かすかな金木犀の香りに振り向いた時 シオンの紫は野にたなびいて コスモスは風のように揺れていた 彼岸花は畦に並んだ大応援団 真っ赤な熱い血潮の応援団 それはほんのしばらくだけど・・ 秋にやさしく肌ふれられて 「涼しくなりましたね」 「ええ、楽になりましたね」 笑顔で声を掛けて行く ドングリ踏んでプッチッと砕けた ドングリ転がる坂道を、ぷちぷち鳴らして登り行く 鹿の悲鳴を挟みつつ・・