通勤で、乗り換えの駅に着いた時に、いつも乗る急行よりも1本早い時間帯の急行が駅に停まっているのが見え、ダッシュしようかどうしようか一瞬迷ってる隙に発着音が鳴る・・そんなことがある。
もちろん、結局その「1本早い急行」には乗れないのだが、そんな時。
昔「スーパージェッター」という漫画に出てきたタイムストッパーがあればなあ・・・なんて思ったことがある。
スーパージェッターに出てきたタイムストッパーとは、30秒だけ時間を止めることができる「未来アイテム」だ。
そして、その30秒の間は、世界で自分1人だけ動くことができるのだ。
電車のドアが閉まりそうな時に、これを使えば、ダッシュすれば電車に間に合うことになる。
なんとも、いざという時に便利なアイテムだ。
30秒という長さは決して長い時間ではない。
あっという間に経過してしまう時間。
だからこそ、スリリング。
これがもし何日分も時間を止めることができたら、スリリング感は味わうことはできない。
だからこれを使った時は、素早く行動しないといけない。
旅行ができるほどの長さではないし、居眠りすらもできない時間で、それこそ「一瞬」だけなのだ。
なので、緊急用のアイテムといえるだろう。
電車や車にひかれかけている人を助けることもできるだろう。
便利な道具ではあるが、制限もあった。
それは、一度使うと、その直後30分間の間は使えないのだ。
だから、連続使用はできない。
そんな点も、緊急感があっていい。
と、こうして考えると、極めて便利な道具のように思えて、ことマンガやアニメに出てきたアイテムとしては、もっと便利なものもある。
それは、なんといってもドラえもんの「どこでもドア」である。
これさえあれば、そもそも電車になど乗る必要もない。
ドアを開ければ、そこが目的地なのだから。
「どこでもドア」の前では、タイムストッパーなど意味ない・・・とつい思えてしまう。
だが、タイムストッパーには「どこでもドア」に負けない機能がある。
それは・・・タイムストッパーは腕時計のように絶えず腕にはめているアイテムなので、いざという時の一瞬のニーズに素早い対応が可能。
「どこでもドア」だと、仮に4次元ポケットがあったとしても、出す手間がタイムストッパーよりもかかりそうだ。
どこでもドアは大きいサイズだしね。
なので、タイムストッパーとどこでもドアは、共存は可能だろう。
十分に準備して、じっくり使うにはどこでもドア。
いざという時の緊急用にはタイムストッパー。
どこでもドアは、旅の起点から目的地までの過程を省略してしまう。
旅の醍醐味の中に、目的地に着くまでの景色を楽しむ・・というのがあるとしたら、どこでもドアはそれには向かない。
もしも、どこでもドアが実現したら、交通手段など不要ということになり、車も電車も飛行機も船も必要なくなってしまう。
それこそ、会社の1時間の昼休みを利用して南極に行くことも可能になってしまう。
なので、どこでもドアがもしも実現したら、交通アクセス系の会社やそこで働く人からは大ブーイングがおこりそうだ(笑)。
だが、タイムストッパーなら?
たかが30秒だけ時間が止まるだけなので、交通手段には迷惑はかからないだろう。
タイムストッパーに、30分時間を戻して、さらにその後自分に必要なタイミングで時間を止めることができれば、もっと便利かもしれない。
そうすることにより、人命救助や、世界の破滅を防ぐことも可能かもしれない。
たとえば・・核搭載のミサイルの発射を防ぐ時など・・・。
そのためには、こういうアイテムを持つのは、国のトップの側近や要人である必要があるかもしれない。そういう場所に30秒以内に行ける場所にいられる人じゃないといけないから。
ちなみに、痴漢にこのタイムストッパーを持たせたら、非常にまずいことになることは言うまでもない(笑)。
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