ちょっと前に、NHKのBSで「ファイナルファンタジー大投票」なる番組が放送された。
以下「ファイナルファンタジー」はFFと表記。
数あるFFのシリーズの全作品を対象に、人気投票がなされ、その結果が発表された番組だった。
私はFFは昔は大好きで、新作が発売されるたびに即購入して、クリアしていた。
だが、近年は全く遊んでいなかった。なので、近作のFFからのランクインしたキャラなどに関しては、ほとんど分からなかった。
その一方で、初期のFFからランクインしたものに関してはしっかり反応。
ランキングではけっこう近作からのランクインが多いような気がして、あらためて今の私がFFからは離れてしまっていることを実感。
私がいつ頃までFFに熱中し、いつ頃から離れたか・・に関しては、けっこうピンポイントに認識している。
私はFFは「10作目」までは購入していた。
だが、その10作目で、途中でリタイヤしてしまった。
その理由は、10ではフィールドらしきものがなくなってしまったからだった。
私はロープレはフィールドをキャラが歩きまわり、フィールドでザコ敵と戦いまくり、レベルをあげながらお金をためて、町などで強い装備を買い、キャラを強くしていき、敵が強くなる次のフィールドに冒険していく・・・という、昔ながらのスタイルが大好きだった。
だが、FFの10作目では、フィールドらしきものがなくなってしまったので、それでとまどい、途中でリタイヤした覚えがある。
なんというか、自由度があまりなくなり、ひたすらストーリーに束縛されてるようか気がしたのだ。
続く「11作目」のFFはオンラインバージョンだったので、まったく食指が動かず、ソフトを購入すらしなかった。
それがきっかけになって、私はFFから離れてしまったのだった。
なので、11作目以後のFFは全く知らない。
本当を言うと、10作目も割と早い段階でリタイヤしたので、10作目もあまりよく知らない。
ランキングで10作目以後のキャラがどんどん入ってきてる状況にとまどいを覚える一方、さんざん遊んだ9作目までのFFが出てくると嬉しかった。
特に、私はキャラが2Dで、フィールドが「見下ろし型」だった頃のFFには格別な思い入れがあった。
番組に寄せられたファンの投票や、出演してたFFフリークの人たちの話を聞いてると、人気ナンバー1のFFは「FF X」・・つまり10作目だった。
2位が7作目。
3位が6作目。
7と6はしっかり遊んでクリアもしてるので、2位と3位になじみ深いFFが入ってくれたのは嬉しかったが、肝心の1位が、よりによって私が途中リタイヤした作品だったとは・・。
とほほ。
一応10作目は購入はしていたので、リアルタイム時にもう少し粘っていたらよかったかなあ。
FFで私が忘れられないシステムや演出はいくつもある。
まず、1作目では、バトルがサイドビューで、しかもキャラが武器を持ちかえるとそれがバトルシーンにグラフィックに反映されるという点が楽しかった。
また、バトルの背景が、バトルしている場所によってかわる・・という点も好きだった。
当時は、もう一方の雄であるドラクエもそこまではやっていなかったから。
続く2作目では、いきなりオープニングで度肝をぬかれた。
いきなりマイキャラが全員敵にやられてしまうことから物語が始まったからだ。
また、4人目のキャラが次々といれかわっていく・・・というシステムも斬新だった。
3作目ではジョブチェンジというシステムの進化、そしてなんといっても召還魔法の登場にワクワクさせられ、熱中した。この作品での召還魔法の最強キャラ「バハムート」は、ラストボスにも効果が絶大なのも嬉しかった。
仲間にするのに散々苦労したキャラ、会得するのに散々苦労した魔法であっても、ラスボスにはあまり絶大ではない・・・というパターンが他のロープレには見受けられたが、召還魔法のバハムートがラスボスにも有効だったというのは、召還魔法の人気定着に大いに役だったと思う。
4作目では、ハードがファミコンからスーパーファミコンになり、グラフィックが一段と強化された。買ったばかりのスーパーファミコンでFFの新作が遊べたということで、スパーファミコンを買ってよかったと思ったのを覚えている。
ここで採用されたアクティブタイムバトルというシステムは、実は少し苦手だった(笑)。
入力ミスすることが多かったので・・。
5作目では、個人的にはなんといっても青魔法が楽しかった。
青魔法とは、敵の技を「ラーニング」して習得し、次のバトルからそれを使用できるようになる。
そのため、ラーニングするために何度も何度も特定のザコを探した覚えがある。
すぐに覚えることもあれば、中々覚えないこともあり、それは「やりこみ」につながった。ハマりまくった覚えがある。
6作目では、青魔法にさらにハマったし、敵キャラとして出てきた「ギルガメッシュ」は愛すべきキャラで、ファンになった覚えがある。
