時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

忘れられない夜になりました

2011年06月20日 | 音楽活動

6月19日。

大森「風に吹かれて」で、「音楽は止まらない」というライブに我々「時代屋」も出演させていただき、無事にライブが終了いたしました。

 

この日の時代屋のメニューは、以下の通りです。

 

1、アイ・リメンバー・ユー  作詞作曲  ジャンの介

2、空の少年   作詞作曲 だんぞう

3、雨の音    作詞作曲 佐藤公彦

4、やさしくうたって 作詞作曲  佐藤公彦

5、もっと早く出会えていたら  作詞作曲 だんぞう

 

この日のライブは私にとって、二つの「大きな意義」があるライブになりました。

まず1つは、初の自主製作アルバム「空を見ていた。」の、完成直後のライブであること。

そしてもう1つは、あのケメと同じステージに立てるということでした。

 

トップバッターにして、この日のライブの主催者小山さんは、相変わらずの熱いステージ。

その熱さはいつも通りなんだけど、今回は、それだけじゃない内省的な側面がよく出たパフォーマンス。

ガンにむしばまれていく女性のことを歌った自作曲は、深くリスナーの心に届いたのではないでしょうか。

熱さと悲しみを兼ね備えた、切ない歌いっぷりでした。

 

そして2番手が我々。

会場はケメファンが大半だったと思いますが、すごく暖かく聴いてくれました。

拍手もいっぱいいただきました。

今回は、ケメも出演するということで、小山さん同様に我々もケメの曲のカバーを演奏メニューに入れました。

ケメ本人の前でケメの曲をカバーする・・・考えてみれば、大胆というか、怖いというか。

今思うと、よくそんなことが出来たなあ・・なんて気もしますし、その出来やアレンジに気を悪くされたらどうしようかと思いましたが、実際はケメ君はとっても喜んでくれて。

我々もホントに嬉しかったです。

以前、ケメ・トリビュートをやった時、いつかケメを交えたケメトリビュートライブをやりたい・・なんて思ってたいた私ですが、その思いが、ここにひょっこり実現してしまいました。

 

そして、ライブは3人目の出演者の登場。その出演者こそ、ケメ君本人!

会場の女性ファンたちにとっては、「待ってました!」というところでしょう。

アットホームな雰囲気の中、ひょうひょうとしたMCを交え、おだやかな弾き語りでのライブ。

有名な代表曲はやらず、あえて最近の曲などを中心にしたステージは、いつもながら。

それは、何よりも「今の気持ち」を大事にする姿勢なんでしょう。

それは、最近私が自主製作アルバムを作った時に、若い頃に作った曲からのベスト的な選曲をせず、今の自分の気持ちを優先した選曲にしたのと似たような感覚なのかな・・などと思ってしまった私は、ケメのスタンスに共感を覚えたりもしました。

 

で、ケメのアンコールが終わり、4人目の出演は水野さん。

小山さん、時代屋。そしてケメ・・と、ケメ系の(?)流れで来ていたこのライブでは、当初やりづらかったかもしれません。

でも、曲が始まってしまうと、1曲で会場の流れや雰囲気を変えてしまえる実力派。

ブルース系のギターワークに、渋い歌声。かっこいい。

ぐいぐい水野ワールドに引き込んでしまうのは、さすがでした。

 

で、水野さんのライブの最後に、小山さん、時代屋、そしてケメ・・・・といった今日の出演者全員がステージにあがり、センターに水野さんがいて、、それを取り囲むように出演者が並び、私の大好きなディランの名曲「アイ・シャル・ビー・リリースト」を。

ステージ上の私の右横には超至近距離でケメがいて、私がケメに視線を向けると、そのたびにケメも気付いてくれて、お互いに微笑みあいながら合唱。

 

そしてそして、最後の最後には、センター位置にケメに立ってもらい、誰もが待ち望んでいたケメの代表曲「メリーゴーランド」を、出演者全員でセッション。

お客さんにとっても、これが見たかった、聴きたかった・・という感じだったかも。

この曲では、センターのケメの右後ろに私がいて。

サビの「僕の生き方は~~」あたりでは、私はマイクもないまま、ケメの歌声にハモリをいれて歌ってました。

いいのかな~~。

 

この時私は不思議な感覚でいました。

十代の頃からリアルタイムで聴いてて、好きだったシンガー、ケメ。

彼が音楽活動を休止してた頃に、中古レコード屋をめぐって彼のアルバムを揃え。

消息が途絶えてた時期に、ケメに関する長いコラムを書き。

そして、彼の曲を自分のユニットでカバーし。

ケメトリビュートを開催し。

そんな長い思いを持って、自分の心の中にいたケメと、今同じステージに立っていて、時には目を合わせ微笑みあいながらディランの歌を歌い。

そして、ついにはあの「メリーゴーランド」をケメ本人と一緒にステージで演奏している。

そんなシチュエーションに、私は不思議でもあり、夢のようでもあり、本音を言うと感無量でした。

音楽を続けていてよかったと思ったし、幸せでした。

 

忘れられない夜になりました。

 

会場に来てくださった皆さん、お店のスタッフの皆さん、本当にありがとう。

私の自主制作アルバム「空を見ていた。」を購入してくださった方、本当にありがとう。

そして小山さんにも、水野さんにも、ケメこと佐藤公彦さんにも、本当にありがとう。

 


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