以下 http://mage8.com/magetan/roushi08.html より引用
第七十六章
原文
人之生也柔弱、其死也堅強。
萬物草木之生也柔脆、其死也枯槁。
故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。
是以兵強則不勝、木強則折。
強大處下、柔弱處上。
書き下し文
人の生まるるや柔弱(じゅうじゃく)、
その死するや堅強(けんきょう)なり。
万物草木(ばんぶつそうもく)の生まるるや柔脆(じゅうぜい)、
その死するや枯槁(ここう)なり。
故に堅強なる者は死の徒(と)にして、柔弱なる者は生の徒なり。
ここを以(も)って兵強ければ則(すなわ)ち勝たず、
木強ければ則ち折る。
強大なるは下(しも)に処(お)り、柔弱なるは上(かみ)に処る。
現代語訳
人の体は生まれてくるとき弱々しく柔らかいが、
死ぬと固く強ばってしまう。
草木やその他の生命も生まれてくるときは柔らかで脆くみえるが、
死ぬと固く干からびてぼろぼろになってしまう。
つまり固く強ばっている方が死に近く、
柔らかく弱々しい方が生に近いのだ。
だから軍隊がいくら強くとも力攻めでは勝てないし、
樹木に柔軟性がなければ簡単に折れてしまう。
このように強く大きなものこそ下にあり、
弱く柔らかいものこそが上にあるのだ。
****************************
1/28追記
柔らかく、しなやかだと、折れにくい。
固く緊張していると、折れやすい。
人は弱い、簡単に壊れてしまう。心も体も柔軟性が大切だ。
自分が弱いと知っていればこそ、しなやかに乗り越えられる。
だから、弱いことは恥ずかしいことではない。
自分が強いと威張り大きな態度をとるものは下座となり、
一見弱くても人と争わず、柔和で謙虚な人が上座となる。
これは天の法則であり自然なことだ。弱さこそは強さなのだ。
第七十六章
原文
人之生也柔弱、其死也堅強。
萬物草木之生也柔脆、其死也枯槁。
故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。
是以兵強則不勝、木強則折。
強大處下、柔弱處上。
書き下し文
人の生まるるや柔弱(じゅうじゃく)、
その死するや堅強(けんきょう)なり。
万物草木(ばんぶつそうもく)の生まるるや柔脆(じゅうぜい)、
その死するや枯槁(ここう)なり。
故に堅強なる者は死の徒(と)にして、柔弱なる者は生の徒なり。
ここを以(も)って兵強ければ則(すなわ)ち勝たず、
木強ければ則ち折る。
強大なるは下(しも)に処(お)り、柔弱なるは上(かみ)に処る。
現代語訳
人の体は生まれてくるとき弱々しく柔らかいが、
死ぬと固く強ばってしまう。
草木やその他の生命も生まれてくるときは柔らかで脆くみえるが、
死ぬと固く干からびてぼろぼろになってしまう。
つまり固く強ばっている方が死に近く、
柔らかく弱々しい方が生に近いのだ。
だから軍隊がいくら強くとも力攻めでは勝てないし、
樹木に柔軟性がなければ簡単に折れてしまう。
このように強く大きなものこそ下にあり、
弱く柔らかいものこそが上にあるのだ。
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1/28追記
柔らかく、しなやかだと、折れにくい。
固く緊張していると、折れやすい。
人は弱い、簡単に壊れてしまう。心も体も柔軟性が大切だ。
自分が弱いと知っていればこそ、しなやかに乗り越えられる。
だから、弱いことは恥ずかしいことではない。
自分が強いと威張り大きな態度をとるものは下座となり、
一見弱くても人と争わず、柔和で謙虚な人が上座となる。
これは天の法則であり自然なことだ。弱さこそは強さなのだ。