ここ数年、毎年夏になると猛暑・・というより酷暑の暑さになり、そのたびに「異常気象」と言われている。
だが、こうも毎年それが続くと、もうこれは「異常」なのではないと思う。
根本的に、日本の気候が変わった・・・ということなのだろう。今やそれが普通なのだ。
だから、猛暑・酷暑の暑さというのは、異常ではなく、それが今の日本の夏なのだと認識したうえでの、色々な適応策が必要なのだろう。
今の日本の夏の暑さへの適応策、対応策・・・・・それは例えば、都市計画にも考慮されるべきではないだろうか。そう思えてならない。
例えば、海からの風をさえぎる高層ビルを、海沿いにあまり乱立させるのはどうかと思う。
もしも本当に節電の重要性を考慮するのであれば、そういう部分にも目を向けねばならないと思う。
今建っている海沿いの高層ビルを、例えば撤去するだけでも、海からの風は内地のほうに行くはず。
そうすれば、多少なりとも真夏の都市の気温は緩和できるはず。
もちろん、今すでに建っている高層ビルを撤去するのは容易ではない。
ならばせめて、今後はもう海沿いには高層ビルは建てない・・・とか。そういう都市計画はあってしかるべきではないだろうか。
そういう発想がなぜ生まれないのか・・実は少し不思議でならない。
もしや、今の日本の・・特に都市部の酷暑ぶりはあくまでも「異常」な気象であって、このまま放っておいても、いずれ昔のような「正常」な暑さに戻る・・・という認識が、まだあるのだろうか。
むしろ、このままいったら、ますます都市部の気温はあがっていくのではないか。
一体、何度まで気温が上がれば、今の酷暑ぶりを少しでも緩和する町づくりに反映されるのだろうか。
もしも地球全体が温暖化に向かっているのであれば、少しでも人間の知恵で、それに対応する町づくりが、各国でなされていけねばならないのではないだろうか。
理論で考えているだけでなく、それに対する実践こそ大事なのではないだろうか。
海沿い高層ビルの内側の土地の温度と、外側のエリアの温度の違いを、報道番組などで見せられるたびに、そう思う。
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