あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第5章の36(柔弱)

2016-01-27 21:48:34 | 老子
以下 http://mage8.com/magetan/roushi08.html より引用

第七十六章

原文
人之生也柔弱、其死也堅強。
萬物草木之生也柔脆、其死也枯槁。
故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。
是以兵強則不勝、木強則折。
強大處下、柔弱處上。

書き下し文
人の生まるるや柔弱(じゅうじゃく)、
その死するや堅強(けんきょう)なり。
万物草木(ばんぶつそうもく)の生まるるや柔脆(じゅうぜい)、
その死するや枯槁(ここう)なり。
故に堅強なる者は死の徒(と)にして、柔弱なる者は生の徒なり。
ここを以(も)って兵強ければ則(すなわ)ち勝たず、
木強ければ則ち折る。
強大なるは下(しも)に処(お)り、柔弱なるは上(かみ)に処る。

現代語訳
人の体は生まれてくるとき弱々しく柔らかいが、
死ぬと固く強ばってしまう。
草木やその他の生命も生まれてくるときは柔らかで脆くみえるが、
死ぬと固く干からびてぼろぼろになってしまう。
つまり固く強ばっている方が死に近く、
柔らかく弱々しい方が生に近いのだ。
だから軍隊がいくら強くとも力攻めでは勝てないし、
樹木に柔軟性がなければ簡単に折れてしまう。
このように強く大きなものこそ下にあり、
弱く柔らかいものこそが上にあるのだ。

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1/28追記
柔らかく、しなやかだと、折れにくい。
固く緊張していると、折れやすい。
人は弱い、簡単に壊れてしまう。心も体も柔軟性が大切だ。
自分が弱いと知っていればこそ、しなやかに乗り越えられる。
だから、弱いことは恥ずかしいことではない。
自分が強いと威張り大きな態度をとるものは下座となり、
一見弱くても人と争わず、柔和で謙虚な人が上座となる。
これは天の法則であり自然なことだ。弱さこそは強さなのだ。

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