毎年決まった手順ながら、二日がかりで少しずつ煮炊きしたおせちをお重に詰め、ほっとした時、どんなに忙しくしていても、実は自分が一番楽しんでいることに気づく。「今年の黒豆は最高や」との主人の一言で「やった!」なんて・・
元旦は仕事だったけれど、帰って来るなり夢中になって重箱をつついている息子を見ても、作り甲斐があったと嬉しい。
田作り、花レンコン、叩きゴボウ、黒豆、なます、ねじり梅の人参、竹の子で亀の飾り切り、蒟蒻、小芋、高野豆腐、出汁巻き卵、有頭エビは焼いてみりんで香ばしく照りを出す。干し椎茸は自家製、小さなものを選んでことこと炊いた。
小さな鍋で少しずつ作るのは効率悪いけれど、昔のように大量に作ると捨てるものが増えてもったいない。かといって、出来合を買うことにどうしても抵抗がある。体が動く間は、自分の思うように作らせて頂こう。ただひとつの例外は棒鱈!これは必要な分だけ生協の出来合を買う。それに、にらみ鯛は食べる前に焼くことにした。その方がずっと旨いというわけ。
それに、主人と息子の好物の数の子。私はあまり好きじゃない。コレステロールが多いと聞いているので、ちょっとハラハラ・・食べ過ぎないようにと注意をする。息子が「これは何だ」とクワイの写真を指して聞いていたけれど、クワイだけは炊く気になれない。彼が見たこともない事は知っているけれど・・我が家でクワイの文化は絶えた。
穏やかにおせちを頂いて、テレビを見ていた間は良かったが、元旦のあまりの上天気に私が洗濯をして干し始めたら「正月からバタバタするな」と主人に叱られ、去年も同じシーンがあったことを思い出した。来年はどうだろう?やっぱり同じことをするのかな・・
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