ネットで、あるサイトのカップ麺の売れ筋ランキングを見た。
ネット上にあるそういうランキングの選考基準は、サイトによってまちまちなのだろうが、私が見てたサイトでは、意外なことに気付いた。
まず売れ筋としてナンバー1なのは、日清のカップヌードルであろうとことは予想できたし、実際その通りだった。
だが、リピート率という点では、むしろまるちゃん(東洋水産)の「赤いきつねと緑のたぬき」のほうが上になっていた。
少なくても、そのサイトのランキング基準ではそうなっていた。
もっとも、かといってカップヌードルのリピート率との差は微々たるものだけど。
リピート率では、「赤いきつねと緑のたぬき」がトップで、カップヌードルのリピート率は僅差でそれに次ぐ順位だから、そのへんはさすが元祖カップ麺。
ちなみに、そのランキングでは、まるちゃんは「赤いきつね」と「緑のたぬき」の連合組だった。
単品だったらリピート率もカップヌードルの方が上だったのかもしれないけどね。
ランキングを見てると、カップヌードルの「日清食品」とまるちゃんの「東洋水産」の2社が上位をほとんど占めていた。
そこにたまに、まるか(ぺヤング)、明星食品(一平ちゃん)、マルダイ(長崎ちゃんぽんやニュータッチ)、エースコック(スーパーカップ)、サンヨー食品(カップスター)が入るランキングになっている。
ともかく、日清と東洋水産の2社のシェアは圧倒的。
ある程度予想できたとはいえ、これほどとはね。
明星やエースコックやサンヨー食品なんて、もっと何種類も入っているかと思ったが。
もしかしたら、日清や東洋水産よりもバリエーションが少ないのかな?そのへんは私にはよくわからないけれど。
そういえば、赤いきつねといえば。
コンビニで売られる赤いきつねには、あげが2枚入っている。これは本当に嬉しい。お得感がある。
なので私がカップのきつねうどんを買う時は、いつもコンビニで「赤いきつね」を買うことにしている。
味自体は、どん兵衛も負けずに美味しいのだが、赤いきつねは、やはりあげが2枚入っているのは大きい。
これに対抗して、いつかどん兵衛もきつねうどんにはあげを2枚入れるようになるのかなと思ったが、これを書いてる現在ではまだその動きはない。
ただ、同じまるちゃんの赤いきつねでも、スーパーなどで売られているバージョンには、あげは1枚である。
あげが2枚入っているのは、コンビニ売りの赤いきつねのみのようだ。
その理由はなんなのだろうね。
ちなみに、てんぷらそばの場合は、どん兵衛も緑のたぬきも条件は同じ。てんぷらは1個。
なので、カップのてんぷらそばに関しては、どん兵衛も緑のたぬきも私はどちらかを優先したりはしていない。まったく互角。
まるちゃんの赤いきつねと緑のたぬきのリピート率がカップヌードル以上なのは、もしかしたらコンビニで売られる「赤いきつね」が大きいのではないか。
緑のたぬき・・・というよりも、コンビニ限定の「赤いきつね」が勝因なのかもしれない。
やはり、あげが2枚ってのは強力だもの。
そんな気がしてならない。
まるかのぺヤングは、カップやきそばの中でも長老クラスなので、安定した人気を保っていて、その人気が不動であることはさすが。ちなみにぺヤングには他にも色んなバージョンのカップやきそばがある。
超激辛をはじめ、いくつもの味違いがある。
他のカップやきそばと違うのは、大盛りバージョンの量。
ぺヤング以外のカップやきそばの大盛りは、だいたい麺が120~130グラムだ。
ぺヤングは麺の量がそれと同等の大盛りは出していない。
そのかわりにあるのが、超大盛りの「麺が2個」バージョン。
普通盛りの麺がまること2個入っていて、確か麺の量は・・180グラムだったかな。
通常のぺヤングは90グラム。超大盛りぺヤングは、通常のぺヤングを2個食べる量なのだ。つまり、ぺヤングには大盛りはなくて、代わりに超大盛りがある・・・そんな感じ。
もっとも、ぺヤングにはそれ以上の大盛りもあるけど、超大盛りでも腹がパンパンになるのだから、それ以上の大盛りになると私はひとりでは食べきれそうもない。
総じて、カップやきそばの麺の量は、普通のカップ麺に比べ麺が多めだが、その相場を確立したのがぺヤングだったかもしれない。
明星食品では、やはり「一平ちゃん」の存在は大きいと思う。カップやきそばの中では定番商品で、私が行くどのコンビニにいっても売られている。
ぺヤングや、UFOなどと共に、がっちり市場を確保し続けている。
ランキング入りしたのは、やはりその一平ちゃんやきそばが大きいのだろう。
マルダイの長崎ちゃんぽんは、私が普段よく行くお店では、売られていたり、いなかったりする。同じマルダイの商品ではニュータッチのカップ麺もまた、店によって見かけたり見かけなかったりする。
昔はニュータッチのチャーシュー麺なんて、どの店に行っても売られていたものだが、最近は昔ほどは見かけなくなった。いつも見かけていた頃は、ニュータッチのチャーシュー麺は私の中では定番だったのだが。ちなみに、私の父もニュータッチのチャーシュー麺はよく家にストックしていた。
エースコックのスーパーカップは、よく見かける。やはり麺が大盛りなのが基準なのが大きいのだろうね。大盛りというのがスーパーカップシリーズの売りで、標準仕様だから。
特にスーパーなどでの値引き販売では、スーパーカップはよく見かける。
また、スーパーカップには何気に種類が多い印象がある。
なので、ランキング集計時には票がバラけてしまうのかもしれない。
サンヨー食品のカップスターは、どうも私の中ではカップ麺界の中では少し地味な印象がある。
サンヨー食品といえば、なんといっても即席めんの世界では、あのド定番「サッポロ一番」を持つ、老舗。長老格。インスタント麺界への貢献度も高かったはず。
なので、ランキングではもっと入ってもおかしくない気はするのだが、カップ麺の「カップスター」シリーズが私の中で少し地味に思えるのはなぜだろう。
世の中には多数のカップ麺があり、現れては消えてゆくカップ麺は多い。
新しいカップ麺を見かけると、つい買ってしまう私。
中にはローカル色の強い、地方ならではのカップ麺もあり、そんなカップ麺が物産展などで売られていると、ついつい買ってしまう。
そう、私はカップ麺に関しては浮気性なのだ。
でも、色々なカップ麺に浮気しても、一定のペースで、ド定番のカップ麺に戻りたくなる。
そして、それらのド定番商品の変わらぬ味を味わうと、安心感を感じる。
ランキングで上位にいる商品は、やはりド定番な商品が並ぶ。
安定した人気を長年も保ち続けていることは偉大なことだ。
メーカーとしては、消費者が浮気性な人が多いことはおりこみずみであろう。
でも、いずれ定番商品に戻ってくるという自負もあるのだろう。
じゃなかったら、とうに消えているだろうから。
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