仕事などで、普段の会話でちょくちょく耳にするフレーズがある。
電話などの応対でもよく耳にするフレーズでもある。
いくつかのフレーズがあるが、今回取りあげてみたいのが
「ええっとですね」というフレーズだ。
これは友人同士の会話ではあまり耳にしない。たいがいは仕事関係だ。
自分の身のまわりの人たちだけなく、よく見てるとテレビでもよく耳にする。
これを言う人は、たいがい誰かに何かを問われた時だ。
アナウンサーが使うこともあれば、何かの番組に出たコメンテーター、ゲストが使うこともある。
ということは、世の中のいろんな会社や色んなシチュエーションで不特定多数の人が使っているのであろう。
これを使う時は、大概「間をとって返事する」時だ。
「え~っとですね」は、「ちょっと待って下さい、今考えをまとめます」みたいなニュアンスを含んでいることは多いと思う。
かと思えば、人によっては時には単なる口癖の時もある。
そう言いたくなるニュアンスはわかるのだが、さて私自身はどうであろう。
そう思って考えてみた。
たぶんこのフレーズを人が口にする時は無意識のうちに出ていることが多いはず。
なので私自身がもし無意識のうちにこのフレーズを口にしていたとしたら、多分自分ではそれに気づいていないと思う。
というのは、自分で意識している時は、なるべく使わないようにしている・・と思うから。
間がほしい時は私は、違う言い方をしていたように思う。
それとて、無意識のうちに「ええっとですね」が出ていたとしたら、これは自分ではわからない。
会社でこのフレーズをやたら電話で使う人がいた。
その人の場合は、「間が欲しい」という意味合いと、口癖の両方が混ざっていた。
だから使う頻度はかなり高かった。
私がこのフレーズを認識するようになったのは、それを傍で聞いてたことがきっかけだった気がする。
つまり、同僚の中で、「ええっとですね」を使う頻度がやたら高い人がいたから、そのフレースを私は意識するようになったということ。
頻度が高かったから、傍で聞いててちょっと気になってしまったわけだ。
なにせ、電話で、相手とやりとりするたびに、そのつどその言葉を使っていたからだった。
相槌のように使われていた。
ただ、前述の通り、テレビ番組の中でもこのフレーズを使う人は多いので、失礼にはあたらないのだろう・・とも思っていた。
テレビ番組の中では、言葉のプロフェッショナルが出ることもあるし、そういう人も使っているのなら、いいのだろう・・・そんな認識だ。
とはいえ・・よく考えると、どこか心にひっかかるものもあって。
それは・・なんというか、よく考えると妙なフレーズだなあと思ったりするから。
「ええっと」というのは自身が「何かを考えている時」「調べている時」に出る言葉であろう。
「ですね」は、相手に対して失礼のないようにフォローしている言葉・・そんなニュアンスなのだろうか。
考えをまとめながらも、一応相手に対して、間をとるために気は使っている・・そんな感じか。
「ええっと」という言葉を言う時は、相手の「その問い」に対する答をすぐに言えるような用意をしていなかった場合もあると思う。
もしくは、あらかじめ考えをまとめてあった場合は、それを言うための「心のスイッチ」を入れるための間・・という場合もあるとは思うが、その場合は「はい」と言ったうえで間をとったほうが印象は違うと思う。
あらかじめ相手の問いを想定し、それに対する答を用意してあるなら、「ええっと」という間をとらなくてもすぐに答えられそうなものだが、その場その場にあった「言い方」「言葉の使い方」はケースバイケースだとも思うので、「言葉選び」を考えて間をとる場合もあるはず。
安易な受け答えを防ぐためにも。
「ええっと」というフレーズは、その場で考えたり、まとめたりしている印象はある。
まあ、答は用意してあっても、その答にあたる資料を探している場合もあるだろうけれど。
やっかいなのは、「ええっと」で間をとると、相手は心の中で「その答は用意してなかったのか?」みたいに思ってしまう場合もある(まあ、「ええっと」の言い方にもよるのだろうが)。
それを少しでも和らげるための「ですね」フォローなのだろう。
