雪景色というのは、見る分には本当に美しいと思う。
都心でもたまにかなり雪が積もることがあるが、雪が積もった様は都心の景色でもきれいに見える。
それが地方の田園風景や山に降り積もった景色は、なおさら美しい。
都心の雪景色など、普段見慣れた場所であっても、雪景色になると、別世界のような雰囲気になる。
都心で育った私は、たまに雪が都心にかなり降り積もると、わくわくしたものだった。
どれだけ積もるだろう・・・とか、明日は級友と雪で遊ぼうとか思った。
級友と雪で遊ぶ場合、やはり定番は雪だるま作りだったり、雪合戦だったり。
かまくらを作れれば一番いいけど、さすがにかまくらを作るまでには至らなかった。
だからこそ、都心でかまくらを作ってみたかった。
雪国で作られるような大きなかまくらを。人が何人も入れるようなかまくらを。
旅行などに行き、電車の窓から山や田畑に一面に白く降り積もった雪景色を見ると、かまくらで遊べる「地方の子供たち」がうらやましかった。
人が何人も入れるかまくらを作るには、かなりの量の雪が必要になるはず。
東京にも20センチ以上雪が積もったことはあったが、それでも人が何人も入れるかまくらを作るのは無理だった。
それでも、20センチ以上雪が積もった時は、夜、私の家の近くでスキー板を装着して歩いている人はいた。
そこは決して坂ではなかったので、その人はとりあえずスキー板を装着して移動していただけだったと思う。
なにより、都心でスキー板を装着できる状況というのが非日常で楽しかったのだろう。
どうせ翌日になって、もし晴れれば、あっという間に雪は溶けていくはず。
雪が積もった状態の道では、不便で仕方ない。なので、朝になって雪がやんでいたら、人は雪をかきわけで、アスファルトの道を露出させる。
そうなると、雪はもうぐしゃぐしゃになり、後は氷となるだけ。
となると、都心でスキー板を装着するには、雪が降ってる最中の夜しかチャンスはないのだ。
翌日になるともうそれはできないであろうから。
だが・・・地方の一面の雪景色では、仮に道路は除雪をしたとしても、それ以外の雪景色が辺り一面に残っている。
先日、電車の窓から見えた、こんな雪景色。
生活には不便だろうけど、遠目に見る分には本当に癒される。
白1色の世界には、静けさと、ポツポツと点在する灯りが良く似合う。
きっと今頃(2月)は、もっと積もっていることだろう。
名曲「なごり雪」も、「駅で雨」ではなく、「駅で雪」だからこそ、はかない美しさを永遠に生かしています。
さて、私も今から20年以上昔、お父さんが新潟県にて単身赴任されていらっしゃった時、お母さん・私・妹で、新潟県寺泊まで高速バスで行ったことがあります。
その車窓から見た本場の雪山が本当に美しかったこと、今でも瞳に残っています。
雪とは、大自然・都会・田舎まで、化粧することが本当に上手ですね(笑)
特に交通アクセスの面で。
でも、景色はきれいなんですよねえ。
だから、歌にもよく出てきます。
その風情ゆえに。
お父様は新潟に赴任されてたことがあるのですか。
寺泊には市場みたいなものがあったでしょう。
私は夏に行ったことがありますが、夏の寺泊はかなり暑かった覚えがあります。
意外でした。
雪は、仕事が休みの日に降ってくれるとベストですね(笑)。