このへんまでは、FFは私にとってドラクエと並ぶ両横綱だった。
ドラクエとFF,どちらか選べ・・・と言われても、私は選べなかったと思う。
それほど愛していた。
7作目ではハードがスーファミからプレステに変わった。
当初かなりとまどった。私はそれまでのフィールド見下ろし型が好きだったのだが、この7作目からその要素に大きな変更があった。
キャラもそれまでの2Dから、人形のようなキャラになった。
とまどいも多かったが、ミニゲームが多かったことで、飽きさせない要素があった。
特に、スノーボードでコースを降りてくるミニゲームは爽快だったし、チョコボレースでは本ストーリーを忘れて入れこんだりした。
また、エアリスはきっと蘇生するんじゃないかと思った人は多かったのではないか。
そして、敵としては最強クラスの人気を誇るセフィロスの存在は大きかった。
それと、召還魔法の「ナイツオブラウンド」の反則的な強さは忘れられない。
8作目では、ラグナというキャラの存在感に惹かれた覚えがある。
途中までは神秘的というか、謎のキャラではあった。
バトルシステム的には、少し分かりづらかった覚えも。
グラフィックはよりリアルになったが、この頃から私は初期のシンプルなキャラが懐かしく思えていた。やがてくるリタイヤへの芽生えが私の中にあった。
そして私がクリアした最後のFFの9作目であるが・・・う~ん、どうも思いだせない。やれば思いだすと思うのだが・・。
原点回帰をテーマにしたFFだったらしいが。
10作目は前述の通り、一応購入はしたのだが、途中でどうしてもついていけなくなり、リタイヤ・・。
今思えば7作目と8作目などはかなり楽しんだと思うが、ファミコン時代、スーファミ時代のFFが大好きだった私としては、少しづつ距離は感じていた。
10作目ではフィールドという概念がなくなったのは、私がFFを離れる決定打になった感じだった。
今ではFFは、私が熱中したFFとは別物のゲームに思えている・・・というのが偽らざる心境。
FFは、ファミコンやスーファミまでのFFと、プレステ以後のFFとで、ファン層が分かれてしまっているような印象が私にはある。
特に、舞台が剣と魔法の世界から、近未来が舞台のFFになったことで。
で、今のFFは、プレステ以後のFFをより進化させ、プレステ以後のFFファンにターゲットを絞っているのだろう。
プレステ以後のFFを観て離れていったクラシックFFファンもいるだろうが、プレステ以後のFFでファンになった人たちもいるからね。
私はなんとか9まではついていけたが、10で・・めげてしまったのだった・・。
何度も書くが、やはり・・フィールドがなくなったのは私には大きかった。
スーファミまでのクラシックスタイルのFFの正式なナンバリングタイトルの新作も、出してくれないかなあ・・などと思ったりしている私であった。
その点、ドラクエは、頑固なまでにクラシックスタイルの要素を残している。
たとえハードの性能があがり、システムやグラフィックの進化はあっても、根っ子となる基本要素は守っている。
ある意味、「保守的なドラクエ」に対し、「最先端のFF」・・・そんな区別もできるかもしれない。
ちなみに、FFの音楽部門での人気投票には入っていなかったが、クラシックFFでマイキャラがバトルに勝った時に流れたファンファーレのようなBGMが私は大好きだった。
そう、2Dのキャラがバトルに勝って万歳をしてる時に流れたバトル勝利のBGMが。
ほんと、かわいかったんだから。
その曲、この表記で分かるかなあ?
↓
♪ ダダダダ~ ダーダー ダッタラ~~
また、あのスタイルのFFで遊びたいなあ。しかも、ちゃんとしたナンバリングタイトルで。
そうしたら、またFFに復帰したい。
ドラクエに勝るとも劣らないぐらい、好きだったから。
・・それとも、すでにあるのかな?単に私が知らないだけ?
なにせ、今やFFにはたくさんの種類がでてるみたいだからね。
今のFFをよく知らないので、どれがどれだけわからなくなっている私。
NHKで放送された「ファイナルファンタジー大投票」を観てると、無性に「ドラゴンクエスト大投票」も実施してほしくなった。
ドラクエなら、最新作までついていけてるしね。
私はどちらも甲乙つけがたいくらい好きでした。
FFも、まちがいなく面白かったです。
ただし、私がFFをクリアまで遊んだのは9作目まででしたが・・。
ドラクエが好きな人なら、初期のFFは、きっとハマると思います。
最近のFFは、昨今のアニメっぽくなってますが・・。
しかし『FF』は、一作もプレイしたことがないため、『ドラゴンクエスト』なら良かったのに(泣)
しかし、こういう冒険ゲームは、フィールドがあってこそですよね。
町から出て散策中、突然、画面が暗転し、モンスターたちが登場する!!
あの緊張と迫力が醍醐味ですよね。