大阪Lover

徒然日記

15回目の…

2010-01-17 00:15:49 | Weblog
今日も寒かったですね。俺はこの寒さのためかどうかは判りませんが、ちょっと風邪を引いたみたいです。今年の風邪は多くの人が喉から来るみたいですが、俺は鼻から来てます。なので時々呼吸が苦しい。点鼻薬が離せません。

さて1月17日になりましたね。この日は俺たち関西人には忘れられない、イヤ、忘れてはならない日なのです。
15年前の今日、あの日も今日のように寒い日でした。まだ夜が明けるかどうかという6時前。突然「ドーン!」という轟音とともに、激しい縦揺れ、そして横揺れ。どれぐらいその揺れが続いたのか?実際には長くてもほんの2-3分だったと思いますが、俺には何時間にも感じられました。世に言う「阪神淡路大震災」です。咄嗟にただ事ではないと察知した俺は、厚い掛け布団を頭まで被り、落ちてくるものから体を守りました。

暫くして揺れが治まった後、急いで知り合いの家に電話をかけまくりました。何軒かは繋がりましたが、ものの10分ぐらいで不通になったのを覚えています。
幸いウチはほとんど被害らしい被害はありませんでしたが、その後の惨状は皆さんご存知の通りです。
強靱な阪神高速が土台の根元から折れ曲がり崩壊、阪急伊丹駅がぺしゃんこに、そして、神戸のあちこちで火の手が上がっているシーンがTVニュースで報道されていました。一瞬何が起こっているのか、理解できませんでした。死者は6千人を超えました。ここでも幸いなことに、俺の身近な知り合いに亡くなられた方や、ケガをされた方はいらっしゃいませんでした。

俺はその当時、前年の夏、オーストラリアから帰国し、北摂にある実家にいました。まだ次の仕事が決まらず、アルバイトをしたりしていました。なので、暫くして落ち着いてから、西宮の方にボランティアにも行きました。
あれから15年、早いものです。

もう既に、被災者の人たちを除けば、多くの人の中では「阪神大震災」は過去のことになっているのかもしれません。それはそれで仕方のないことだと思います。俺だって、毎年1月17日の前後を除いては、ほとんど頭から消えているのですから。
だけど、やっぱり一年のうち1月17日の一日だけは、皆さんにも思い出していただきたいのです。15年前の今日、日本で、関西で、未曾有の大地震があったことを。
折しも、つい先日、中米のハイチでM7.2と言われる大地震がありました。ことほどさように、地震というものは、時間も場所も選んではくれません。今日、今すぐに、阪神大震災クラスの地震が日本を再度襲わないという保証はどこにもないのです。

日本では毎年9月1日が「防災の日」とされていますが、その元となった「関東大震災」はもうほとんどの人が知らない遠い昔の出来事となりました。ですが「阪神」はまだたった15年前のことです。まだまだ人々の記憶の中から風化させてはいけないと思います。

いつもの俺らしくなく、固い内容の日記になってしまいました。でも今日だけは許してくださいね。地震のことを一人でも多くの人に思い出してもらうことが、小なりとも震災を経験した俺の務めだと思っていますから。

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