大阪Lover

徒然日記

うめこうじ

2015-08-28 10:30:46 | Weblog
関西圏以外の人には、なんのことやら判りませんね。
漢字で書くと「梅小路」です。京都にある地名です。
ここに、SL(蒸気機関車)を保存・展示した「梅小路蒸気機関車館」があります。ここのスゴイところは、ただ保存・展示してあるだけでなく、「動態保存」してある点。つまりここに保存されているSLは今でも動くのです(全部ではないみたいですが)。開館は1972年ですから、43年前ということになります。
俺も子供の頃、時々行ってました。当時は、大阪市の生野区という、市内の南の端に住んでいたので、京都までは大分遠かったんですが、母親が何度か連れてってくれました。
そんな思い出のある「梅小路蒸気機関車館」が、8月30日で閉館する、という話が飛び込んで来たのが、昨日のこと。
イヤ、知ってたんですよ、一旦閉館することは。
昨年、大阪・弁天町にあった「交通科学博物館」が閉館になった時、京都の梅小路も来年には一旦閉館して、リニューアルし「交通科学博物館」も合流するという話があったので。でも、その閉館が、あと3日に迫ってるとは!
「交通科学博物館」もそうでしたが、「梅小路」についても子供の頃に行って以来、40年ぐらい行っていない。所々薄っすらと記憶がある程度。でも、思い出・思い入れはたっぷりあります。そんな「梅小路」の旧館をもう一度この目に刻んでお別れしよう!と昨日思い立ちました。幸い今、夏休み中だし。天気も良いので躊躇する理由はありません!
最初に書いた通り、ここはSLを動態展示しており、1日に何度か乗ることも出来るみたいで、その一回目が11:00なのでそれに間に合わせるためには、遅くとも9:30には出ないと間に合わなさそうなんで、休みだと言うのに9:00に起きました。
地下鉄からJRを乗り継いで、久々の京都駅。そこから市バス205系統に乗って約10分。「梅小路公園」停留所を降りると、目の前にあります。
機関車館に向かう公園内に、京都市電の車両が飾られていました。実はこの京都市電、俺が小学校5年の時に廃止になったのです。が、その翌年、我々家族が広島に引っ越したら、広島市電として走っていたというエピソードがあります。


さて、蒸気機関車館。
建物は、旧二条駅を移築したものです。


やはりもうあと3日で閉館と言うことを聞きつけたのか、入場券を買う自販機の前には長蛇の列が出来ていました。
入館料は大人1人410円。結構安いです。なんでこんなに安いのか?入ってみてその理由が判りました。展示物が蒸気機関車しかなく、その数も20台ぐらいしかないのです。この辺り、子供の頃の記憶が曖昧で、もっと最近の電車とかも展示してあるのかと思ってたのですが、ほとんどありませんでした。(一両だけディーゼル車があった程度)
それでも、これだけの数の蒸気機関車が、一堂に会しているというのは、やはり圧巻です。


機関車のほとんどは、扇形の車庫に入っており、これを「扇形庫」と言うそうです。
その前には「転車台」があり、一定の間隔で、機関車を360度回して見せています。



そのちょっと奥に目をやれば、「SLスチーム号」と言うのが、これまた日に何度か、客を乗せて80メートルほどを走っているのです。これに乗ろうかと思ったのですが、その待ち列が、これまたハンパ無かったので、諦めました。



ズラリと並んだSLは、やはり圧巻です。



明治時代に製造された「義經号」も展示されていました。

あとは、建物の中で、ジオラマなんかがちょっとあるぐらい。



なぜか「はるか」の模型。

ここは、埼玉の「鉄博」や弁天町にあった「交博」とは違い、あくまで「SL」のための博物館なんですね。

冒頭に書いたように、来年にはこの地に、「交通科学博物館」が合流して、装いも新たにこの蒸気機関車館も復活するそう。
それまでの間、楽しみに待ちましょう。

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