時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

天女ヶ原湿原登山道 を行く 1

2014年09月05日 | 

大雪山・旭岳方面への旅行、さて翌日。

昨夜は豪雨で、すさまじい雨音が外で響いていた。この日、なんと礼文島では50年に一度のスーパー豪雨による災害があったらしい。

礼文島と大雪山は多少は離れているとはいえ、同じ北海道エリア。しっかりと大雪山エリアでも、その雨はすさまじかった。まるで滝のような音が、ずっと外で響いていた。

明日、大丈夫かなあ・・・・と不安になった。

で、次の日、目覚めて窓の外を見てみたら・・・あらら・・・やはりガスっている・・。

とはいえ、雨はあがっているようだ。それだけが救いだ。

 

この日、私は、旭岳の天女ヶ原湿原登山道を降りるつもりでいた。

だが、その前に。

ロープウェイ駅までの道の途中の小路を入った所にあるという、「湯の沼」を見ておこうと思った。

湯の沼のあるはずの小路を入っていったら、重機が入ってきており、何かの工事をやっていた。

工事人たちが働いているわきを、奥まで行ったら行き止まりっぽくなった。

湯の沼は・・一体どこじゃ?

らちがあかないので、思いきって、工事人たちに聞いてみた。

おそらくこのすぐ近くに湯の沼はあるはずなのに、工事人はよく分からないという。

え? もしかして、わざわざ行くほどの沼ではないのかな・・?

と思ってたら、さすがに、心当たりのある工事人もいたので、その人に案内してもらった。

工事人さん、その節はありがとうございました。

で、その工事人さんについていったら、やがて立ち止まり、「おそらく、あれがそうじゃないですか?沼なら、そこにありますから。」と教えてもらった。

その教えの通りに進もうとするが、道が背の高い草ぼうぼうで、本当にそこがルートなのかどうかもはっきりしない感じ。

でも、意を決して、草をかきわけで進んでいったら・・・

 

あった~!  (この日記のトップに掲載した写真が、湯の沼)

なるほど、確かに水面からゆげが立ち上っている。

中々きれいではないか。

ちょいと足をのばして、寄り道気分ではあったが、来てみてよかった。

この湯の沼はちょっとしたビューポイントではあると思うので、看板などを出して、もっと分かりやすくしておいてくれてもいいのに・・・・とは思った。

 

 

しばしここで佇んだ後、私はここを後にして、昨日も乗った旭岳ロープウェイ乗り場に向かった。で、山上の姿見駅に上がることに。

なんか、景色はというと・・むしろ昨日よりもガスっている気がする・・。

ロープウェイはまるで、霧の奥にどんどん向かっていく感じ・・。

 

 

旭岳ロープウェイに乗るという意味では、昨日と同じだが、この日は、姿見コースを昨日と逆の右周りコースの道を選ぶ。

 

実をいうと、この日もしも晴れていて、旭岳山頂が見えるようなら、再び姿見コースをもう1周してみようと思っていた。

同じコースでも、山頂が見えるか見えないかでは、風景の印象はだいぶ違うはずだから。

だが、この日も山頂は顔を見せてくれない。雲につつまれたまま。

 

なので、姿見駅を出て、雲模様を見て、姿見コースは早々にあきらめ、そそくさと右周りコースを進み始めた。

下のこの ↓ 写真が右回りコースへの出発点。

 

 

 

それには理由がある。この右周りコースを少し進んだところに、旭岳下山道への分岐があるはずだからだ。

そう、この日のこの後の予定は、旭岳の登山道を歩いておりることだった。

それはただの下山道ではなく、「天女ヶ原湿原登山道」なのだ。湿原好きの私としては、ぜひ押さえておきたかった。

 

道はけっこう水を含んでいる・・。昨夜の豪雨の影響もあるのだろう。

 

こんな道を進んでいくと・・・

ついに、下山道への分岐が現れた。それは姿見散策路を右周りのコースを歩いてきて、直線ルートとは別に、右に抜けてゆく道だ。

 

 

ちょっと ↑ この写真では分かりづらいかもしれないが、奥の方に進むルートは看板に「旭岳温泉」と書いてある。

このルートを進んでいけば、旭岳温泉方面に出れるのだ。旭岳温泉・・・・そう、ロープウェイの山麓駅のある場所だ。

つまり、ロープウェイを使わずに、登山道を歩いて降りるのだ。で、その登山道の途中に、天女ヶ原湿原はあるというわけだ。

よし、行こう。この道を進んでゆこう。

 

 

                              つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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