2012年に私は「都心にカナカナが鳴いた夕暮れ」というタイトルの日記を、このブログで投稿したことがあった。
2019年現在では、もう7年も前のことになる。
ゴミゴミした都心で、カナカナの鳴き声が聞こえたのに驚き、なおかつ嬉しくも思い、書いた日記だった。
その日記には「でもそのカナカナは、都心で子孫を残すことはできるのだろうか」という思いも綴った。
都心でカナカナが鳴いてるのを聞いたのは、後にも先にも、その時だけだ。少なくても、それ以後、私の住む都心のエリアではカナカナが鳴いてるのを聞いたことはない。
ということは・・・そのカナカナは子孫を残せなかったのか、あるいは・・?
もっとも、蝉の寿命は、幼虫で地中で3~17年もあると言われているから(アブラゼミは地中で6年らしい)、2012年に私が聞いたカナカナの子孫はまだ地中にいるのかもしれない。
そうだとしたら、長ければ成虫まであと10年ぐらいかかることになるが・・・。セミは成虫の寿命は短いが、幼虫の寿命は実はけっこう長い。
ただ、2012年に聞いた「都心のカナカナ」は、無事にそのエリアでパートナーを見つけられたのだろうか・・・という疑問もある。
都心でカナカナの鳴き声を聞いたのは、その時の1回だけだったから、なおさら。
パートナーを見つけられなかった場合、いくら待ってもその子孫は現れるまい。
第一、 そのカナカナは、なぜそこにいたのだろう。
都心の地中で幼虫時代を過ごしたのか?
あるいは・・別の地域でカナカナを捕獲してきた人が、都心で放ったのだろうか。
後者だとしたら、パートナーなど見つからなかった可能性もある。
都心の夏は、異様な暑さである。それはこの先もそうだろう。
せめて・・夕暮れ時に、都心でもカナカナの鳴き声を聞いて、少しでも涼しさを感じたい。
カナカナの鳴き声って・・・少し涼しく聞こえるから。
すくなくてもアブラゼミやミンミンゼミよりは。
アブラゼミやミンミンゼミの鳴き声って、暑さ全開!という感じがするし。
ちなみに、成虫した蝉の寿命は1週間ぐらい・・・というのが定説できているが、最近の研究によると、数週間は生きるらしい。
中には1ヶ月生きる場合もあるとか。
思ったよりは生きるらしいが、それでも人間に比べたら1瞬の命。なので、短命サギ・・・とまでは言わないでおこう。
蝉よ、成虫の夏は一瞬。なので、せめてひと夏を謳歌しろよ・・・とは言っておこう。
とりあえず・・あのカナカナの子孫が、数年後私の住む都心エリアに現れることを、私は密かに待っている。
この声を聴くと、もう夏の終わりって感じします。
うちのそばには神社があるのですが、周囲は人の手が入っておらず、いわゆる里山のようになっています。
ヒグラシの声は、朝夕ここから聴こえてきます。
ここのところ雨がずっと続いてますので、これが終わればきっとヒグラシの声を聴く事ができると思います。
TOKIOの鉄腕ダッシュという番組をよく観てるのですが、新宿や六本木界隈ではカブト虫やクワガタなんかがふつうにいるみたいですよ。
こうした場所ならきっとヒグラシなんかもいるんじゃないかな〜
目黒川や神田川なんか鮎も遡上してるみたいだし、そう考えると東京の自然もずいぶんと回復というか変わってきてるんじゃないでしょうかね。
私の住んでる場所には近くに里山はありませんし、周りはビルや民家が立ち並んでいます。そんな環境なので、カナカナが鳴いてた時はけっこう驚きました。
その鉄腕ダッシュ、チラと見た覚えがあります。
カブトムシが、いかにも、、、というか、あんな見つかりやすい目立つ場所にいたのは驚きでした。
あまりに見つかりやすい場所だったので、ネットには「ヤラセ」説があったほどです。
都心はオリンピックへの備えで、再開発が続いてる場所がありますが、個人的にはもっと緑を増やしてほしいです。
まあ、いくら木が多い場所とはいえ、昼間出かけて行って見つかるっていうのは出来過ぎかも、ですね。
いくら都心で緑が多い場所でも一般の人が立ち入る事ができないのでは、
自然を実感する事は難しいでしょうね。
ヒグラシの声の鳴き終わりの後を引く感じが、少し寂しげでちょっと好きです。
この時期高尾山辺りに足を伸ばせば、ヒグラシ鳴いてないですかね?
