今さらこんなことを書くのもナンだが、日本のテレビアニメの作画レベルは今や相当なものがある。
近年の日本のテレビアニメを見てると、つくづくそれを感じる。
特に、人気を集めてたり話題になっている作品を見ると。
各画面のキャラの動きの細かい芝居ぶりもそうだが、昔のテレビアニメにはたまに見受けられた「話数ごとのキャラ崩れ」が少ないことも実感する。
キャラ崩れ・・・これって、昔のテレビアニメにはたまに見受けられたことだ。
話数によって、キャラの絵柄が微妙に違っていたり、あるいは同じ話数の中でも、カットによってメインキャラの絵柄が微妙に違う・・ということもあった。
黎明期のテレビアニメには、話数によっては・・・「??」としか思えない作画の作品もあった。
あえてその作品の名前はここでは出さないが、なんでもその作品は、あまりにも話数やカットの中に「?」なものが多かったものだから、原作者の方からクレームがついたこともあったとか。
キャラ崩れが起きる要因は、制作期間が足りなくて作画監督のチェック(修正)が間に合わなくて、作画監督がチェックしきれなかったりした場合もあっただろう。
動画チェックが間に合わずに、流さざるをえなかった場合もあったかもしれない。
あるいは、あまりレベルが高くない作画プロダクションに仕事を依頼したケースもあったろう。
そんな場合は、放送に穴があきそうなぐらい納品日が差し迫っていて、アップ日(締切日)に間に合わせるために、通常では使わない作画プロダクションに仕事を出さざえるをえなくなった場合もあったと思う。
通常では使わない作画プロダクションだと、その作品や絵柄、キャラに慣れてないというのもあっただろう。
それでも制作サイドとしては、放送に穴をあけるよりもマシ・・・ということで。
放送に穴をあける・・・・というのだけは、制作プロダクションにとって避けたいことだから。
キャラ崩れの要因は、他にもあるとは思うが、とりあえず今思いついた要因は上記のこと。
昔はそういう作品も見受けられた。
だが今は・・・私が昔ほどにはテレビアニメ作品を見ないから気付かないだけなのか、あるいはもうそういう作品はないのか、大きくキャラ崩れしてる作品を目にすることは、ほとんどない。
私が見た限りの作品では、どれも作画は安定していると思う。
まあ、もし今そういうキャラ崩れのある作品を放送したら、かなりネットなどで叩かれそうな気はする。
キャラ崩れしてる作品を見かけなくなったことでも、日本のテレビアニメのレベルアップぶりを感じてしまう。
話題になった作品の作画レベル、キャラの動きなどを見てると、一枚一枚の動画を描くのにかなり時間がかかってるだろうな・・と思うことは、よくある。
カットによっては、かなり細かく複雑な動きを描いているカットもあるし。
まあ、今はCGのおかげでだいぶ助かってる部分もあるだろうが。
とはいえ、締め切りに間に合わせるのは相当大変だったろうな・・・と思ったりすると、現場のスタッフの苦労ぶりをつい考えてしまう。
「鬼滅」しかり「進撃の巨人」しかり。
あまりに一つの話数に枚数がかかっていると、その話数の製作費は赤字になるとも思うので、そういう意味ではキャラクター商品の売り上げ収入というのは大事だろうな・・と思う。
存続のためには。
昔のマンガ週刊誌の人気作品で、アニメ化決定は嬉しかったけど
マンガの原作と、アニメ製作会社のキャラデザインが
違っていて少なからず、残念に思ったものです。
原作者から、クレームがついたアニメというと
アレですね。マンガの神様が原作の、日本最初のTVアニメ。
ボクが小学生の頃だったので、多少、作画が荒れても
テレビの画面では、全く気がつかなかったです。
ともかく、アニメーションという映像が珍しかった
時代ですし、ストーリーがとても、おもしろかったので
原画や動画の手抜きは、気にならなかったです。
現在の日本のアニメは、とてもすばらしいと思います。
キャラデザが原作に忠実だし、ぬるぬる良く動く。
日本のアニメーターさんは、厳しい労働環境に
関わらず世界一のクオリティの作品を、創作されています。
彼らの待遇が、一日も早く改善されますように。
原作に思い入れがあると、原作版とアニメ版でキャラか微妙に違うのがあり、気になることがありました。
原作者からクレームがついた作品に関しては、原作者は同じでしたが、私が記事で触れてる作品は、別の作品でした。
特にキャラ崩れが目立ちました。話によると、プロのアニメーターが描いたのではないカットもあったらしいです。
人手やスケジュールが足りなかったのでしょうね。
最近話題になるジャパンアニメの作画レベルは凄いです。 おそらくスケジュールはキツイのだと思いますが、そんな中であのレベルを保ってるのを見ると、大変だろうなあと思います。
けっして楽な絵柄ではないはずなのに、あれだけ維持・再現、統一できる点に、今のジャパンアニメの底力を感じます。