子供の頃に熱中していたアニメや特撮ドラマの主題歌を、何かの機会に聴き返すと、今更のように気付くことがある。
それは、私はアニメや特撮ドラマに流れていたマーチ系の曲が本当に好きだったんだなあということ。
実例をあげてみる。
・「忍者マーチ」 仮面の忍者赤影
・「ガメラマーチ」 ガメラ
・「宇宙マーチ」 キャプテンウルトラ
・「ロボットマーチ」 鉄腕アトム
・「正太郎マーチ」 鉄人28号
他にもあったはずだ。
これらのマーチに共通していたのは、イントロが流れてきただけで、わくわく感が爆発したこと。
ともかく、聴いててノッてくるというか、気分が高揚した。
昔のアニメや特撮にはマーチのリズムの曲がけっこうあったのだが、最近のアニメや特撮の主題歌では、あまりマーチ系の曲って・・・耳にしない気がする。
それとも私があまり見てないからなのだろうか。
そのかわり、複雑なメロディラインが多く、譜割りもコード進行も細かく、中々すぐには覚えられない曲が多い気がする。
私のモノ覚えが悪くなったせいだけだろうか?
まあ、それだけ主題歌が進化したのであろう。
今はテクニカル的にも工夫面でも理論的にも高度になっているのだろう。
カッコよさはアップしているのはわかる。
ただ、親しみやすくて1回聴いてすぐに覚えられる曲は、ないことはないにしろ、減っている気はする。「エヴァ」や「サクラ大戦」の曲などは非常に覚えやすかった。まあ、マーチではなかったけどね。
もしかして、マーチというリズムの曲は、今のJ-ポップの中では「古い」とみなされているのだろうか。
最近はアニメや特撮の主題歌にJ-ポップのミュージシャンの曲が使われることが多いし。
アニメや特撮の主題歌を受け持つことになったJ-ポップのミュージシャンの誰かが、マーチを現代流に主題歌に取り入れてくれないかな・・などと思うことが私にはある。
その場合、たとえマーチを取り入れても、昔の主題歌によくあったマーチとは違うものになるだろうなとは思う。
昨今のアニメや特撮主題歌の進化ぶりを考えると。
シンプルな主題歌で育った私の世代に比べ、進化を続ける今の主題歌で育つ若い世代は、より高度な構成の曲を幼い頃からアニメソングで聴いてるので、そういう人が大人になって、やがてアニメソングを手掛ける立場になったとしたら、一体どんな主題歌を作るのかな・・・という興味は私にはある。
より複雑になり、ある意味世代を絞った音楽が更に増えていくのか、あるいは幅広い世代を狙った音楽が増えてくるのか。
まあ、作品にもよるんだろうけどね。
幅広い世代を・・それこそ子供から大人にまで覚えてもらえるような路線の曲を狙う場合は、シンプルさは大事な要素だとは思う。
そうなると、マーチの復権もあるのかもしれないかな・・などと私はふと思ったりもしている。
ちなみに、アニメ・特撮番組の中の数あるマーチ系の主題歌でも最強クラスだと私が思う曲、赤影のオープニングテーマが、これ。↓
高揚感が、半端なかった。
作曲者にとっても、会心の出来だったらしい。
ナレーションで始まり、ナレーション部分の最後に「赤影、参上!」と入るタイミングのかっこよさは痛快で、毎回ワクワク感が爆発させられたものだった。
バックに流れるイントロの勢いと見事にシンクロしていた。
さらに、満を持したように始まるボーカル部分のメロディーの明るさと覚えやすさ、リズムの疾走感、共に最高だった。
赤影が、語り継がれるほどの名作として記憶されてるのには、あの主題歌の魅力も相当貢献していたと思う。
ちなみに、赤影の「忍者マーチ」、キャプテンウルトラの「宇宙マーチ」、鉄人28号の「正太郎マーチ」などは、甲子園の高校野球大会で、入場行進の時に流されたり、応援団による応援曲として演奏されても全然おかしくないと私は今でも思っている。
それどころか、気分が高揚して「よし、行くぞ!」という気にさせられ、元気と勇気とやる気が燃え上がる曲調だと思うのだが、どうだろうか。
特にチャンスの時などにこれらの曲が流れてきたら、こりゃたまらん(笑)。
甲子園の高校野球大会でよく流される「宇宙戦艦ヤマト」や「ジンギスカン」もいい。でも「忍者マーチ」「宇宙マーチ」「正太郎マーチ」は、それらに負けてないぞ、と。
嘘だと思ったら、「忍者マーチ」「宇宙マーチ」「正太郎マーチ」を一度聴いてもらいたい。
聴いてもらえれば、私が勧める気持ちを分かってもらえるのではないか・・と思うのだが。やる気マックス、テンションあがるぞ(笑)。
そういえば・・
赤影役だった坂口さんの訃報を耳にした時は、胸が熱くなった覚えがある。
赤影以後、役者として必ずしも恵まれてはいなかったように思えたから…。
こんな古い記事にコメントいただき、恐縮です。
科学的なご指摘、敬服します。
勉強になりました。
ありがとうございます。
藤代さんにとっては、複雑だったり残念だったりする気持ちがあったことでしょうね…。
木馬座がホリプロ傘下になったのではなく、色々あって1972年頃藤代先生の手から離れてしまったのだと思います。
にゃっぷーさんの女性部下の方は、にゃっぷーさんの影響を受けて、青影や白影の存在が頭の中で現役感覚の存在感を持ってるのかもしれませんね。
なんか、微笑ましいです。
「惚れてまうやろ」にならないようにお気をつけてください(笑)。←おい!
