日本共産党・萬代ひろみブログ――いのち・くらし守る島根県政へ

出雲市議として5期16年。2011年4月に島根県議に初当選しました。みなさまに私の思い、活動の様子をお伝えします。

2月県議会で一問一答質問に立ちました

2013年03月08日 | 日記
 今議会、私は介護保険、島根原発・避難計画、オスプレイ・低空飛行訓練について、一問一答質問を行いました。

 今回は、介護保険での質問戦の様子をご報告します。

 昨年4月から訪問介護の生活援助サービスが時間短縮されたことによって、深刻な影響が生まれています。

 質問準備にあたって、実態をお聞きしたヘルパーさんからは「会話ができず、利用者さんの状態把握が難しくなった」「お年寄りが時計を見ながら、あと何分と時間ばかりを気にしておられる」など切実な現場の実態をお聞きしました。

 生活援助は、利用者の在宅生活を支えるために、なくてはならない支援です。在宅重視といいながら、援助時間を短縮する国のやり方は許せません。県として実態把握を行い、必要な対策を講じること、国へ生活援助の時間を元に戻すよう求めました。

 また、保険料滞納を理由に制裁措置が実施されている問題を取り上げ、必要な介護が受けられないということがあってはならないと指摘しました。

 私のもとには、この間、介護ベッドと週2回のデイサービスを利用していた人がペナルティにより、利用料の1割負担が3割負担となり、デイサービスを中止したという事例が寄せられていたのです。

 2011年度、高い保険料が払えず、滞納となっている人が県内で2,851人に上っています。その中には、給付減額措置の対象となっている人が77人もあります。
 
 答弁では、77人のうち「介護サービスの給付減額期間中に3割の利用料を払ってのサービス利用者は39人、残り38人はサービスの利用がなかった」ということでした。

 必要な人に十分な介護が受けられない制裁措置(ペナルティ)は、命にかかわる問題です。私は、本人や家族に対する弁明の機会を設け、安易な制裁措置は行わないよう強調したところです。

 その他、介護職員の処遇改善の拡充、保険料・利用料の減免制度の拡充、透析患者の方が特養施設などでの入所や短期入所を断られるという実態についても取り上げました。

 質問にあたって、多くの関係者のご意見を賜りました。ありがとうございました。

 次回は、島根原発・避難計画、オスプレイ・低空飛行訓練についてご報告します。

 
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