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先日、心霊スポット検証系の某DVDを見てたのだが、そのDVDの中に「土合駅」という駅が出てきた。
そのDVDの中では「土合」という固有名詞は伏せてあったが、その後私が自分で検索して調べてみたところ、その駅は「土合」という駅であることが分かった。
このDVDを見るまで、私は「土合駅」という駅は知らなかった。
非常に特徴のある構造の駅であった。
駅は2種類に分かれており、上りホームは地上にあり、下りホームは地下にある。その高低差は、なんと!81メートルもあるらしい!
なので、地下ホームは「日本一のモグラ駅」とも呼ばれているようだ。
地下にある下りホームに行くためには、長い長い階段を徒歩で降りていかねばならない。その段数たるや、なんと462段!長さは338メートル!
なんという構造・・・!
その階段のある風景は、一種独特のムードであふれている。不思議な光景だった。
とても、電車の駅に通じる階段とは思えない。
そのDVDによれば、土合駅は有名な心霊スポットらしい。まあ、だから、そういうDVDで取り上げられたわけだ。
で、後でその駅のことを調べていて、ビックリしたのは、その地の底にあるような心霊スポット駅が、新清水トンネルの内部にあるということ。
清水トンネルといえば、非常に有名なトンネルだし、かつては日本一長いトンネルとして全国的に有名だった駅。そんなメジャーなトンネルにあるとは。
清水トンネルというのは、現在3種類ある。
上越線の上り(新潟から東京へ向かう)が清水トンネル。
上越線の下り(東京から新潟へ向かう)が新清水トンネル。
そして、上越新幹線が通るのが大清水トンネル。
もともとは清水トンネルしかなかったのだが、上越線を複線化する必要が生まれ、その結果新清水トンネルがほられ、上越線の上りと下りでそれぞれ別々のトンネルを使うようになったらしい。
で、土合駅は、東京から新潟方面に向かう上越線の駅・・ということになる。
今は、東京から新潟に向かう際、ほとんどの人が新幹線を使う。新幹線が通るのは、大清水トンネル。
なので実際にこの駅を電車が通過するのは、一日に数本らしい。そのため、利用客は日に20人前後ほどらしい。
しかもこの駅は今は無人駅。
なので、この駅を知らない方が多いのも無理はないのだが、最近はこの駅の特異さに興味を惹かれる人がふえてるようで、実際にこの駅を電車の乗り降りで使わなくても、見物に来る人は増えてるらしい。
ましてや、心霊スポットとしても有名・・とあっては。
とはいえ、一応現役の駅ではあるので、電気はしっかりついているし、待合室もあれば、トイレも普通に使われてるわけで、心霊スポットとは言われても、通常の心霊スポットほどの不気味さは・・・DVDを見てても感じなかった。
不気味というよりも、映像を見てると・・・・やはり不思議な空間・・というしかない。そんな感じなのだ。
この駅が心霊スポットになったのは、谷川岳登山で、もっとも遭難者を出しているのがこの駅の利用者だったかららしい。
遭難者の数は800名を超えるらしく、ふもとには慰霊の碑もあるという。
そのせいか、出る霊は谷川岳登山者の霊だとか。
この駅で特に霊の目撃情報が多いのは、ホームにある待合室と、そのわきのトイレらしい。
電車が一日に数本しか来ないし、乗り降りする客が少ないので、ホームには普段は人っけはない。
そのせいか、閑散としている。
そんな雰囲気もあいまって、心霊スポットらしさも高まっているのかもしれない。
ともかく、不思議な駅ではある。一種独特の雰囲気にあふれている。
上越線を東京から新潟方面に向かって乗っていけば、この駅には来れることになる。
心霊スポットというと、とかく辺鄙な場所が多いが、ここは来方もはっきりしてるし、その意味では心霊スポットの中ではアクセスがいいほうだろう。
上越線に乗って東京から新潟に向かう予定がある方。
時間的に余裕がある方・・・・いかがですか?
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