当時は木馬座でした。
今はこれがまた大人の事情で、産みの親の藤代政治先生(昨日で97歳)のマネジメントわしているホリプロの管理下に居る感じです。
ところで、金曜日、自分よりはそれなりに若いと思っている女性の部下が手振り付きで「大丈夫!」と言うので、はっ?と言うと、書類をしまう籠が行程により青と白の籠を使い分けていて、青籠、白籠ちむ青景白影をかけて言ったというので、嬉しくも驚くと共に、最近この話題時々するよなと思ってしまいました😅
バハハーイというセリフが、流行りましたっけ。
ケロヨンのツィッターは知りませんでした。
でも、大人の事情によるしがらみは、子供達のアイドルでも逃れられないのかな…なんて思ってしまいますね。
一生ものの経歴なんでしょう。
わかる気はしますし、こちらとしても嬉しいです限りです。
ちなみにケロヨンがTwitterで復活したけれど、事務所の制約もあり、なかなか活躍出来ないでいることは、御存知でしょうか?
多分皆割りと同世代なのは疑う余地がないような?
復活したケロヨンの中の人も。
この機会に、また行ってみました。
けっこう若い時分に役者はやめて、その後は全く別の仕事をされてるようですね。
金子さんといえば、「青影」と「河童の三平」のイメージが強いです。
今でも金子さんにとっては、それらを演じた体験は宝物なのでしょうね。
ところで昨日もリンクを貼ろうとしたらそれでは受け付けられなかったので、今度はタイトルを書きますが、青影さんのブログがあって、今でも更新されているんですよ。
タイトルは
金子吉延オフィシャルーだいじょ~ぶ!!
です。
私も子供時代には、よく真似しました。
そのフレーズ、若い人は知らないのではないでしょうか。
でも、それを知ってる人には、たまらないフレーズですよね。
それにしても、青影のあのポーズとフレーズは、どこから出てきたんでしょうね。
今異動期でありまた、人員も減らされて大変な時なのですが、今日私は部下の前で鼻に手を当てて、「大丈夫」と言いました。
以前このブログで「宇宙マーチ」だけをピンポイントに取り上げたこともあります。
忍者マーチは、もうあのイントロを聴いただけでテンション上がりまくりました。
気分高揚、わくわく感が半端なかったですよね。
正太郎マーチは、確かに2種類ありました。
インストバージョンは、毎回鉄人の「次回予告」の時に流れていました。
次回予告であの正太郎マーチのイントロが流れ、ナレーションで「さて次回の鉄人は・・」が入ると、もう次回が楽しみで仕方なくなったものでした。
私は鉄人は主題歌も好きでしたが、正太郎マーチは主題歌以上に大好きでした。
数人で歌われていたため、歌詞が少し聞きとり辛い個所があり、
「力合わせガオーと進め」という歌詞が「力合わせたオックスめ」と聞こえたものでしたし、私はそれで歌ってました(笑)。
>wikiによると、《マーチとは行進をするために演奏される楽曲、ないし、行進を描写した楽曲》ですから、気分が高揚するのはもっともなことでしょう。
作曲家は気分高揚させるメロディやアレンジを想定して作っていたのは間違いないでしょう。
記事の中でも書いてますが、「忍者マーチ」は作曲した人にとっても会心の出来栄えだったそうです。
そりゃそうでしょうね、なにせあのアレンジとメロディですから。
21世紀のアニメソングの主題歌は、クールでカッコイイ曲が多いですよね。
昭和のアニメソングは、シンプルで熱い曲が多かった感はあります。
時代性の違いなのかもしれませんね。
忍者マーチ、宇宙マーチ、正太郎マーチを21世紀の子供たちが聴いたら、どう感じるのでしょうね。
そのへん興味あります。
大好きでした。
テープレコーダーで録音して、何度も聞いたものです。
「忍者マーチ」の前奏のバスドラム(大太鼓?)が、
曲を盛り上げてくれて、心地好いです。
「正太郎マーチ」は、確か歌詞のあるのとインストルメンタルと
2種類あって、どちらも良かった。
レインボー戦隊やエイトマン、巨人の星、ヤマトのテーマソングも、
マーチっぽいメロディーラインじゃなかったかな。
wikiによると、《マーチとは行進をするために演奏される楽曲、
ないし、行進を描写した楽曲》ですから、気分が高揚するのは
もっともなことでしょう。
アニメの主人公たちが、画面狭しと大活躍するのですから
テーマソングの作曲家も、マーチっぽい曲をイメージ
するのでしょう。
21世紀の現代のマンガやアニメって、昭和の高度成長期の頃の
熱気というか情熱みたいなモノとは、真逆の、冷めた感じというか
乾いた作風のマンガが、多い気がします。
今の子供たちって高度に発達した情報化社会で育ち、何もかも悟ってしまっています。
そんな彼らが、昭和のアニメのテーマソングを聞いたら
ボクたちとは、異なる反応を示すかもしれません。