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ウルトラマンが登場した時。
彼の身長は40メートルということだった。べらぼうに高く思えた。
番組の企画をする時、正義の巨大宇宙人の身長として40メートルという数字がどこからでてきたのかは分からない。
とにもかくにも、その数字だった。
して、この40メートルという高さ。
小学生の私には40メートルという高さがどれくらいのものなのか、イマイチ現実感がなかった。
いざ分かってしまえば、現実の40メートルの高さというと、地上7階のビルくらいに相当し、鉄道で言えば兵庫県の余部橋脚の高さに大体相当するようだ。
高いことは高いが、思ったほどの高さではなかった。
なにせ、当時のウルトラマンの映像を見てると、身長40メートルのウルトラマンは高いビルよりもはるかに高く、そのへんの里山よりもはるかに高かったからだ。
少なくても、番組の中ではそうだった。
当時、マンガ家志望だった私は、自作の月刊誌(爆)の中で、オリジナルキャラが主人公のマンガと共に、既成のマンガのキャラを主人公にしたオリジナルストーリーも描いていた。
既成のキャラを使ったオリジナルストーリーは、鬼太郎、パーマン、そしてウルトラマンなどだった。
で、自分で描いたウルトラマンの漫画では、ウルトラマンは雲よりも遥かに高い巨人として描いていた。
40メートルの現実的な高さというものが把握できていなかったからだ、
でも、今になって、現実的な40メートルの高さというものを知ってしまうと・・・実はあまり高くないんだね。
高層ビルが建ち並ぶ今の東京にウルトラマンが現れたら、ビルの中に埋没してしまうことになる。
そういやウルトラマンの敵である怪獣の身長の設定もまた大体ウルトラマンと同じくらいだった。
となると、それくらいの身長ではビルを踏みつぶすことなんてできないよね。もしくは、敵怪獣などにウルトラマンがビルの上に投げつけられても、ビルは崩れないのではないだろうか。
崩れるとしたら、相当耐震l構造などがいいかげんなビルくらいであろう。
考えてもみてほしい。
自分と同じか、自分よりも高い高さの建物を踏みつぶすなんてできるかい?
自分と同じか、自分よりも高い高さのビルの上に投げつけられて、そのビルは番組のように一気にガラガラと崩れると思うかい?
よほど脆い建物じゃないかぎり、その建物は持ちこたえるだろう。多少崩れたとしても、番組のようにが全部ガラガラと崩れ落ちたりはしないだろう。
ぶつけられたウルトラマンが相当痛い思いをするだけだろう。角に当たれば、特に。
そう考えると、40メートルというのは、高そうで実はさほど高くない。
あ、もちろん、人間と並んで立ったら、そりゃ高いよ。比較にならないくらい(笑)。
恐竜と比べても高いことは間違いない。現代の学説では、最大の恐竜は30~35メートルくらいだったということにされてるからね。
だが、今の建物と比べると・・・・そんなに高くないということがわかる。
東京タワーと比べると、ウルトラマンの身長は東京タワーの8分の1くらいの高さ・・ってことになる。
将来、東京タワーをはるかにしのぐ塔の建設が計画されてるが、それができると、ウルトラマンの身長はさらに低く見えることになる。
あんなに高く思えた40メートルの身長なのに、今の現実では・・・たいしたことない(爆)。
な・・なんか、悲しいぞ、こりゃ。
真面目な検討なんか・・・しなきゃ良かった(爆)。
ニューヨークあたりにウルトラマンが登場したら・・こりゃ、ウルトラマンじゃなくて、ミニトラマンってことになりそうだなあ・・・。
・・・ふ。
クロスさせた手からピュ~ッと出るスペシウム光線が、切ないや。
・・・・ピュ~~~~ッ。
・・・・??
・・・・あのう・・、一応これ、スペシウム光線なんですけど・・・・しゅわっち・・(泣)。
・・・そうだったか、ガオッ!・・おいらはまた、空しく吹いてゆく風の音かと思ったゼ。ゴメン。ガオッ。
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