
大雪山・旭岳方面への旅行、さて翌日。
昨夜は豪雨で、すさまじい雨音が外で響いていた。この日、なんと礼文島では50年に一度のスーパー豪雨による災害があったらしい。
礼文島と大雪山は多少は離れているとはいえ、同じ北海道エリア。しっかりと大雪山エリアでも、その雨はすさまじかった。まるで滝のような音が、ずっと外で響いていた。
明日、大丈夫かなあ・・・・と不安になった。
で、次の日、目覚めて窓の外を見てみたら・・・あらら・・・やはりガスっている・・。
とはいえ、雨はあがっているようだ。それだけが救いだ。
この日、私は、旭岳の天女ヶ原湿原登山道を降りるつもりでいた。
だが、その前に。
ロープウェイ駅までの道の途中の小路を入った所にあるという、「湯の沼」を見ておこうと思った。
湯の沼のあるはずの小路を入っていったら、重機が入ってきており、何かの工事をやっていた。
工事人たちが働いているわきを、奥まで行ったら行き止まりっぽくなった。
湯の沼は・・一体どこじゃ?
らちがあかないので、思いきって、工事人たちに聞いてみた。
おそらくこのすぐ近くに湯の沼はあるはずなのに、工事人はよく分からないという。
え? もしかして、わざわざ行くほどの沼ではないのかな・・?
と思ってたら、さすがに、心当たりのある工事人もいたので、その人に案内してもらった。
工事人さん、その節はありがとうございました。
で、その工事人さんについていったら、やがて立ち止まり、「おそらく、あれがそうじゃないですか?沼なら、そこにありますから。」と教えてもらった。
その教えの通りに進もうとするが、道が背の高い草ぼうぼうで、本当にそこがルートなのかどうかもはっきりしない感じ。
でも、意を決して、草をかきわけで進んでいったら・・・
あった~! (この日記のトップに掲載した写真が、湯の沼)
なるほど、確かに水面からゆげが立ち上っている。
中々きれいではないか。
ちょいと足をのばして、寄り道気分ではあったが、来てみてよかった。
この湯の沼はちょっとしたビューポイントではあると思うので、看板などを出して、もっと分かりやすくしておいてくれてもいいのに・・・・とは思った。
しばしここで佇んだ後、私はここを後にして、昨日も乗った旭岳ロープウェイ乗り場に向かった。で、山上の姿見駅に上がることに。
なんか、景色はというと・・むしろ昨日よりもガスっている気がする・・。
ロープウェイはまるで、霧の奥にどんどん向かっていく感じ・・。
旭岳ロープウェイに乗るという意味では、昨日と同じだが、この日は、姿見コースを昨日と逆の右周りコースの道を選ぶ。
実をいうと、この日もしも晴れていて、旭岳山頂が見えるようなら、再び姿見コースをもう1周してみようと思っていた。
同じコースでも、山頂が見えるか見えないかでは、風景の印象はだいぶ違うはずだから。
だが、この日も山頂は顔を見せてくれない。雲につつまれたまま。
なので、姿見駅を出て、雲模様を見て、姿見コースは早々にあきらめ、そそくさと右周りコースを進み始めた。
下のこの ↓ 写真が右回りコースへの出発点。
それには理由がある。この右周りコースを少し進んだところに、旭岳下山道への分岐があるはずだからだ。
そう、この日のこの後の予定は、旭岳の登山道を歩いておりることだった。
それはただの下山道ではなく、「天女ヶ原湿原登山道」なのだ。湿原好きの私としては、ぜひ押さえておきたかった。
道はけっこう水を含んでいる・・。昨夜の豪雨の影響もあるのだろう。
こんな道を進んでいくと・・・
ついに、下山道への分岐が現れた。それは姿見散策路を右周りのコースを歩いてきて、直線ルートとは別に、右に抜けてゆく道だ。
ちょっと ↑ この写真では分かりづらいかもしれないが、奥の方に進むルートは看板に「旭岳温泉」と書いてある。
このルートを進んでいけば、旭岳温泉方面に出れるのだ。旭岳温泉・・・・そう、ロープウェイの山麓駅のある場所だ。
つまり、ロープウェイを使わずに、登山道を歩いて降りるのだ。で、その登山道の途中に、天女ヶ原湿原はあるというわけだ。
よし、行こう。この道を進んでゆこう。
つづく
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