりやすくかかれ
昔の雅な生活をしのびつつ、こんな歌を即興で詠むことができるなんてすごい
古典が不得意だった菖蒲は思うのでした。
以前に林真理子の、この続きになる宇治十帖を読んでおり、全4巻ですが、さらさらと読めて、
現代語訳なのに平安時代が思い浮かぶような本でした。
源氏物語は登場人物の多さと、人物の関係の複雑さから時折頭を悩ませます・・・
そして話がうろ覚えになるのですが・・・
また数年後に振り返って読もうと思います。
次の話は垣谷美雨の小説。
タイトルからして面白そうな七十歳死亡法案可決
主人公は専業主婦の東洋子。
仕事しかしない、妻のことも何にも考えていない夫自己中の駄目夫。
東洋子のことを家政婦くらいにしか思っていないわがままな姑。
エリート思考が強く引きこもりの息子。
そんな我が家を嫌って出て行った娘。
そんな家族の崩壊を描きます。
年寄りが長生きしすぎる現代・・・70歳で死んでいけば社会保障は持ち直すかもしれない・・・
でも人道的観点から実現不可能ですが・・・読んでいて痛快でした。
あと2年で死ぬ姑を待ちつつ、自分も70歳まで近づいていくという葛藤が面白いですね。
30になると熟女、40で老婆という源氏物語から一転。長生きしてもいいことないなーと思わせる一冊。
60ぐらいで死ぬのが正解なのかも。
もう一冊垣谷美雨の作品。
夫の彼女
夫が浮気している・・・絶対浮気なんてできないと思っていた自分の夫・・・
でも探せば探すほど怪しい。
ついに相手に会って話をしようと思った時・・・夫の彼女と妻が入れ替わってしまう。
性格がまるで異なる2人が入れ替わってしまい・・・周りが困惑・・・
ますますくちゃくちゃになっていく家族や会社・・・
そしてこの2人は元に戻れるのか。。。。
コメディタッチで読みやすくそして楽しく読めました。
芥川賞受賞作影裏
主人公と元同僚と釣りの話。
その中で元同僚が互助会入ってくれと頼んでくる…
やがてその男は疾走してしまい、男の父親を訪ねる。父は男が隠していたという過去を許せないでいたー。
直木賞受賞作月の満ち欠け
生まれ変わってまた出会う…
何度でも生まれ変わる…そんなことあるだろうか?自分が死んでもまた出会いたいと思うような人に出会ってみたいものよ…
アキラとあきら
半沢にしろ花咲舞にしろ、銀行勤めの何が楽しいのだ?と思ってました。
本としては面白いけど、銀行に勤める喜びなんであるの?って。
この本を読んで銀行勤めの楽しさというか、喜びを感じるシーンが出てきて…
2人のあきらどっちも応援してしまうそんな話だった。大企業の、御曹司のあきらと、小さな会社を騙されるように倒産させた男の息子あきら。
2人の人生の交錯が描かれてる大作。因みにドラマになったはず。
劇場
基本的作風は火花とよく似ていて、主人公はまるでダメ男。
自分ではろくに仕事もせず、人気もなくウケない舞台に打ち込んでる男。女の家に転がり込んでヒモ生活を送る。彼女も舞台にあがることがあった。
しかし優しい彼女に甘え相手を思いやることもない。彼女が酒浸りになり地元に帰る。
彼女は少し元気になり荷物を引き取りにやってくる。
その時彼女に昔舞台でやった台本を見つけて読むのだった。
私は過去ろくな事がないのでダメ男に過敏でして、仕事しないだのヒモだの虫唾が走るくらい嫌いなのであんまり楽しめなかったな…
さて明日から11月。
何を読もうかなー
2回に分けて書けるほどの書評能力がないのでまとめて覚書程度に…
六条御息所シリーズはとても面白く、3巻ではありますがあっという間に源氏物語を読むことができます。
私はあさきゆめみしを昔愛読した事もあり
↑年齢詐称疑惑持たれてます
六条御息所は身分も高く、教養も深く、プライドも高く・・・
自分が嫉妬してもひたすら耐えていたので・・・その精神が爆発して
