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東天紅

桃花の「東天紅(とうてんこう)」を入手しました

ベテランの趣味家にしてみれば「えっ、今さら」と笑われそうですよね。

千葉県産ですので、千葉の趣味家に株立ちを探してもらっていたのですが、なかなか見つからず。

依頼してから5カ月。やっと手元にやってきました。


超高級品の花もの富貴蘭ではありませんが


地元・神奈川の鈴木吉五郎さん(春及園)が増殖に努められたということで、ぜひとも育ててみたくなったのです。

同じ園から発信された「春及殿」はよく見かけるのですが「東天紅」は増えにくいのでしょうか。


この鉢は6本立ちですけど...


さて、東天紅の名前の由来です。上野の中華料理店「東天紅」からです...
ウソです

江戸時代のニワトリの鳴き声は「コケコッコー」ではなくて「トーテンコー」とだったそうです。

「東の天空が紅く染まる」夜明けにニワトリは鳴くということで、「東天紅」という漢字を当てて、ニワトリの鳴き声を表現していたそうです。江戸時代の人々はしゃれていますね。

この品種は「赤く染まる」から名付けたのでしょう。

吉五郎さんも粋な浜っ子だったようですね。


あしたは台風来るけどます。


4010000東天紅(とうてんこう)(千葉県産)【富貴蘭】【月型付け、薄い泥軸、薄い泥根、桃花】姫性の立ち葉でやや細葉。花は桃花で芯柱、花弁の一部、距を桃色に染める。故鈴木吉五郎さん(春及園)が枯死寸前の2芽を譲り受けて増殖した株が現在に至る。増えにくい品種という。1975年度日本富貴蘭会登録品種。2024年8月11日、関東富貴蘭会(F.H)

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