毎週金曜の夜、テレ東で放送されてる「トコロさんのそこんトコロ」という番組の中で家電修理人の今井さんのコーナーがある。
このコーナーを見るたぴ、この今井さんがカッコよく見える。
いやなに、見た目は普通のおじさん・・というか、どちらかというとおじいちゃんなのだが、仕事っぷりがカッコいい。
こういう人は貴重だと思う。いないと困ると思う。
だからできれば、この今井さんには弟子をとってほしいなあ・・と。
そして、家電メーカーには、この今井さんのような社員を常駐させてほしいとさえ思う。
まさに、家電のブラックジャックに見える。
なにせ、各メーカーがもう作ってなくて、部品すら残ってない家電でも直してしまう。
メーカーが利益を追求する会社という存在である以上、利益を追求するのはわかるのだが、その反面、売上が落ちた商品は生産中止になり、一定の期間を過ぎると、その商品か故障した時に直すためのパーツもなくなる。
その結果、故障した商品は、一定期間過ぎると、もう修理すらできなくなる。
まあ、そんな場合は、メーカーとしては替わりの商品を新たに買ってくれ・・ということなのだろう。
だが、商品によっては、替わりの商品が見当たらないこともある。
古い商品だと、特にそうだ。
故障した商品に、その持ち主の思い出が染み込んでいたり、替わりの効かないデータが入っていたりすると、もうそういうのはどうしようもなくなったりすることもある。
そんな時、今井さんのような修理の職人さんがいると心強い。
これだけ世の中には様々な家電が溢れかえっていれば、故障する家電も多いはず。中には故障したまま直せずに放置されてるものも多いだろう。メーカーにパーツの在庫がなくて。
でもそんな家電でも、なんらかの思い入れがあって、できれば復活させたいと思ってる利用者はいるはず。
だからこそ、その会社が過去に作った商品だけでも、きちんと直せる人は確保しておいて欲しいのだが。
なにもよその会社の商品まで直してほしいとは言わないから。
そんな意味でも、今井さんのような人には弟子をとってもらい、そのノウハウを覚えた教え子たちは、それぞれの会社に戻っていってくれたらなあ・・などと思ってしまう。
で、各社は、そんな人材を確保して大事にしてほしい。
今は生産されてなくても、直せなくなった商品だってあるのだから。
もちろん、こういう姿勢を持ってほしい会社は、家電だけでなく、他の商品にも言えるとは思う。
最近はほとんどありませんね〜
TVなんか調子が悪くなって量販店に相談にいくと、十中八九「修理すると時間もコストも結構かかる・・・」と言われて、結局新しいモノを勧められてしまいます。
リサイクルショップも増えたし(笑)
昔は家の電気製品が壊れると、町内の電器屋さん呼んで修理してもらうのが普通でした。
でも、うちは父が電気系の技術者だったので、ほぼ父が修理してました。部品の交換が必要な時は、どこかで調達してたようです。子供心に修理してる父の姿はかっこいいなと思ってましたね。
さすがに平成に入ってからは、家電にも電子部品が使われるようになり、自力での修理はやめました。
それでも古い家電は本当に壊れるまで何度も修理して使ってましたね。うちで一番長生きしてたのは、確か昭和30年代生まれのトースターとアイロンでした。
ただ、ものによっては、代替がきかないものもあって、そんな時は困ってしまいます。
捨丸さんのお父さん、かっこいいですね。
そんな父親がいたら、自慢の父親でしょうね。
そんな父親なら、子供をからはリスペクトされるでしょうね。
もしかしたら、近所の子供たちからもリスペクトされてたのでは。
この日記で触れた今井さんは、電子家電も解体し、電子部品も直してしまいます。
なので、全国各地から終了依頼が届いてるようです。
こういう人材が、獲得でメーカーにもいればいいのになんて思ってしまいます。
まだ作りがシンプルで、ほとんどの場合、接触不良だったみたいです。ちょっとゴツめのプロ仕様のテスター使ってる姿は本当にカッコよかったです。
古いラジオなどはトランジスタではなく、概ね真空管が使われており、家には大小様々な真空管がありました。
不思議な形の透明なガラス管の中に、電球とは違う部品が見えるそれは、幼い私のおもちゃであり、宝物でした。