私自身マーチンギターのファンでもあるので、こんな本を見つけると、つい気になってしまう。
で、買ってしまうことは多い。
書かれていることや、写真に写っている楽器や光景などは、すでに知ってることが多い。
でも、写真などは、被写体が同じ場所やテーマや楽器でも、写す人や写す角度、写す場所によって微妙に違うので、見てて楽しい。
マーチン社のレンガ造りの旧社屋は、かなり有名。
ギター製作の現場としては、現役引退だが、保存はされてるらしい。
なかなか味わいのある建物だし、いつか行ってみたいものだ。
昨今のギター業界では、個人ビルダーによる高価なギターがもてはやされがち。
アービン・ソモギ、ケビン・ライアン、ダン・マッサー、リンダ・マンザー、その他。
また、新興メーカーの台頭も著しい。
そんな中で、一流メーカーの座を守り続けてるのは、なかなか大変なことなのだ。
思えば・・・昔のマーチンギターはアーティストモデルというものは一切作らなかった。
有名アーティストと契約しなくても、アーティストのほうで自然とマーチンを選んでくれる・・・そんなスタンスであった。
そこにはゆるぎない自信と誇りがあった。
最近のマーチンはアーティストモデルが多く、人気も集めてるようだ。
スタンドードモデルは、いささか影が薄い感がある。
そんな点に、長年のマーチンファンとしては多少複雑な思いがあるのだが、これも世の流れか。
高価なギターだけでなく、学生でもらくに入手できるような廉価版ギターも、最近のマーチンは作っている。
まあ、そのへんも・・世の流れなのだろう。
とりあえず、いつまでもアコギの一流メーカーであり続けてはほしい。
で、くれぐれも、スタンダードモデルの大事さを忘れないでほしい。
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