時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

家の門を出たら、そこに売れっ子アイドルがいた!

2016年04月09日 | 懐かしい系、あれこれ

以前私が住んでた家で、ある朝出勤しようと(もしかしたら学生時代だったかも)私が家の門を出たら、そこに当時売れっ子アイドルだった女性が立っていたことがあった。

 

今でもその女性は、たまにテレビに出ており、結婚し子供を産んだその女性は、誰もがそうであるように年齢を重ね、さすがに今ではアイドルという感じではない。

当時、好感度抜群だったその女性は今は大人の女性として、手堅い人気を保ち、マイペースでテレビの仕事を主婦業と両立させているようだ。

 

 

その日、私はいつものように起き、いつものように出勤の準備をし、いつものように家の門を出た。

すると、家の前の道に何人かの人たちがいて、ある女性の周りには、その女性を取り囲むように数人の人が立っていた。

 

その道は普段はそんなに人だかりができるような道ではなく、あたりには民家や寮があった。

その道が普段あまり人だかりがないのは、その道は、私の家の前で行き止まりになっており、どこかへ通り抜けることができない道だったからだ。

 

その日、門を出て、その何人かの人だかりができているのを見て、「あれ?今日はどうしたんだろう」とか「なんで、こんな場所に人だかりが出来てるんだろう」などと思いながら、その人だかりの中を突っ切るように歩き、あるところに数人に囲まれている女性を何気に私が見たら・・・

 

あら?ギョギョ魚??

 

見たことがある顔。ただし、当然面識はないし、会ったこともない女性。

だが、私のほうは一方的にその女性を知っている。

その女性が私のことなど知る由もないということも、私は分かっている。

 

それもそのはず、その女性は、その当時売れっ子だった女性アイドルのNさんだった!

 

Nさんを取り囲んでいる数人の人たちの、少なくても1人はメイクの人だった。

というのは、その時Nさんは、立って、メイクの人にメイクをなおされていたようだったから。

 

そして、あたりには、バッグや小道具を持っている、ラフな格好の人たちがいた。

その中には、レフ板(れふばん)と呼ばれる、ドラマや映画などの撮影で、被写体に光を反射させる板を持っている人もいた。

アイドルとレフ板。これで、わかったのだが、どうやらドラマかCMか何かの撮影のロケをここでやっていたのだ。

 

しかし、なんでまたあんな、特徴のない目立たないところで・・・。

 

その場所って、そんなに絵になる光景の場所とも思えない場所だったのだが・・。

 

まあ、ドラマにせよCMにせよ、コンテの内容によっては、様々な場所が必要になる。

スタッフの誰かが、この場所を知っていて、この場所を選んだのだろう。

 

で、選ばれた場所が、たまたま私の家の前だった・・・というわけだ。

 

 

いやあ、びっくりした。

 

スタッフたちの間を突っ切るように歩きだした私だったが(そうしないと、駅にはたどりつけないので)、一瞬Nさんと目が合った。

これだけは忘れない。

 

 

Nさんは、数えきれないほどのロケ地で撮影をしてきているだろうから、私の家の前で撮影をやったことなんて覚えていないだろう。

もうだいぶ前のことでもあるし。

 

ましてや、一瞬、通行人である私と目が合ったなんて、まったく覚えていないはずだ。

 

だが・・・私にとっては、日常の中にいきなり虚構の(?)華やかな世界が現れたわけだから、けっこうびっくりしたし、今でもこうやって覚えているわけだ。

日常も日常・・・なにしろ、我が家の前だったのだから。

 

それ以来・・・Nさんに対して、「この人、私の家の前にいたんだよなあ」なんて思うと、ちょっと親近感を持ったのを覚えている。

なので、今でもたまにNさんの姿をテレビで見ると、その時のことを思いだす。

 

 

ちなみに、当時私が住んでいた家は、もうない。

 

建っている建物だけでなく、地形も変えられてしまった。

 

私ももう、そこにはいない。 心の一部だけは、そこに残してあるにしろ。

 

 

 

 


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