東西富貴蘭会でゲットした「朱天童子」です
建国殿、金牡丹、黒牡丹などの高級品には目もくれず、最初から狙っていました
実生といえども、これらの木より数は少ない希少品種です
花芽が付いていますから、どんな花が咲くのか、楽しみですね
もしかしたら、 第14回彩と香の富貴蘭展示即売会 で彩香賞を受賞した「神楽坂」が咲くかもしれない個体なのです
ということが、落札してから判明
さらに解説を聞いたら、びっくり。常盤園から入手した「朱天王」を素に実生を繰り返して30年だそうです
初花は、どんな花が咲くにしても、大事に育てたいと思います。落札した木に「来歴」までくっ付いてきたのですから、お得でした
交換会に参加してこそ、こういった貴重な話を先輩に聞けるのですよ。みなさんもお近くの会場に出掛けてみてはいかがですか
ます。
2030000朱天童子(しゅてんどうじ)(実生)【風蘭】【月型付け、泥軸、赤根、赤花】「朱天王」をセルフ実生して葉尺の詰まった選別個体を「雷山」と命名。さらにそれをセルフして豆葉と呼べる個体を選別、グループ名「朱天童子」と命名した。丸弁に咲く個体は「神楽坂」と命名されている。2019年3月24日、第6回東西富貴蘭会交換会(伊藤守 氏)
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伊藤守さんの解説「先代の常盤園の親父が藤浦園芸(愛知県高浜市)の交換会へ『これが本当の朱天王だ』と言って、肉厚の朱天王を出品されました。その素一本の木をセルフ実生して葉尺の詰まった選別個体を雷山と命名。さらにそれをセルフして豆葉と呼べる個体を選別し、グループ名「朱天童子」として命名しました。これらの兄弟には丸弁に咲く個体もあり、「神楽坂」と命名した個体は人気があります。ここまで来るのに30年かかりました」
以下、伊藤守さん撮影
<朱天童子>