時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

オケ・スタイルでのライブを見て。

2008年12月30日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

28日の日曜日、六本木にミナちゃんのライブを見に行ってきた。

ミナちゃんは、私の幼馴染のN君の仕事仲間だった女性シンガーで、今ではメジャーデビューしている。

この日のライブは6時開始で、出演者は何組も。
ほとんどのお客さんは、自分の目当ての出演者の出演時間帯に合わせて来てるようだったが、私は一人だったし、一人で立ち見になるのもナンだし、1番目の出演者の時間帯から店に入って、なんとか席を確保。

この日の出演者は、少なくても私が店に居た時間帯までは、全員オケでの出演。

生演奏をする出演者がいるライブの中に、オケで出演する出演者がいると、とかくインパクトでは生演奏の出演者に押されぎみになるケースを数多く見てきてるが、この日みたいに全員がオケでの出演だと、平等でいいね。

こういうライブ形態もあるということだ。

楽器は弾かないけど、ボーカリストとしてやっていきたい・・そんな人は多いはず。
そういう人は、バンドでも持ってれば別だけど、ピンでライブをどんどんこなしていくとなると、やはりオケになるだろう。

ただ、オケでやるとなると、演奏を間違えるということはない代わりに、インパクトを出すには、プラスアルファの要素も重要になるだろう。
単に突っ立って歌ってるだけじゃ、普通のカラオケみたいになってしまうケースがあるからね。
特にアマチュアシンガーにとって。

その点、ミナちゃんはダンスでも見せてたので、見せる要素はしっかり意識していたので、印象が良かった。
昨今流行りのR&Bとか、バラード系を歌う出演者が多い中で、ミナちゃんの選曲はロックしていた。
1曲目がいきなり「ムーブ・オーバー」だもの。
そう、あのジャニス・ジョプリンで有名な曲。

私的には、この1曲めの選曲だけで「そうこなくちゃ!」って感じだった。
途中からダンサーなんかも出てきて、ダンスこみのパフォーマンスで、かっこよかった。


惜しむらくは、店の状況だった。
なにせ、客がひっきりなしに入れかわるため、行きかう客の姿でステージがよく見えなかったりしたし、じっくりライブを見ずに通路の真ん中に立って客としゃべってる「出番を終えた出演者」もいた。
ほとんど、パフォーマーを見ずに、仲間内でしゃべり続けてる客も多かった。
おかげで店内は、じっくりライブを見る・・という雰囲気になってなかった。

この店に行くのは2度目だけど、あまりこの店ではライブは見たくない。

言えるのは、これは、出演者のせいではない・・ということ。
店の雰囲気のせいだろう。

まあ、これは私の個人的意見でしかないし、店にも名誉や営業戦略もあるかもしれないので、あえてここでは店の名前は出さない。


とりあえず、ミナちゃんには迷わず進め!と言っておきたい。
ファッションも、ダンスも、雰囲気も、選曲もカッコ良かったから。

それと・・いつか生演奏でのライブもできるといいね・・とも言っておきたい。
バックに楽器を弾くサポートメンバーがつくと、できるよね。


私にとってこの日のライブは、「世には、オケでライブをこなしてるボーカリスト志向の若い人は多いのだな」・・という実感を持ったライブだった。

普段自分が出るライブや、自分が見るライブは、ほとんど「生演奏」のライブなので、この日は、自分の方向性とは違うスタイルのライブの存在をはっきり認識した。

オケでライブをやる人はたまに目にすることくらいはあったけど、この日みたいに「全員オケ」ってのは初めてだった。
オケでのライブは、生演奏ライブに比べて、アピールという意味で大変かもしれない。
ある意味、ハンディがあるかもしれない。

でも、逆にいうと、オケでのライブで個性をアピールしたりインパクト出したりできるようになって鍛えられていけば、いざ生バンドが付いてライブやる時は、普段生演奏でライブやってる人よりもアピール度は上になるだろう。

その意味では、オケでライブをこなす人たちには、いつか生演奏をバックに従えてライブをやる日のために頑張っていってほしい。
そう思う。

そう、「あしたのジョー」じゃないけど(笑)、明日のために。


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