
神田日勝記念美術館で「牛馬は何を語るのか?」を見に。
日勝が、美術史がどのように牛馬を表現しているのか、説明が面白かった。
宮下規久朗『モチーフで読む美術史』によると、戦争で馬が使われるようになってから、英雄や偉人の騎馬像や絵画ができ、威厳、権力の象徴となった(ちなみに牛は神聖視された)。しかし日勝が見る馬は開拓農家の現実。
第2章の『生活のなかの牛馬」にある『開拓の馬』は北鹿追神社に奉納されていたものだそう。制作された1966年は冷害の年だった。似た作品が2つあるなぁと思うのはそういう理由だったのか。
第3章「抽象表現と牛馬」。初期は尻尾が垂れて雌雄がわからなかったが、鮮やかな色調になった中期はわかるようになっているというのも初めて知った。
日勝以外の牛馬の作品が楽しい!!
岸本裕躬『駄馬市の周旋』(1960)は馬市場。当時は荷馬車の市場である。
與志崎朗『花嫁の橇』は、まさに「馬橇の花嫁」の時代の絵画なのだけど、花嫁は頭に月桂冠らしきものを載せている。
馬がかっこいい!
斎藤吾朗『色丹島のコサック少女』は、赤い民族着を着た少女が馬に乗っているのだげと、その馬がトロッターくらいの大きさ。
日勝が、美術史がどのように牛馬を表現しているのか、説明が面白かった。
宮下規久朗『モチーフで読む美術史』によると、戦争で馬が使われるようになってから、英雄や偉人の騎馬像や絵画ができ、威厳、権力の象徴となった(ちなみに牛は神聖視された)。しかし日勝が見る馬は開拓農家の現実。
第2章の『生活のなかの牛馬」にある『開拓の馬』は北鹿追神社に奉納されていたものだそう。制作された1966年は冷害の年だった。似た作品が2つあるなぁと思うのはそういう理由だったのか。
第3章「抽象表現と牛馬」。初期は尻尾が垂れて雌雄がわからなかったが、鮮やかな色調になった中期はわかるようになっているというのも初めて知った。
日勝以外の牛馬の作品が楽しい!!
岸本裕躬『駄馬市の周旋』(1960)は馬市場。当時は荷馬車の市場である。
與志崎朗『花嫁の橇』は、まさに「馬橇の花嫁」の時代の絵画なのだけど、花嫁は頭に月桂冠らしきものを載せている。
馬がかっこいい!
斎藤吾朗『色丹島のコサック少女』は、赤い民族着を着た少女が馬に乗っているのだげと、その馬がトロッターくらいの大きさ。
と、覚書状態のブログ笑
馬文化を絵画で知るのもおもしろい。