あ、都心であの声を聴く事に意味があるんでしたね。
・・・カナカナカナ・・・
僅かにある街路樹にでも停まっていたのでしょうか…。
私の近所には、雑木林があるから、初夏から残暑漂う9月まで、あらゆる蝉が鳴いています。
中でも夏の終わりが似合い、哀愁あるヒグラシの声は私も大好きです。
最初、鳥の声かと思い、「どんなに淋しい顔をして鳴いているんだろう…?」と想像したこともありました(笑)
又、私も10年ほど前、埼玉県奥地で、雑木林がある場所とは言え、10月末期にもなるのに、まだヒグラシが鳴いていました。
夏真っ盛りに聴く蝉時雨も好いものですが、晩夏や晩秋に聴くヒグラシまた素敵なものですね。
「来年の夏まで、生き残ることが出来るといいね」などと思ったものです(笑)
だって、ほとんど探したりすることもなく、いきなり目の前に居たわけですから。
しかも都心で。
なのでヤラセ説の噂には私は「ありえる」と思っています。
高尾山には自然がしっかりありますし、ヒグラシは普通にいると思いますよ。
カブトやクワガタもきっといるのではないでしょうか。
そう、街路樹から聞こえたのです。
雑木林のある環境なら、色んな蝉がいてもおかしくないですね。
ツクツクボウシは都心でも割と耳にしますが、ヒグラシとなると中々・・・。
ヒグラシの鳴き声って、切なくて、風流なんですよね。
鳴き声には、気持ち「涼しさ」を感じたりもします。
年を越すことはできない、はかない成虫ではありますね。
街道を外れ山に分け入るとツクツクボーシ・・・
そして夕暮れ近く深山幽谷にある古刹に辿り着く頃、聴こえてくるのがカナカナカナ・・・ヒグラシの声。
私の勝手なイメージです。
でも、仕事を終え家路を辿ってマンションが建ち並ぶ住宅街を歩いている時、
ふと聴こえたヒグラシの声、驚き耳をすませてももう聴こえてくる事はなかった・・・
なんだかドラマのワンシーンのようで、想像をかき立てられますね。
東京では再開発をする時、いかに自然を創出するかが課題ともなっているようですね。
大規模な工事やってる渋谷駅周辺でも、蓋をしてた渋谷川を再び地上に出す計画もあるとか・・・
超高層ビルもいいですが、緑に溢れ小川の流れる東京なんてのも見てみたいものです。
童謡「春の小川」で歌われた小川は、実は渋谷近辺にあったんですよね。
渋谷川がまた清流になったら、いいだろうなあ、、、と思います。
渋谷は東京にいた頃に働いていた会社があったところで、
私にとってはとても懐かしく思い入れのある土地でもあります。
会社があったのは宮益坂の方で、警察署の並びにあるビルに入ってました。
道玄坂や公園通り方面の賑やかさも嫌いではありませんでしたが、
どちらかとういと宮益坂から青山方面へ続く246沿いと、その裏道が好きでした。
数年前上京した折にあの近辺を歩いてみましたが、記憶とはまったく違う街並みに驚いてしまいました。
でも、夏の夕暮れにあの風景の中でヒグラシの声を聴いたら、
たぶんとても不思議な感覚にとらわれるでしょうね。
もっとも、あのカナカナが蝉の声だと分かる人に限るでしょうが(笑)
完成したら、渋谷の駅周辺の印象が少し変わるんでしょうね。