モノマネ芸というのは、昔から芸人の芸の1種類として定着している。
昨今のお笑いブームの中では、モノマネ芸の占める割合は非常に多いと思う。
最近では、モノマネでも色んなタイプ、切り口のモノマネがある。
ホント、モノマネ芸の幅は広がっていると思う。
単なるモノマネだけではなく、そこにひとひねりもふたひねりも加えたモノマネが多く、中には笑うを通り越して感心してしまうものも多い。
また、モノマネする対象の着眼点にも面白いのが多い。
で
ふと私が思ったのは
これは私の個人的趣味からくるものだが
歴史上の人物ばかりをモノマネする芸人とか出てこないかな・・なんて思ったりする。
歴史上の人物とはいっても、今の時代の人が実際には見たことがない大昔の人物で、しかもネームバリューだけは抜群に高い人物だと面白い。
幸い今は「歴女」という方々もいるので、案外ファンがつくかもしれない。
取り上げる人物は、やはり「歴女」にも人気があり、男にも人気がある人物だと更によし。
例えば
織田信長、坂本龍馬、真田幸村、伊達政宗、源義経、聖徳太子、卑弥呼、その他・・。
このへんの人物など、現代の人間で会ったことがある人はいない。
だからこそ、残されてる肖像画、写真、エピソード、資料などを調べて、それを組み上げた上で、そこからその芸人なりのオリジナルキャラクターを作る。
なまじ誰も会ったことがないだけに、イメージから自由にキャラクターを作れるんじゃないかな。
もちろん、例えば織田信長などのモノマネをする芸人はいたと思う。
だが、そういう歴史上人物ばかりをモノマネする芸人がいたら・・・・ライブを見てみたいなあ。
幸いイメージをつかみやすい人物もいる。
勝海舟なんて、べらんめえの江戸っ子口調というイメージがあるし、龍馬は普段は静かだが、しゃべりだすと説得力があり、人から借りたお金は返さないでいい・・なんてことも言ってたらしい。
織田信長は、肖像画で描かれた輪郭から、甲高い声だったと推測されている。しかも、癇癪持ちだったことも伝わっている。
そんな断片的な資料を活かして、あとはその芸人なりのイメージで、モノマネしてみたらどうかなあ。
個人的には、武田信玄と上杉謙信の2人漫才、秀吉と光秀の漫才、信長・秀吉・家康のコント、龍馬と信長の「歴上人物人気投票ベスト1」をめぐる選挙戦コント、宮本武蔵と柳生十兵衛の決闘コント、勝海舟と徳川慶喜の漫才、前田慶次と伊達政宗の「ハデさ勝負」、風魔小太郎と服部半蔵、猿飛佐助の「風魔・伊賀・甲賀」忍者コント、真田幸村と淀君のかけあい漫才・・・
う~ん、こうして考えるだけでも楽しいかも(笑)。
もちろん、それぞれの人物同士の相関関係などを活かした、パロディ漫才やコント。
そんなネタばかりやる芸風のモノマネ芸人・・・出てこないかなあ。
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