この「えーっとですね」フレーズを、世の中の人はどう感じているのだろう。
すこしネットで調べてみたところ。十人十色。
「まったく気にならない」
「なぜ、その言い方が気になるのかわからない」
「人のこと言えないから、気にしない」
という人もいれば、
「気になる」
「気にはなるけど、口にはしない」
「腹が立つ」
という人もいるようだ。
私が調べた限りでは寛容な人の方が多かったが、中には不快に思う人もいることも現状のようだ。
おおむね、自身もつい言ってしまうから気にしない・・という意見が多いようだが、寛容派の中には「バカっぽくて、かわいい」という見方もあったので、あまり寛容さを過信しすぎないほうが無難のようではある。
落とし所としては、ちょっとやそっとなら気にしないが、あまりに乱発しすぎるのは注意あれ・・・そんな感じだと思う。
とりあえず、それが「口癖」のようになっているのであれば、無意識のうちに言ってしまう頻度は高くなるだろう。
本当に間をとる時だけでなく、口癖で言ってる部分も加わってしまうわけだから、その言葉が口癖にはなっていない人よりも多く言っているはず。
へたしたら、受け答えの度に、まずその言葉を言ってからの会話になってしまう可能性もあるから。
口癖になっている箇所を直せば、あとは多くの人が割と寛容に聞き流してくれるが、多用すると不快に思う人もいるということは一応心にとどめておく・・・それが無難なのだろう。
さて・・
あなたは「ええっとですね」というフレーズを、どう思いますか?
よく使ってますか?
「ええ~っとですね」
この言葉!最近のケンミンショーであってましたが・・・
これは福岡県(特に博多の方が多い)の方言らしいですよ^^
福岡県民の私も方言と知らずビックリしましたf^^
ニュアンスとしては
謙遜に近い感じといいますか
相手に警戒されないように(攻撃性なく安心してもらうというか)
落ち着いて穏やかに話を進めるような
「一呼吸」の状態のような気がしてます^^
あと
「ええ~っとですね・・・」と考えている間合いですね^^
他県でも結構使われているのですね~(福岡の人からかな!?)
でも不快な方もいらっしゃるのであれば方言であれ気を付けなければならないのですね☆
勉強になりました^^
体調など崩されてませんか?
お元気ならなによりなのですが。
ええっとてすね・・このフレーズが福岡の方言だったとは知りませんでした。
というか、そういう方言があることも知りませんでした。
あくまても日常の会話から自然に生まれてきた言葉だと思ってました。
私の職場にいた「ええっとてすね」を多用してた同僚は、大阪の人でした。
東京在住の仕事関係の人も、よく使ってました。
日常の会話で口癖のように。
たぶん本人としては、無意識のうちに使ってたと思います。
一呼吸おく言い方という説明はよくわかります。
その通りだと思います。相手への配慮も感じますよね。
私はあまり気にならないフレーズですが、ネットで調べたら不快に思う人もいるみたいだなんて、少し驚きでした。
とりあえずあまり多用はしないほうが無難なのかもですね。
私も調べてみてそのへんを知りました。
まあ、ほどほどにということなのでしょうね。
たまに使うくらいなら、あまり気にならないですから。
「ええとですね」は方言と言うよりも当地特有の言い回しですね。例えばこちらの人、とりわけ年配の方は会話の冒頭に「あのですね」を使う事が多いようです。
これはかの有名な中洲産業大学の森田一義教授(笑)の研究でもよく知られています。
つまり「ええとですね」に限らず「〜ですね」を多用する人は福岡県人(博多人)と見てほぼ間違いないと思われます(私見を含むと共に諸説あります)
確かに方言にしては、標準語っぽい響きですね。
>あのですね
それも福岡ではよく使われてるのですか。
普通の標準語っぽいフレーズですね。
こちらでも、たまにその言い方は耳にすることはあります。
でも、「ですね」という言い方そのものが福岡ではよく使われるということは知りませんでした。
東京では、「〜でさぁ」といえ言い方はよく耳にします。
横浜なら「〜じゃん」あたりかなあ。