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この曲を初めて聴いたのは、いつだったろう。
若者と呼ばれる年代以前の頃だったように思う。リアルタイムだったのかどうかも定かではない。
ともかく、深夜ラジオで流されたのを聴いたのが最初だったように思う。
最初聴いた時、なんじゃこりゃ?と思ったが、それ以前に面白い曲だと思った。
なにより、インパクトがあった。それは、その歌詞が大きかった。
この当時は、フォークというジャンルが一気に世に出てきていた頃で、ブームとなって、様々な曲が登場していた。
その中で、この曲も登場してきたのだった。
決して名曲という感じではないのだが、一度聴くと妙に耳に残った。
レコードを買うまでにはいかなかったが、ラジオを聴いてて、この曲が流れるのが密かに楽しみだった覚えがある。
とはいえ、特大ヒットした・・というほどではなかったように思う。
いつもしょっちゅうラジオから流れていた・・というほどではなかったから。
でも、ラジオを聴き続けていると、たまに流れてはいた・・そんな感じだった。
シュリークスは、イルカや山田パンダが在籍していたことでも知られるグループ。
私はシュリークスはほとんど聴いていない。
この「私は好奇心の強い女」は、普通の女性シンガーなら避けて通りそうな歌詞が出てくるけど、逆に言えばこういう歌詞の曲は他にあまりなかったので、それだけ印象に残ったのかもしれない。
後の「なごり雪」や「サラダの国から来た娘」などのイルカのイメージとはちょっと違う。
後追いで聴いた人にとっては、「イルカって、若い頃はこういう歌も歌っていたのか」などと思ったとしても、おかしくないかもしれない。
だが今、こういう歌詞の歌を歌える女性シンガーは、どれぐらいいるだろうか。
こういう歌を歌っても、イメージダウンにならず、赤裸々な点がけっこう新鮮で、また、妙ににくめない(笑)。
またちょっとコミカルな雰囲気があるので、リスナーとしてはクスッとしながらも、親近感も感じた。
こういう歌を歌えるイルカのキャラクターは「得な」キャラクターだったと思う。
曲調は、いかにも・・という感じの当時のフォークらしい感じだ。
この曲をその後誰かがカバーしたことがあるのかどうかは知らないが、こういう曲をてらいもなく、愛されるキャラクターでカバーしてくれる女性シンガーがいたら、きっと面白いだろうだ・・と思う。
まあ、決して紅白歌合戦で選曲される類の曲ではないだろうけど(笑)。
https://www.youtube.com/watch?v=eKBq5NPhPIA
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