アイヌ音楽について、以前このブログで安東ウメ子さんのことを取り上げたことがある。
そのネタの中では、アイヌのミュージシャンであるOKIさんのことにも触れた。
OKIさんは、トンコリ奏者である。
トンコリというのは、アイヌの弦楽器。
先日、角松敏生さんのライブ映像を見る機会があったのだが、そのコンサートの中で、角松さんのバンドの中に、OKIさんの姿があった。
もちろん奏でる楽器はトンコリ。
角松さんの音楽の中にトンコリの音がまざるサウンドは、非常に興味深かった。
こういうコンサートなら、生で見たいと思った。
角松さんの音楽というと、ボーカルの入ったフュージョン系で、16ビートのダンサブルなポップス・・・そんなイメージを私は持っていたのだが、トンコリの入ったサウンドは、それまでとはまた一味違った魅力があった。
そのコンサートでは、OKIさんの他に、アイヌ系のコーラス隊が加わり、更に!沖縄系ミュージシャンンも混ざっていた。
私はかねがね、アイヌ音楽と沖縄音楽を融合させたら、どんな音楽が生まれるか・・・と思っていた。
それも、融合させるにあたって、双方のミュージシャンがコラボして曲を作り上げ、更にサウンドも作り上げてゆく・・・そんな展開になったら、新しいタイプの音楽が生まれるんじゃないか・・とも思っていた。
それが・・この角松さんのコンサートでは、それに近いサウンドが展開されていた。
ホント、興味津津だった。
私が思い描いていたのと違うのは、その音楽は沖縄でもなく、アイヌでもない角松さんの曲であったということ。
ここまできたら、やはり、アイヌ音楽のミュージシャンと沖縄音楽のミュージシャンがコラボして作り上げる新曲と、そのサウンドを聴いてみたい・・その思いは強くなった。
誰か、そういう企画を実現してくれないかなあ。
それにしても、トンコリ。
好きな音色。
一度、触ってみたい。そして、自分で音を出してみたい。
これで曲を作ったら、どんな曲ができるかなあ。
曲を作る時、どんな楽器を使うかによって、出来る曲って微妙に変わってくるから。
これまでの自分の中になかった曲調が生まれたら・・・・それは、すごく楽しみなことではある。
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