あやか と しょうま のパパのブログ

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第5章の11(玄徳)

2016-01-01 19:09:09 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi06.html より引用

第五十一章

原文
道生之、徳畜之、物形之、器成之。
是以萬物、莫不尊道而貴徳。
道之尊徳之貴、夫莫之命而常自然。
故道生之、徳畜之、長之育之、亭之毒之、養之覆之。
生而不有、爲而不恃、長而不宰。是謂玄徳。

書き下し文
道これを生じ、徳これを蓄(やしな)い、
物これを形づくり、器これを成す。
ここを以(も)って万物、道を尊(たっと)びて徳を貴(たっと)ばざるはなし。
道の尊きと徳の貴きは、それこれを命ずるなくして常に自ら然り。
故に道これを生じ、徳これを蓄い、これを長じこれを育て、
これを亭(かた)めこれを毒(あつく)し、これを養いこれを覆う。
生ずるも而(しか)も有せず、為して而も恃(たの)まず、
長たるも而も宰(さい)せず。これを玄徳(げんとく)と謂う。

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万物は、道が生み徳が育てて、成長し活躍する。
それ故、万物は、道を父と敬い、徳を母と慕う。
あれこれ命令されずとも、万物には道の尊厳と徳の尊さが自然と分かるのだ。
だからこそ、道は生み徳は育てて、成長させ、成熟・充実させ、大切に守る。
生み出しても自分の所有物とせず、育てても頼りにせず、成長しても支配しない。
これを、玄徳と言う。

玄徳とは大自然の親心。子供を生み立派に育てても、見返りなど期待しない。
常に与える愛情のみである。信頼して見守っている。
まるで太陽のようではないか。

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