時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

早く終わって欲しかった正月休み

2023年01月16日 | 懐かしい系、あれこれ

暮れの頃に楽しみにしていた年末年始の休みは、気づけばとうに過ぎ去ってしまった。ほんと、あっという間に。

ここでふと思う。というか、思い出すことがある。

年末年始の休みは、特に子供時代は毎年楽しみだった。

暮れから正月にかけて、子供にとってはクリスマスやお年玉など、プレゼントや臨時収入のある時期だから。

だが、あれだけ楽しみだったはずの年末年始休みでありながらも、1月2〜3日あたりになると、早く終わってほしくなったりした。

それは…せっかくお年玉をもらって、買いたいものがあるのに、私の住む町では開いてる店かなかったから。

当時私の住んでいた町の商店街は、正月は7日くらいまでは休んでる店が多かった。まあ、それは今も変わらない店も多いかもしれない。

だが今はコンビニは元旦から開いてる店はあるし、スーパーだって店によっては2日から開いてる店もある。

昔に比べたら、開いてる店は増えた。

だが、私の子供時代は、最寄りの駅の商店街の店は正月7日すぎまでやってない店は多かった。

特に少年だった私にとっては、玩具屋とか本屋がずっと休んでいたのは大きかった。

お年玉で買いたいものはあったのに、店が開いてないから何も買えなかった。

何を買うかは、あらかた決めてあったのに。

買いたいのにお預け状態だった。

お預けをくらってると、正月休みが長く感じた。

前述のとおり、7日あたりまではそうだった。

7日間といえば、一週間である。

こっちは早く買いたいのに。待ちきれないくらいだった。

 

だから正月休みが長く感じたのだ。

そうなると、もう早いとこ正月休みには過ぎ去ってもらいたくなった。

今でも、例えば「町の玩具屋さん」などは、それくらい正月休みをとってる店はある。

でも、電車などに乗ってちょっと大きな町に行けば、へたしたら2日から開いてたり、有名店の中では元旦から開いてる店もある。

時代は変わったということが、こんな点にも出ている気がする。

 

子供にとってはお年玉が貰える正月は、かっこうの買い物シーズン。

当時は、玩具屋にとっては絶好の商売タイムに思えた正月休みなので、なんで早く営業再開しないのか、幼心に不思議だったし、損してるようにも思えた。

だからこそ、町の玩具屋などが正月休みが開けたら、速攻で買い物に行った。

待ち構えてたかのように。

 

 

まあ、こんなことを書いてきたが、玩具屋さんにとっても正月休みは堂々と長い休みをとれる口実がある時期なので、その機会を有効利用したい気持ちはわかる。

里帰りしたり、家族旅行に行ったり、のんびりしたり。

特に幼い子供のいる店主にとってはそうだろう。

 

そう、今となってはわかるのだ。

 

でも、子供時代の私にとっては、不思議だったし、残念だったし、もったいなくも思えた。

だからこそ早く正月休みは終わってほしく思えたのだった。

 

長い正月休みで、お店が開いてなくて、せっかくお年玉を貰ったのに中々買い物が出来なくてモヤモヤしたことがある子供は、きっと私だけではなかったのではないだろうか。

 


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (キャプテンゼロ)
2023-01-16 20:59:04
歳を取ると、年末年始になっても「ああ、今年も1年早かったな」
と思うぐらいで若い頃のように、感慨を感じなくなりました。
小学生時代の頃に感じた、年末年始のドキドキワクワクが懐かしいです。

クリスマスや年末の福引きをやってる商店街の華やいだ雰囲気が、大好きでした。
ボクの街の商店街は、一部の店舗は正月4日から営業してましたし
小学校近くの模型店は、元旦から営業してました。
お年玉をもらった子供たちの来店を、狙ってのことでしょう。
普段は高価で買えない1000円以上のプラモデル
(タミヤの1/12 ロータス49、タミヤの1/25 タイガー戦車など)
を買って、こたつでミカンを食べながら、お正月のテレビの演芸番組を
横目で見つつ、プラモを組み立てるのは至福の一時でした(笑)
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Unknown (だんぞう)
2023-01-17 17:18:21
私も年末年始の休みでは、なんといっても年末の休みの方が好きでした。
正月になってしまうと、また一からやり直しみたいな心境で。
それに比べて、年末の慌ただしさは活気もあったし、なんていうか1年のクライマックス感があるのが好きでした。
ドキドキワクワク感、感じてました。
というか、それは今でもそうです。