光源氏の愛人の夕顔に生霊となって取り付いて殺してしまいます。
その後も正妻の葵の上にも生霊となって取り付きそれを源氏にも目撃される。。。。
その後葵の上も亡くなる。
そして自分は娘にくっついて伊勢へ。
沢山いる光源氏の女の中でもなかなかサイコな彼女の目線で語られる源氏物語です。
実は源氏物語が意外と好きで、過去いろんな人の読んでいますが、
さすがは林真理子。
沢山の歌はそのままに現代語訳でわかりやすくかかれ
昔の雅な生活をしのびつつ、こんな歌を即興で詠むことができるなんてすごい
古典が不得意だった菖蒲は思うのでした。
以前に林真理子の、この続きになる宇治十帖を読んでおり、全4巻ですが、さらさらと読めて、
現代語訳なのに平安時代が思い浮かぶような本でした。
源氏物語は登場人物の多さと、人物の関係の複雑さから時折頭を悩ませます・・・
そして話がうろ覚えになるのですが・・・
また数年後に振り返って読もうと思います。
次の話は垣谷美雨の小説。
タイトルからして面白そうな七十歳死亡法案可決
主人公は専業主婦の東洋子。
仕事しかしない、妻のことも何にも考えていない夫自己中の駄目夫。
東洋子のことを家政婦くらいにしか思っていないわがままな姑。
エリート思考が強く引きこもりの息子。
そんな我が家を嫌って出て行った娘。
そんな家族の崩壊を描きます。
年寄りが長生きしすぎる現代・・・70歳で死んでいけば社会保障は持ち直すかもしれない・・・
でも人道的観点から実現不可能ですが・・・読んでいて痛快でした。
あと2年で死ぬ姑を待ちつつ、自分も70歳まで近づいていくという葛藤が面白いですね。
30になると熟女、40で老婆という源氏物語から一転。長生きしてもいいことないなーと思わせる一冊。
60ぐらいで死ぬのが正解なのかも。
もう一冊垣谷美雨の作品。
夫の彼女
夫が浮気している・・・絶対浮気なんてできないと思っていた自分の夫・・・
でも探せば探すほど怪しい。
ついに相手に会って話をしようと思った時・・・夫の彼女と妻が入れ替わってしまう。
性格がまるで異なる2人が入れ替わってしまい・・・周りが困惑・・・
ますますくちゃくちゃになっていく家族や会社・・・
そしてこの2人は元に戻れるのか。。。。
コメディタッチで読みやすくそして楽しく読めました。
芥川賞受賞作影裏
主人公と元同僚と釣りの話。
その中で元同僚が互助会入ってくれと頼んでくる…
やがてその男は疾走してしまい、男の父親を訪ねる。父は男が隠していたという過去を許せないでいたー。
直木賞受賞作月の満ち欠け
生まれ変わってまた出会う…
何度でも生まれ変わる…そんなことあるだろうか?自分が死んでもまた出会いたいと思うような人に出会ってみたいものよ…
アキラとあきら
半沢にしろ花咲舞にしろ、銀行勤めの何が楽しいのだ?と思ってました。
本としては面白いけど、銀行に勤める喜びなんであるの?って。
この本を読んで銀行勤めの楽しさというか、喜びを感じるシーンが出てきて…
2人のあきらどっちも応援してしまうそんな話だった。大企業の、御曹司のあきらと、小さな会社を騙されるように倒産させた男の息子あきら。
2人の人生の交錯が描かれてる大作。因みにドラマになったはず。
劇場
基本的作風は火花とよく似ていて、主人公はまるでダメ男。
自分ではろくに仕事もせず、人気もなくウケない舞台に打ち込んでる男。女の家に転がり込んでヒモ生活を送る。彼女も舞台にあがることがあった。
しかし優しい彼女に甘え相手を思いやることもない。彼女が酒浸りになり地元に帰る。
彼女は少し元気になり荷物を引き取りにやってくる。
その時彼女に昔舞台でやった台本を見つけて読むのだった。
私は過去ろくな事がないのでダメ男に過敏でして、仕事しないだのヒモだの虫唾が走るくらい嫌いなのであんまり楽しめなかったな…
さて明日から11月。
何を読もうかなー