大阪Lover

徒然日記

JAPAN WAY

2015-11-02 17:22:46 | Weblog
スポーツの話題。

タイトル、今更説明するまでも無いでしょうが、ラグビーワールドカップ(RWC)2015で、エディ・ジョーンズヘッドコーチ率いる日本代表が実践した、「日本の流儀」とでも言う戦略のこと。世界的に見て、決して体の大きくない日本(人)が、いかにして強国と渡り合って行くか。今大会それを見事に体現してくれました。
そんなRWC2015は、世界ランク1位の強豪NZ代表(ALL BLACKS)が、同2位のオーストラリア代表(Wallabies)を下し、2連覇を達成しました。大会2連覇は史上初。そして3度目の優勝も史上初です。
今回のベスト4は、NZ、オーストラリア、南ア、アルゼンチンの4ヶ国。この中で優勝経験の無い国はアルゼンチンだけですが、アルゼンチンは、前々回2007年大会にもベスト4に入っている隠れた強豪国なのです。この中に、日本代表が食い込むのは至難の技です。しかしながら今大会で、日本代表にその潜在能力が十分あることは実証されました。あとは2019年に向けて、今迄以上の弛まぬ努力を継続することですね。

ご存知の通り、今回の日本代表の活躍は、世界中が認めて絶賛しています。現にファン投票で選ぶ「ワールドカップ最高の瞬間」部門で、日本代表が強豪国南ア代表(スプリングボクス)を破った試合が選出されました。そして、「ドリーム15」には日本から五郎丸選手が選ばれたとのこと。日本のラグビーは着実に前進しています。

さて、ラグビー以外のスポーツの話。
欧米の列強に混じり、近年堂々と渡り合っている日本人プレーヤーと言えば、プロテニスプレーヤーの錦織圭選手。今年も上半期で3勝を挙げ、いよいよGS優勝か?と期待値は高まりましたが、ウインブルドン以降、度重なるケガの影響で早期敗退が続いたのは非常に残念でした。それでも、11/2時点の世界ランクは7位。そして去年に引き続き今年も、ポイント上位8選手のみに出場権が与えられる、ATPツアーファイナルへの出場を確定しました。その前に、GSに次ぐカテゴリーのパリマスターズがあるので、そこから上げて行ってもらって、最終戦で今年下半期の鬱憤を晴らす、大暴れをして欲しいものです。

次に体操。
世界選手権で個人総合5連覇中の内村航平選手。今年は団体戦で悲願の金メダルを獲得。これは「体操王国ニッポン」と言われていた1978年大会以来、実に37年ぶりの優勝となりました。この試合、エースの内村選手は、得意の鉄棒で離れ技からまさかの落下。それでも開催国のイギリスを僅差で抑え、逃げ切りました。
彼の体操は「美しさ」を追求する体操。そして分業化が進む現代の体操界にあって、「全ての種目に平均的にトップの結果を出してこそ、真の王者」という明確な基準があります。
内村選手は、個人総合でも金。これで前人未到の大会6連覇です。種目別でも鉄棒で優勝を果たし、盤石の3冠。体操世界選手権での金メダル10個は史上最多、銀、銅を合わせると19個。これに五輪で獲得した全てのメダルを合わせると24個。これは往年の名選手である監物永三氏と並んで、史上最多。来年のリオ五輪がまた楽しみになりました。

そして卓球。
仙台で開かれていた、ワールドカップで、日本のエース石川佳純が、堂々の銀メダル。決勝では中国の強豪選手に敗れて優勝は逃したものの、日本人選手初のファイナリストは本当にお見事!これまでは卓球と言えば「愛ちゃん」こと福原愛選手がクローズアップされてきましたが、石川選手のみならず、既にその下の平野美宇選手など、有望な人材逸材がゴロゴロ。日本女子卓球界の、層の厚さを感じます。

代表的な競技しか拾って来ませんでしたが、日本人の競技力向上が見受けられるスポーツが増えてきたことは、素直に嬉しい。けれども、例えば男子サッカーのように、一時期の勢いが薄れて来ている競技もある。柔道(男女とも)なんかもそうかな。まぁ、周りが強くなったとも言えるし、日本が強くなればマークされるのは当然だけど、真の強豪(国)と言うのは、それをかいくぐってトップに立つもの。サッカーだって柔道だって、まだ落ちぶれたワケでもないし、女子バレーボールのように、まさに「火の鳥」のごとく蘇った競技もある(その点、男子はまだまだ)。来年のリオ五輪、その次の東京五輪目指して、益々日本のスポーツが強くなってくれることを期待したいと思います。

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