時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

「ある意味」という言い方

2007年12月22日 | 日々の、あれこれ
最近、「ある意味・・」と前置きした上で会話をする光景をよく見かける。

例えば「ある意味、それは素敵だね」とか「ある意味、いいよね」とか。
そういう会話を聞いてると、「なるほどね」と納得する場合もあるんだけど、たまにひっかかるものを感じることもある。

時にはすごく苦しまぎれの言い方にも聞こえることもある。
ヘタしたら、否定まじりのニュアンスも感じることがある。
なぐさめの言葉を言おうとしても、その言葉をつけたばかりに「なぐさめ」になっていないことがある。
そんな場合は、逆効果になっている。

なのだが、ふとしたはずみで自分自身も使ってしまうことも多いから、始末が悪い(笑)。

誰がみてもそうじゃないのに、無理矢理肯定しなければならない時に、「ある意味」という言葉を使って話を続ける事もあると思う。
「ある意味」とは、「視点を変えてみれば」といった感覚。
考えてみれば視点を変えれば、どんな見方も可能。苦し紛れの見方も可能。
同情の余地のない極悪人をかばうことも可能なら、幸せの絶頂にある人を否定的に語ることも可能。
で、鋭い視点ぶることも可能(笑)。実際は苦しい視点であっても。
便利な言葉なのだ。

だから、使い方には注意が必要な言い方だと思う。
多用してしまうと、ちょいと危険なような気もする。便利なだけに、余計に。

逆に、うまく使えばフォローにもなるわけだし、凍り付きそうな雰囲気の場を救うことも可能。
誰かの失言をリカバーすることもできる。
また、話を広げて展開させていくことも可能。

だから、うまく使っていきたい言葉の1つでは、ある。
そう、だから「ある意味」という前置きは、「ある意味、危険」であり、反面「ある意味、救いの言葉」である。













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