ちょっと前に放送されていた、テレビ朝日の深夜枠ドラマ「家政夫のミタゾノ」。
これ、当初はあまり見る気はなかった。
とりあえず、第1話の時に、最初の方だけ見て、途中で寝ようと思った。
いわゆる「様子見」であり、「ひやかし」でもあった。
だが・・見始めたら、これが妙に面白くて。
結局最後まで見てしまったどころか、毎週見るようになってしまった。
当初「ひやかし」だったのは、そのタイトルから言って、単なるパロディだろうと思ったからだ。
「家政婦は見た」や「家政婦のミタ」の。
特に、「家政婦のミタ」の。
はっきりいって、内容や設定には、ツッコミ所満載であった。
根本的な謎も解明されないままだった。
だが、それらを力技でねじ伏せるパワーが、ドラマにはあった。
ハチャメチャで、「なんじゃ、こりゃ~?」と思わせながらも、強引に視聴者を引っ張ってしまうパワーだった。
おかげで、毎週土曜は早朝から仕事だというのに、・・もっと早く寝たいのに・・ミタゾノを最後まで見てしまうものだから、ミタゾノ放送のある金曜の翌日の土曜日は、もう眠くてたまらなかった。
最後まで見たら翌日がきついのがわかっていたのに、あのパワーにしてやられた感じ。
ミタゾノというキャラの設定に関する謎は、結局解明されなかった部分はあるが、まあそれは、ミタゾノというキャラの謎の部分として残しておくのかもしれない。
というのは、このドラマ・・続編の匂いがするからだ。
どこか「笑うセールスマン」にも通じるものを私は感じてしまった。
ともかく、TOKIOの松岡昌宏さん演じる主人公ミタゾノは、強烈なキャラだった。
まず、女装して、男が家政婦ならぬ家政夫をやっている点。
掃除、料理をはじめ、家事スキルが尋常じゃない点。
喜怒哀楽を表に出さない点。
格闘技もおてのもの。
「痛み入ります」という決めフレーズ(?)。
まれに、男であることをさらけだす。
秘密をかぎわけ、あくどい人を絶望の淵に落とす趣味(?)。
かといって、その底辺に、ある種のヒューマニズムみたいなものもなくはないように見える点。
はっきりいって、闇のスーパーマン(笑)であり、スーパー家政婦。
まさに物語は、ぶっとびまくりの内容だった。
でも、松岡さんは、すごく楽しんで演じていたように思う。ノリノリだったと思う。
それはよく伝わってきた。
ほとんど、コミックに近い物語ではあった。
でも、楽しかった。それだけは間違いなく言える。
ただ・・妙に短く感じた。
もっと本数作ればよかったのに~。
8本ってのは・・ちょっと少なすぎなくない?
たとえ、DVDにして売り出す場合の尺の都合があるにせよ・・。
さて・・
パート2は、いつからですか?
それと・・
ミタゾノさん、私の家にだけは来なくて良いです(笑)。
こんな家政夫が来たら、恐ろしい~。
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