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「綺麗だから行かないか」3連休で帰っていた息子に誘われて堤防を歩いた。
「前に此処に来たのはいつ頃だ」尋ねられたけれど忘れた。
何時も同じ所を歩いているのは、殆ど誰にも出会わないから気楽なのだ。ブログで自身を曝すことは、それは幾らかの恥ずかしさも伴ってついつい人目を避けたくなってしまう。
散り敷いた落ち葉を踏み踏み、青空の下少し強めの風に吹かれて歩いていると、対岸から単調な太鼓の音に交じって、切れ切れに音頭取りの声が聞こえて来た。そう言えば、「地域で祭りをします。踊りがあるから来てください。」というようなチラシを見た時、「懐かしいな・・」と思ったのだった。
このようなシチュエーションで味わうとは思ってもみなかったので歩を緩めた。川風に千切られても残る太鼓の音に耳を傾けつつ、木漏れ日の中をふわりふわりと歩いた。
「来て良かったよ。」息子に言った。
「また、来るといいよ。桜も紅葉も綺麗だから・・。」
時々は来よう思った。何人かの方に出会ったけれど、ちょっとしたおしゃべりも何気に楽しかったから・・。