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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

楳図かずお先生のテレビアニメ作品

2022年07月04日 | 漫画・アニメ、そして特撮

 

楳図かずお先生といえば、恐怖漫画の巨匠であり、第1人者であろう。

日本の漫画界ではレジェンド的な存在だ。

ギャグ漫画も描かれてはいるが、やはり恐怖漫画のイメージは強い。

 

先生の作品には傑作は実に多い。

映像化された作品も多い。

だが、意外な事実もある。

それは、テレビアニメ化された楳図作品は、決して多くはない。

そう、少なくても全国ネットのテレビアニメは。

映画などで実写化された作品は「おろち」「漂流教室」をはじめ、けっこうある。「まことちゃん」は映画ではアニメ化されたことがあったらしいが、不勉強ながら私は知らなかった。

だが、テレビアニメ化された作品・・・というと、私には「猫目小僧」ぐらいしか浮かばない。

その「猫目小僧」にしても、一味変わったアニメ作品であり、普通のテレビアニメではなかった。

どちらかというと、紙芝居のような趣のあるアニメだった。

当時、アニメ「猫目小僧」は、アニメというより、「ゲキメーション」という造語で呼ばれていたぐらいだ。

 

大好きな楳図作品なので、私はもっとアニメ版「猫目小僧」に熱中して観ててもおかしくなかったのに、案外それほど観てはいなかった。

ちょっととまどってしまったんだと思う。

ゲキメーションという手法に。

 

楳図作品の原作の持つ絵の魔力、雰囲気の魔力を、なんとかテレビアニメで活かそうとして、ああいう形になったのかどうかはしらないが、ともかく風変りな作品ではあった。

 

 

楳図先生の恐怖漫画をアニメ化したのは、オリジナルビデオアニメでは、あるみたいだ。

だが、テレビアニメ・・・というと、・・・やはり「猫目小僧」ぐらいなのではないか。

少なくても私のつたない記憶の中では、そうだ。

あれほどネームバリューのある先生で、しかも名作ぞろいなのにもかかわらず、その現状が少し不思議ではある。

 

ジャンルが恐怖ものだから・・・なのだろうか。

いや、恐怖アニメというものも、存在はしていた。「妖怪人間ベム」なんか、それに近かったように思うし。

楳図先生の恐怖漫画には、読んでて「痛感」を感じることがけっこうある。

そう、読んでて、「痛い!」と感じてしまうシーンが多いのだ。

この場合「痛い」といっても、心理的な痛みではなく、肉体的なダイレクトな痛みである。

そう、出血をともなうような痛みだ。

 

顔の皮をひっぺがしたり、心臓をわしづかみで奪ったり。

けっこうショッキングな展開。

そういうのを、テレビアニメで描くのはやはりハードルが高かったのかもしれない。

特にゴールデンの枠では、なおさら。

 

 

そのへんがネックになってたのだろうなあ。そうとしか思えないのだが・・。

 

 

ゴールデンタイムで放送されるアニメとしては、刺激が強すぎるのかもね。

もしもゴールデンタイムで放送されるとしたら、あの刺激性や衝撃性はかなり薄められてしまう可能性がある。

そうなると、楳図作品としてのインパクトはだいぶ薄められてしまうし、ファンとしては物足りなく思ってしまいそうだ。

 

そんなことを考えると、楳図先生の恐怖コミックのゴールデンタイムで放送されるアニメ化は、やはり難しかったのだろうか。

 

 

 

 


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2 コメント

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Unknown (snowman)
2022-07-07 05:17:25
こんにちは。
この作品は当時TVで観たことがあります。
確か主題歌の歌詞は「がんばれー、がんばれー、猫目くん~」なんて具合だったと思います。
私もそれほど真剣に毎回欠かさず観ていたわけではないのであまり記憶に残っていないですね。
今や忘れ去られたTV番組と言えそうですね…。

因みに劇メーション作品としては『燃える仏像人間』(2013年)という劇場用作品がございまして私はレンタルにて鑑賞いたしました。万人向けとは言えませんがTVの『猫目小僧』のテイストは感じられる作品でしたよ。
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Unknown (だんぞう)
2022-07-07 09:20:42
こんにちは。
この作品は知る人ぞ知るアニメ作品という感じですね。
他の通常のアニメとは毛色が違っていたので印象的ではありました。
ただ、私も詳しくは覚えていないのですよ。
主題歌は全く覚えていません。

あの手法は「攻めていた」とは思うのですが、あまり話題にはならなかったみたいです。
ちょっと残念。

普通のアニメで制作したら、どうなったかなあ・・とは思ったりしますね。


燃える仏像人間?すいません、全く知りません。
しかも割と近年の作品なんですね。
近年とはいっても、2022年現在ではすでに9年前の作品ということになりますが(笑)。
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