正月になると、いきなり街がひっそりとして、静かになってしまうのに拍子抜けしてました。
それでも元旦は、まだよかったのです。
でも二日目になると、街の静けさに物足りなさを感じましたし、なんといっても街の店がほとんど閉まっているのが寂しかったです。

キャプテンゼロさんの町では、元旦から営業してる模型店があったのですか?
それは羨ましいです!
また、その店、商売うまいなあと思います。

プラモに関しては、高価なプラモを買ってしまって、難しくて失敗したりした苦い思い出があったので、せめて中級のモデルにしてました。
その分値段も安かったので、節約した金で、更に別のものも買って、お得感と欲張り感を満たしてました(笑)。


お年玉で買ったおもちゃで遊びながらテレビの正月番組を見るのは、確かに至福の時間だったでしようね。
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5丁目の初日の出 (moondreams)
2023-01-18 12:40:14
子供の頃のお正月は、こちらでは1日4日ぐらいから店が開いていたような記憶。
お年玉を握りしめて向かったデパートの玩具売り場は、凄い熱気に包まれていたっけ。
みんな正月用の晴れ着や母親が年末用に揃えていた新しい服を着て商品を選んでいたんだ。

他に 正月の愉しみといえば、子供用の月刊漫画雑誌(冒険王など)の1月号が楽しみでした。
付録が通常号より特別に8点くらい付いていて、紙製のゲームやすごろくなどを親戚の同じ年頃の子供と楽しんでいました。
返信する
Unknown (だんぞう)
2023-01-18 17:48:28
7日過ぎに比べたら4日はまだ早い方ですが、元旦から待ってる子供たちにとっては4日でも遅い気がしますよね。
「やっと」という感じです。

私の暮らしてた町ではデパートなんてなかったので、ひたすら「町の玩具店」待ちでした。
デパートは様々な売り場がありますし、賑やかでしょうね。
デパートでは正月特有の「福袋」なんかも売られてますから、主婦たちも多いはず。
そこは戦場と仮してたかもしれません(笑)。

月刊漫画雑誌、私もどれか一冊だけ買ってました。
登場の月刊漫画雑誌は各紙付録の数を競ってました。
私が忘れられないのは、驚くなかれ、正月号では「30大付録」ついてた雑誌もありました。
30ですよ、30!
子供心に、凄いと思ってました。
紙製のゲーム、ありましたね。
私的には、なんといっても、紙製の組み立て付録が楽しみでした。
ある程度の厚さのある紙製の箱に入ってたのが、ワクワクしました。
組み立ててみると、案外しょぼかったのはご愛敬でした(笑)。
返信する
Unknown (捨丸)
2023-01-19 10:21:47
遅ればせながら新年のご挨拶を。
今年もお邪魔させていただきますの宜しくお願いします。

当地では年が変わった元旦の午前0時から初売りやってましたね。ただ町内の商店街は早い店で4日、多くはだんぞうさんの所と同様に7日からだったように記憶してます。
それでも子供相手のおもちゃ屋や模型店は4日からでしたね。

記憶に残ってるのプラモは有線のリモコンで腕を振りながら歩く「大魔神」とタミヤの「ロングトム自走砲」、そして「アポロ月着陸船」です。
「大魔神」は歩く部分のギミックが当時の自分には難しくて、エンジニアだった父の手で完成しました。

漫画の月刊誌は「まんが王」と「冒険王」買ってたかな。
そう、本当に10大付録20大ふろく!ぱんぱんに膨らんでヒモで十字に縛られて売られてましたね。

年末年始、冬休みという事もあり、子供にとっても本当に特別な日々でしたね。
返信する
Unknown (だんぞう)
2023-01-19 13:52:22
あらためまして、おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

元旦の午前0時から初売りですか?
それは凄い。
当地では、さすがに元旦は休んでる店が大半でした。
でもスーパーなどは二日から開けてる店もありました。
私が子供時代に住んでた町は、やはり早くて四日、多くは八日からじゃないと開けてませんでした。
子供にとっては。お年玉で買いたいものは、やはり玩具屋や本屋にありました。
プラモ、ボードゲーム、漫画単行本、ソノシートなどなど。

大魔神や月面着陸船などは、かすかに記憶にある気がします。
後。なんといってもサンダーバードのプラモとか、レーシングカー。まあ、どちらも私は買ってもらえませんでしたが。


漫画月刊誌は、毎月違う本を入手してたかも。
少年、少年画報、少年ブック、冒険王、ぼくら…などなど。
まんが王は買ったことなかったかも。
冒険王などは、毎号スピードくじなどが楽しみでした。

当時の少年月刊誌は、付録の数で競ってました。
楽しい競争でした。

正月は、漫画月刊誌を何度も読み返してました。
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