ソノシートの付録は、たいがい切り抜いて作るゲームになっていたりしたのだが、このソノシートの付録は、クイズであった。
こういうクイズなら、何も本体とは別の付録にしなくても、ブックの本誌の中に組み込んでもよさそうなものだが(笑)、あえて本誌とは独立した付録にしたのはなぜだろう。
当時は、少年漫画月刊誌が全盛の時代で、本誌連載の漫画陣もさることながら、本誌につく付録も絶大な人気があった。
付録の量や善し悪しで競っていた感もある。
ソノシートが出たての頃は、付録などはついていなかったようにも思うが、やがてソノシートにも付録がつくようになったのは、少年漫画月刊誌の影響もあったのだろう。
だが、正直言って、ソノシートにつく付録は、少年月刊誌の付録に比べると、どうしてもショボイ。
厚紙に印刷されたキャライラストを切り抜いて使うのなら、少年月刊誌の付録であれば、切り抜き線や、切り抜きやすくするための「切れ込み」があった。
だが、ソノシートの付録は、いっさいそういうものは無し。
厚紙にイラストが描かれているだけだった。
だから、実際にソノシートの付録を切り抜いて使った人は少なかったのではないか。
また、付録ゲームに使う輪ゴムもついてなかったし、組み立てのためのビスみたいなパーツも一切なかったし、第一「組み立て付録」などはめったになかったようにも思う。
全くないわけではないにしろ。
少年月刊誌の付録の一番人気は、やはり「組み立て付録」だったのにもかかわらず・・。
この「南海の大決闘」の付録にいたっては・・・ただのクイズ。
切り抜くわけでもなきゃ、それを使って遊ぶわけでもない。 単にクイズ。
クイズだと、一度答えを覚えてしまったら、もうそれ以上は遊べない(笑)。
この場合、付録の内容は「二の次」で、とりあえず何かしら付録をつけておく・・・ということが大事だったのかもね。
一応「付録つき」であることは間違いないわけだから。
怪獣の足跡クイズ。
本誌とは別紙になっているこの付録。
描かれた、何匹もの怪獣の足跡。
さあ、この足跡は、それぞれ一体どの怪獣の足跡なのか!?
怪獣博士になるのなら、怪獣の見た目で識別できるのでは博士とはいえない。
指紋、鳴き声、必殺技の音、足音、シルエット、必殺技の名前、身長、体重、生まれの由来、生まれ故郷、なども分からなければ。
もちろん、足跡でも識別できるようになっておかないと、とても怪獣博士とは言えない。
さあ、解いてくれたまえ。
見せてくれたまえ。
君の怪獣博士ぶりを!
全部解けたら・・・・
おお!
その時こそ!
君は・・・栄光の「怪獣博士」の称号を手にいれることだろう。
そして、全世界の怪獣ファンからの尊敬を集めるだろう。
その時、君は・・・・まさに怪獣博士なのだ。
虎だ!虎だ! お前は虎になるのだ!
・・・ではなく、この場合、
博士だ!博士だ
君は博士になるのだ。
数々の難関を突破し。
時には涙を流し。
時には雨にうたれ、風に吹かれ、親に叱られ、恋に悩み。
大変だった、これまでの道のり。
でも、忘れなかった怪獣への君の思いは・・・・
今むくわれる!
おお、怪獣博士!!
なんということであろう。この足跡クイズを全て解けてしまうとは!
この足跡が全部分かるようになるのは、さぞ辛かったことだろう。大変だったろう。
なにせ、この足跡がそれぞれ一体どの怪獣の足跡なのか覚えなくてはならなかったのだから!!
・・・って、そんな大変ではなかった???
数分で覚えた??
すみません、私、調子に乗ってしまいました(笑)。
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