時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

こんなもんでいいや病

2008年04月20日 | 日々の、あれこれ
「こんなもんでいいや病」にかかると、長びくし、やっかい。
どうも、知らず知らずのうちに、そんな病気にかかっていたりする。
不思議と、大人になるにつれ、症状が何かの機会に顔を出す。

例えば、曲を作る時。
一度ざっと曲が出来上がった時に、その場でその症状が出てしまうこともある。
最近、それじゃまずいだろうとも思い始め、手直しを加えることもあるのだが、手直しを加えるのは、曲が出来上がってしばらく経ってからにしている。
出来上がったばかりの時って、一種の興奮状態にあることがあるので、しばらく時間が経ってからの方が冷静に見返しやすい。

だが、出来上がった直後でも手応えがなく、また、時間がしばらく経過してもこれといって改良ポイントが浮かばない時、「こんなもんでいいや病」が出てしまうことがある。
で、結局・・・たいがいそんな曲は、自分の中で長く埋もれることになる・・。
出来上がった直後に、手応えがあれば、それはすぐに即戦力の曲になるんだけどね。


音楽に限らず「創造する」という作業をしてる人にとっては、「こんもんでいいや病」が発病するか、あるいは「まだまだ、これじゃダメだ」と思うかによって、今従事してることの出来が変わったりする。
「まだまだ、こんなもんじゃダメだ」と思い、作品を見直し、改良してゆくことで、それが一大傑作になり、評価もあがり、その後そういうことに従事できる機会が増えることにもつながる。


だが・・・時として・・・・「こんなもんじゃダメだ」という思いが逆に作用することもある。
その結果、手を加えてゆくことで、最初の頃にあった新鮮さや味わいや勢いがなくなって、こじんまりとした凡作になってしまうこともある。

そのへん、兼ね合いは本当に難しい・・。







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