時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

世代間ギャップ? ケロヨンのバハハーイ

2022年07月12日 | 懐かしい系、あれこれ

 

世の中には色んな動物をデフォルメしてアイドル化して人気があるキャラは多い。

例えばネズミをアイドル化させたミッキーマウスやトッポジージョのように。

挙げはじめればきりがないくらい、動物キャラのアイドルはいるだろう。

 

今回取り上げたいのは、動物キャラのアイドルの1匹。

それはカエルをアイドル化させたキャラで、かつては一世を風靡したカエルキャラ「ケロヨン」だ。

 

カエルをアイドル化させたキャラは他にもいる。

たとえば「ど根性ガエル」のピョン吉。「けろけろけろっぴ」。「ケロロ軍曹」。などなど。

どれも人気者だ。

ケロヨンは、その上記のカエルキャラをしのぐほどの人気者であった時代があった。

経済効果にも大きく影響したぐらい。

 

ケロヨンというのは、元々はアニメや漫画ではなく、登場したのは着ぐるみ人形劇の中であった。

その着ぐるみ人形劇を製作してたのは、木馬座という劇団であった。

日本テレビの番組「木馬座アワー」の中の1コーナーの主人公であった。

当時私は幼かったため、記憶はかなりおぼろげだが、ケロヨンが相当な人気者だったことは覚えている。

まさに大ブームを引き起こしていたと思う。

ケロヨンをプロデュースしたのは、影絵の巨匠、藤城清冶さん。私の好きな芸術家だ。

 

ケロヨンの人気はすさまじく、ミュージカルになったり、ビニール人形が爆売れしたり、「ケロヨン音頭」という曲が大ヒットしたり、映画が作られたりした。

話によると、武道館でケロヨン関係のイベントも行われたらしい。なんでもそのイベントには数万人もの人が集まり、なんと!そこでは警備のためであろう機動隊まで登場したというから驚き。

 

そしてさらにその人気に拍車をかけたのはケロヨンが口にしてた「バハハーイ」という言葉であった。これは「バイバイ」という意味で、当時の子供たちは皆使っていた。

まさに社会現象ともいうべき人気ぶりであった。

 

「バハハーイ」は流行語として一世を風靡し、私も普通に日常会話として使ってたと思う。

完全に「バイバイ」の代わりに「バハハーイ」だった。

友達と別れる時などには、いつも使っていたと思う。

 

後年この言葉は、「20世紀少年」という漫画にも出てきたと思う。

「20世紀少年」を読んでて、キャラが「バハハーイ」というフレーズを使うシーンでは無性に懐かしくなった覚えがある。

何年・・・いや何十年ぶりにその言葉を目にしたことだろう・・と思って。

「そういや、そういう言葉があったっけ。皆使ってたなあ」とも思って。

まあ、私の記憶では「20世紀少年」の中での使われ方は、少し不気味にも思えたけどね。これは物語の流れ的に・・だった。

なにせ主人公たちにとっては敵にあたる人物が使ってた言葉だったから。

 

 

昨今、人気の出たキャラというのは、一大ブームが終わっても根強く認知されていってる気がするが、このケロヨンに関しては、若い人は知らない人が大半ではないか。

考えてみれば、例えばピョン吉などは、そのアニメが放送されてたのはだいぶ前だ。

でも、それなりにまだ知られている気がする。

 

けろっぴも根強く認識されている気はする。

 

でも、ピョン吉やけろっぴ以上に社会現象ともいえるほどのスーパーブレイクを果たしたケロヨンなのに、今ではあまり若い人には知られていないというのはなぜだろう。

 

もしかして、一大ブームが去った後、リバイバルする機会がなかったからだろうか。

あれほど売れまくっていたキャラクター商品も、浸透して根強く残ることもなかったように思える。せめてマスコットキャラとして定着して、残っていってもおかしくなかった気もするのだが。

 

それとも、今でもケロヨンのグッズは、根強く売られているのだろうか。

キャラクター商品のマスコット的な存在として。

 

