時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

富士山の見えない富士見

2022年07月06日 | 日々の、あれこれ

 


各地には「富士見」と名がつく地名が多数ある。
富士見通りだったり、富士見坂だったり、その他。

 

名前から察するに、本来はその場所から富士山が見えたので、そういう地名になったのだろう。
だが、年月の経過と共に高層ビルなどが建ち並び、ビルに隠されて、富士山が見えなくなった「富士見」は各地に多数あるようだ。

地名になるぐらいだから、富士山が見えていたということは、その地域の昔の住民にとっては大きいことだったのではないか。
ある意味、その地域の「売り」「自慢」でもあったのではないか。

 

そんな場所に、後から建った高層ビルが富士山を隠してしまった場合、本当は地元住民はその高層ビルに複雑な思いを持っているのではないか。

本当は何かしらの賠償を要求したい人もいるのではないか。
すぐ近くに、富士を隠してしまいそうな高層ビルの建築計画が持ち上がった時、住民からの高層ビル建設反対運動などは起きたりしないのかな・・。

また逆に、そういう場所に高層ビルを建てた側の人は、それについて何も思わないのかな・・などと聞いてみたくなることがある。

富士山を隠してしまい、申し訳ない・・・・そんな気持ちにはならないのかな・・。
でも、それを口に出してしまったら、賠償をしなければならなくなりそうで、あえて気が付いていないフリをするのかな。

 

新たに建ったビルのせいで、富士見と名付けられている場所から富士山が見えなくなってしまった場合、そのビルがその場所の近くに建ったのならまだしも、時にはその場所からかなり離れた場所に建ったビルだったりすると、住民としては言いづらいかもしれないね。
そういうケース、絶対にあると思うから。

現に、私の知ってる場所でも、そんな場所はある。
そこは新たに遠くに高層ビルが建ってしまったばかりに、富士が見えなくなってしまっているから。しかも、富士を邪魔しているビルが建っているのは、けっこうその場所から離れているから。


この場合、新たに建ったビルに出入りするようになった「新参者」は、富士が見えたりするのだろう。
まるで割り込みみたいなもの(笑)??

このへん、どうも腑に落ちない・・・。

 


都内には、空気が澄んでいてよく晴れた日など、富士山が見える場所は今でもある。
せめてそういう場所だけでも、この先も富士山が見える場所であり続けてくれることを願うばかりだ。

やはり、都内から富士山が見えると、嬉しいから。

 

高層ビルを建てることを決断する人たちは、そんなこと「うるさい。俺の土地だ。地元住民のそんな気持ちなど知ったこっちゃない。」なのだろうか。
これからも。

 

いずれ・・都心の大半が高層ビルの森みたいになってしまう未来が来るのだろうか。

 

まあ、都心で土地を広げるとなると、どうしても上に増やすしかないのだろうけど・・。

横に広げるとなると、まず隣の土地を取得しないといけない。そうなると、資金も時間も手間もかかりすぎるであろうし。


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