単に私が見かけないだけなのかもしれないが。

 

 

ケロヨンはかつての知名度と、今の知名度のあまりの落差から、世代間ギャップのひとつとして捉えられることもあるらしい。

 

なまじかつてのブレイクぶりがあまりに凄すぎたから、余計に落差が目立つのかもしれない。

ケロヨンはブームが下火になった時、たくさんの方面に向かってバハハーイして冬眠に入ったのかもしれない。

 

 

 

・・・と思ったら、2014年にはケロヨンをプロデュースした藤城清冶さんの美術館のある栃木県で「ご当地キャラ」として復活されたという情報をネットで見つけた。

冬眠から目覚めた・・・という設定で。

 

まあ、東京に住んでる私が見かけないのは仕方ないね。

でも、この細々とした復活が、今後の何かに繋がるのだろうか。

それはまだ私にはわからない。

 

 

とりあえず、カエルのデフォルメキャラを見かけると、たまにケロヨンを思い出すことは・・・私にはある。

時には「そういえば、ケロヨンって今どうなってるのかな」などと思って。

 

 

なお、写真は実際のケロヨンそのものではありません。

 


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4 コメント

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Unknown (キャプテンゼロ)
2022-07-12 20:53:42
ありました、ありました。木馬座アワーの「ケロヨン」
とても、懐かしいです。
夕方の5時くらいに、やってました。
ボクは、アニメやマンガ以外に、幼児向きのテレビ番組も
ワリと好きだったので、風邪で学校を休んだ時
NHK教育テレビの人形劇や、ロンパールームも見てました(笑)
ケロヨンってキャラは、今でいうとゆるキャラっぽくて
ドジだけど憎めない感じでした。
他のキャラは、もぐらのモグちゃん、たぬきの
ギロバチ、司会のおねえさんが、紅一点、花を
添えていました。
現在では、見かけなくなった良心的な子供向き
番組だったと思います。

♪♪♪世の中、いろいろあるけれど、イヤなことなど
ケロヨンっと忘れ、ケロヨンで、行こ~~♪♪♪
当時、ケロヨン音頭のこのフレーズが、頭の中で無限ループしてました(笑)
返信する
Unknown (だんぞう)
2022-07-12 22:35:52
木馬座って私のイメージ的には午前のイメージだったんですが、そうですか、夕方でしたか!
もしかしたら私のイメージの中ではロンパールームとごっちゃになってたのかもしれません。
ロンパールームは午前の放送でしたものね。

もぐらのモグは覚えてます。主題歌もあったはず。かすかに主題歌の一部は覚えてる気がします。

ケロヨンはあれほど人気があったにもかかわらず、今ではまるでなかったかのようになってますね。その点少し不思議です。


ケロヨン音頭、私は全く覚えてません。よく覚えてますね!さすがキャプテンゼロさん!
返信する
Unknown (捨丸)
2022-07-15 19:58:30
ああ、ギロバチはタヌキだったんですね。
「ぎろぎろばっち〜ん」ってフレーズは憶えてます。

正直言うと私、ケロヨンダメでした・・・なんか怖くて(笑)
それとあの声も。

もひとつダメだったのが、「クレクレタコラ」。
午後七時前の5分位の番組。これも着ぐるみの寸劇みたいな番組でしたね。
要するに着ぐるみ全般が怖かったお子様時代の捨丸なのでした。
返信する
Unknown (だんぞう)
2022-07-15 22:06:43
ケロヨン、ダメでしたか?!

実は最近、カエルが他の生物とバトルしてる動画をよく見ますが、カエルってのは、自分より大きな生物でも口に入れてのみこもうとするんですね。
なかなかカエルは恐るべしです。
ケロヨンにハマったころは、カエルのそんな生態走らなかったから私はケロヨンを可愛く思えたのかも。


クレクレタコラ、リアルタイムでは見たことがありません。
もしリアルタイムで見てたらどんな感想を持ったかなあ…なんて思います。
返信する

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